サンフランシスコ生まれの大人気カクテル「“トミーズ”マルガリータ」とは

サンフランシスコ生まれの大人気カクテル「“トミーズ”マルガリータ」とは

テキーラを使った代表的なマルガリータ。
日本でもよく知られるカクテルですが、それをツイスト(アレンジ)させた「トミーズマルガリータ」はまだまだ知られていません。

実はこのカクテル、世界のトップバーでの人気カクテルランキング「The World’s Bestselling Classics 2020」にて、全カクテルの中から13位にランクイン。さらにIBA(国際バーテンダー協会)によって「新時代のカクテル」としてリストアップされた、今世界では大人気のカクテルなのです。

今回は、そんなカクテルの生みの親である、サンフランシスコの名店「Tommy’s」のオーナー、フリオ・ベルメホさんによるセミナーの内容を元に、トミーズマルガリータがどんなカクテルなのか、レシピも添えてご紹介します。

“アガベ”にこだわったナチュラルなマルガリータ

テキーラをベースに、ホワイトキュラソー(オレンジの皮のリキュール)、そしてライムジュースを使用し、縁に塩があしらわれたグラスに注がれるのが一般的なマルガリータ。
こちらも長年の王道カクテルとして前述のランキングで堂々7位にランクインするカクテルですが、トミーズマルガリータは今を代表するカクテルの一つとしてマルガリータそのものの人気を底上げしているとされています。

トミーズマルガリータ

オリジナルのトミーズマルガリータはオンザロックスタイルで提供される

では一般的なマルガリータとの違いは何でしょうか?

その違いは大きく2つ。
1つはベースに“アガベ100%テキーラ”を使用すること。アガベ100%テキーラとは、テキーラの主原料である多肉植物の“アガベだけ”を使用し、副材料を使わずに造られた本格派テキーラで、日本でも多く流通しています。(必ずボトルに“100% de AGAVE”などと記されている)
そしてもう1つの違いは、ホワイトキュラソーの代わりに“アガベシロップ”を使用すること。アガベシロップは数年前から日本でも注目されていた素材で、アガベから糖分を抽出した自然派シロップです。

アガベ100%テキーラ

アガベ100%テキーラを使用するのが大きな特徴

つまりは、テキーラのアイデンティティでもある“アガベ”に重きを置いているのがトミーズマルガリータ。
天然由来の素材のみを用いることによるナチュラルな甘さとライムの酸味が特徴で、その洗練された味わいから、アメリカなどではIT長者やセレブの間で特に人気とされています。

考案者が語るトミーズマルガリータ

フリオ・ベルメホさん

トミーズマルガリータについて語るフリオ・ベルメホさん

そんなトミーズマルガリータが誕生したのは、「The World’s 50 Best Bars」に何度もランクインしているサンフランシスコ・ベイエリアのメキシカンバー「Tommy’s」。
現在同店の経営権を両親から引き継いだバーテンダーのフリオ・ベルメホさんが「伝統的なマルガリータだけでは満足できなかった」として考え着いたのがトミーズマルガリータでした。

フリオさんのお店には厳選されたアガベ100%テキーラだけが並び、同カクテルは「飲み手が(ベースの)銘柄を自由に選べることにこだわっている。夏はシルバーなど透明なテキーラ、冬は樽熟成させたアネホなどでしっかりと、シーンに合わせて味を変えることもできる」と言います。
また、ライムジュースは、新鮮さをキープするため注文都度にカットして搾汁。アガベシロップは水で1:1に希釈することでスムースな甘さに。「グラスに塩をつけない」のもこだわりなのだとか。

トミーズマルガリータを作るフリオ・ベルメホさん

通常のマルガリータ同様にシェイクして作る

そのトミーズマルガリータは今や世界へと羽ばたき、多方面から認められる人気カクテルとしての地位を確立させました。
フリオさんは、トミーズマルガリータをとおして「多様なマルガリータの魅力を知ってほしい」のだと言います。
日本でも味わえるバーが少なくないこのカクテル、まずは一度味わってみては?

レシピ

  • アガベ100%テキーラ: 2/4(30ml)
  • アガベシロップ(水で1:1に希釈): 1/4(15ml)
  • フレッシュライムジュース: 1/4(15ml)

※オリジナルレシピでは塩は用いず氷を加えたオンザロックスタイルで作られるが、基本的には自由

小針 真悟
著者:小針 真悟

[LiquorPage運営責任者] お酒の現場を7年経験したのちに独立。お酒の魅力を多くの人に知ってもらうべく、2016年11月に「LiquorPage」の運営を開始。 洋酒から和酒まで幅広い知見をベースに、ジン専門書籍やテキーラメディアなど外部酒類メディアの執筆協力の他、イベントの企画運営にも携わる。(ただの酒好き)

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