原料不足が騒がれるほど人気が急上昇しているメキシコの美酒、テキーラ。
今や数え切れないほどのテキーラが日本でも流通しており、その味わいはもちろん、個性や歴史、背景などあらゆる面から飲む手を楽しませています。
そんな数多あるテキーラの中でも今回オススメしたいのが「ドン・アルバロ」と「ブエン・アミーゴ」
実はこれらのテキーラ、ワインの超名門ともいうべき一族が、情熱にかられ創り出したテキーラなのです。
当記事では誕生背景などを含め、これら2つのブランドについてご紹介!!
メキシコ最高峰のワイナリーを有する「チェト家」
「ドン・アルバロ」と「ブエン・アミーゴ」
これらのテキーラを創り出したのはメキシコ最大のワイナリーとも言われる「CETTOワイン」のオーナー家一族であるアルバロ・チェト氏。
チェト家はイタリアにルーツを持ち、アメリカ・カリフォルニア州の南隣に位置するバハ・カリフォルニア州で3世代にわたってワイン造りを続けており、これまでに100以上もの国際的な賞を受賞している名門ワイナリーです。
そうした一族に生まれたアルバロ氏は、当然のようにワイン造りに携わっていました。
一族の伝統を継承することもできたのですが、ある出会いをキッカケに違う道を歩むことになります。
テキーラとの出会いが同氏を突き動かしたのです。
なぜワインの名門一家に生まれながらテキーラ造りを始めたのか?
メキシコが誇る世界的な美酒、テキーラ。
そのテキーラと出会い、深く知ったアルバロ氏は、味わいはもちろん伝統的な製法や健康的なお酒であることなど、あらゆる面で魅了されたのだと言います。
元々ワイン造りに携わっていた同氏は、原料の出来がお酒の質を大きく左右する点など、テキーラとワインに共通点を見つけると、ブドウのように高貴な原料であるブルーアガベを扱ってみたいと思うようになります。
そうした気持ちはやがて「ワインのように美味しいテキーラを自分達で造りたい」という情熱に。
メキシコの伝統文化とも言うべきテキーラへのリスペクトもあり「造るならば最高のものを」と心に決めたアルバロ氏は、今から28年前に質にこだわったテキーラ造りを始めたのです。
熱い情熱と強いこだわりのもと誕生したオーガニック・テキーラ「ドン・アルバロ」と「ブエン・アミーゴ」
“ドン” アルバロ・チェト氏のテキーラへの情熱と強いこだわりによって誕生したのが、ブルーアガベのみを原料したアガベ100%テキーラ「ドン・アルバロ」と「ブエン・アミーゴ」です。
実はこれらのブランド、名前こそ異なりますが、同じ造りをしており、ドン・アルバロはブランコとアネホ、ブエン・アミーゴはレポサドのみとなっていることから、同一ブランドとしてみなしても良いとのこと。
元々は、生産に携わった者とアガベを友に見たて名付けた「ブエン・アミーゴ(日本語で“素晴らしき友”)」が先に誕生し、その後、アルバロ氏が理想とするテキーラとして自身の名を冠した「ドン・アルバロ」が誕生しました。
そうした背景があり、別のブランド名になっているようです。
「ドン・アルバロ」と「ブエン・アミーゴ」最大の特徴はオーガニックであること
これら2つのテキーラには、アルバロ氏がワイン造りで培ったノウハウが活かされています。
ワイン造りと同じように原料、つまりアガベの質にとことんこだわり、自社畑で長期栽培した最高級アガベ、それも本来の質を引き出すべく有機栽培で育てたアガベのみを使用。原料はアガベ100%であることから正真正銘の「オーガニックテキーラ」であり、アメリカやヨーロッパなどでオーガニックとして認証されています。
今こそオススメできるアルバロ氏のテキーラ
このように、ワインの名門一家に生まれたアルバロ・チェト氏の熱い情熱によって生まれた、オーガニックテキーラ「ドン・アルバロ」と「ブエン・アミーゴ」
その味わいは唯一無二で、他のテキーラとは少し異なることからファンが多いとされており、日本での輸入元であるアルマテラ社によればリピート率が非常に高いのだとか。
また、広大なアガベ畑を所有していることから、流通量が安定しているのも特徴の一つ。
今日のテキーラ業界では流通が不安定になっているブランドも多いことから、そういった意味では今こそオススメできるテキーラとも言えます。
ちなみにアルバロ氏はメキシコで初めてアガベシロップを手がけたことでも有名。
テキーラと同じ畑のアガベを使用したオーガニックのアガベシロップで、そのうちいくつかのブランドはアルマテラ社が輸入を手がけています。
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