今世界的に最も注目されているお酒の一つが「テキーラ」。
主原料である多肉植物のアガベのみを使用した100%アガベテキーラや高級なテキーラが普及するなど、プレミアム化がよく語られる昨今ですが、その人気拡大を支えているとされているのが、“カクテルとしてのテキーラ”の広がりです。
そこで今回は、英Drinks Internationalが発表する世界のバーでの人気カクテルランキング「The World’s Bestselling Classics」などを参考に、今世界で人気を集めるテキーラカクテルを5つピックアップ!
それぞれ簡単な情報とレシピを添えてご紹介します。
⇒世界のバーで人気のカクテル・ランキング TOP50 [2020年版] 〜 レシピ付きでご紹介
1. マルガリータ
まずご紹介するのは、テキーラカクテルとしておそらく最も有名であるだろう「マルガリータ」。
1930〜40年代にアメリカまたはメキシコで誕生したとされ、スペイン語でデイジー(ひなぎく)を意味するマルガリータと名付けられたこのカクテルは、さっぱりした甘さと、グラスの縁にあしらわれた塩による爽やかな味わいが特徴。
全てのカクテルの中でもとりわけ人気が高く、前述の人気カクテルランキングの最新版では7位にランクイン。近年のテキーラ人気によりマルガリータの人気も高まっており、ベースのテキーラ銘柄にこだわってみたり、様々なフルーツでアレンジしてみたりと、バリュエーションの豊かさも人気の理由の一つでしょう。
テキーラ1/2、ホワイトキュラソー1/4、ライムジュース1/4、塩
2. トミーズマルガリータ
マルガリータのアレンジレシピとして、近年最も人気を集めるカクテルの一つ「トミーズマルガリータ」。
サンフランシスコの世界的有名バー「Tommy’s」のオーナーバーテンダーであるフリオ・ベルメホさんが考案したカクテルで、IBA(国際バーテンダー協会)に「新時代のカクテル」として認められ、前述の人気ランキングでは2020年版からマルガリータカテゴリーから独立し、13位にランクイン。
通常のマルガリータとの違いは、ベースに100%アガベテキーラを使用し、ホワイトキュラソーの代わりにアガベシロップを使用する点。それに伴い度数が20度前後と若干低くなっており、テキーラの魅力がより活きたナチュラルなマルガリータです。
アガベ100%テキーラ2/4、アガベシロップ(水で1:1に希釈)1/4、ライムジュース1/4
⇒サンフランシスコ生まれの大人気カクテル「“トミーズ”マルガリータ」とは
3. パロマ
テキーラの産地であるメキシコで、定番の飲み方とされる「パロマ」。
とてもカジュアルなカクテルですが、前述の人気ランキングでは最新版で36位にランクイン。(テキーラカクテルとしては3位)
テキーラとグレープフルーツジュース、ソーダまたはトニックウォーターで作る、炭酸と柑橘、塩による爽やかな風味と、テキーラの甘さが絶妙にマッチした味わいが特徴です。また、アルコール度数が低いのも特徴で、近年世界的に低アルコールのお酒に注目が集まる中、注目のカクテルと言えるでしょう。
テキーラ30ml、グレープフルーツジュース30ml、ソーダ適量、塩
4. メスカルネグローニ
ジンやハーブリキュールをベースに作られるイタリアで生まれのカクテル「ネグローニ」。そのベースのジンを、テキーラの仲間であるメスカルに代えたのが「メスカルネグローニ」です。
テキーラと同様にメスカルの人気も爆発的に高まっていること、そしてネグローニもまた、人気ランキングで6年連続で2位につけるほどのカクテルであることも関係して、メスカルネグローニの注目度も増しています。
ネグローニ特有のコクのある甘苦さに、メスカル特有のスモーキーな風味が加わり、よりエッジの効いた味わいを楽しめます。
メスカル30ml、カンパリ30ml、スイートベルモット30ml
5. ハイボール
最後にご紹介するのは、ウイスキーでもよく知られる定番の飲み方「ハイボール(ソーダ割り)」。
実は、近年のテキーラ人気の中心地であるアメリカでも人気を集めているのだとか。
テキーラにはシルバーやレポサド、アネホなど、樽熟成の有無やその期間の長さよってクラス分けがされており、香りや味わい、色合いもかなり異なってきます。
そうした変わった特性を持つテキーラゆえ、ベースを変えることで個性や味わいの広がりは無限大。カジュアルかつ爽やかにそのテキーラが持つ魅力に触れることができます。
テキーラ適量、ソーダ適量
⇒世界で最も売れてるテキーラは?テキーラ世界売上ランキングTOP6【2019版】
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