ビールでよく聞く「ホップ」とは一体どんなもの?

ホップとは?

ビールのCMや広告なんかでよく「〇〇ホップ使用!」などのワードをよく見聞きしますよね?
おそらくこのワードを見て「なるほどね」と理解できる方は、そう多くないと思います。

そもそもホップって何?
というのが大半の方の所感でしょう。

そこで本記事では、ビールに使用している「ホップ」とは一体どんなもので、どんな役割があるのか、お酒初心者の方でも分かりやすいようにご説明していきます。

スポンサーリンク

そもそもホップとは何か?

ホップとは植物の一種です。
広告やパッケージでもたまにホップが描かれていることがあるので、なんとなくホップ=植物と理解していた方もいるでしょう。

一体どんな植物か?
ホップはツル性の植物(ハーブ)で、ツルを伸ばして成長していきます。
ビールに使用されるのはホップの花の部分(球花と言います)で、その見た目は緑色の松ぼっくりのようにも見えます。

緑色の松ぼっくりのようにも見えるホップ

ドイツやチェコ、アメリカなどビールが有名な地域で主に栽培されていて、日本のビールの多くはこれら海外産のホップを使用しています。

このホップをビールの原料として加えることで、ビール特有の苦味と香りを与えているされています。
ビールの色の濁りを取り除く効果もあり、さらには雑菌の繁殖を抑え、保存性も高めてくれます。
ビールといえば「麦芽」のイメージが強いですが、このホップも重要な原料なのですね。

ちなみにホップは、その風味の良さと鎮静効果などから、ハーブティーとしても重宝されています。

ホップによってビールの味が決まると言っても過言じゃない

前述のように、ホップはビールに独特の苦味と香りを与えています。
ビールのあの苦味やスッと抜けていく香りはホップによるものだったのですね。
確かに考えてみれば、麦芽だけであんなに苦くなるわけがないですからね。

つまりは、ビールはホップによって味が決まる、と言っても過言ではないわけです。
もちろんホップにも様々な種類と産地があり、特徴もそれぞれ違いますから、どのホップをどれくらい使うかで味や香りが変わります。

なのでメーカー側は、広告等でよく「〇〇ホップ使用!」と喧伝するのです。

ホップの主な種類

ホップの種類は、主に3つに分類されます。
その種類によって、苦味が強かったり、香りが使ったり、その特徴は様々です。

ファインアロマホップ

香りと苦味が穏やかなホップで、よく上品と例えられます。
品質の高いホップとされ、日本ではチェコ産のファインアロマホップを多く輸入しています。

アロマホップ

香りが強いのが特徴のホップで、その反面味わいは穏やかになるとされています。
香りのタイプは様々で、グレープフルーツのような柑橘系の香りのものからスパイシーな香りのものまであります。

ビターホップ

苦味が強いのが特徴のホップで、こちらは香りは穏やかになります。
その苦味の強さから、スタウト(黒ビール)などによく使用されています。

ホップの特徴をより感じることができるビール

ホップの特徴についてご説明しましたが、ここで、よりホップの特徴を感じることができるビールをご紹介したいと思います。

パンクIPAというビールはご存知でしょうか?
いわゆるクラフトビールに分類されるスコットランドのビールで、最近日本でも人気が高まっています。

以前こちらの記事【クラフトビールとは?普通のビールとの違いは何?】でも少しだけ触れたビールなのですが、こちらのビールがホップの特徴をより強く感じることができるわけは、超大量のホップを使用しているからです。
一般的なビールに比べて、その使用料はなんと40倍。(公式動画チャンネルより)
一度飲んでみれば「これがホップか」と分かっていただけると思います。

ちなみにホップの種類はニュージーランド産アロマホップで、かなり強烈なグレープフルーツの香りと風味を感じることができます。

スポンサーリンク

まとめ

ホップについてお分かりいただけたでしょうか?
ホップが、ハーブとしての価値も高いことに意外と感じた方もいるかもしれませんね。

最近では、ビールの趣向が多様化してきたことにより、様々なビールを味わえるようになりました。
その様々なビールの重役を担っているのがホップなのですね。

ビールが多様化していく中で、ホップについて覚えておいて損はないと思います。

それではこの辺で。
以上、「ビールでよく聞く「ホップ」とは一体どんなもの?」でした。

スポンサーリンク
小針 真悟
著者:小針 真悟

[LiquorPage代表] 豊富な現場経験と長年のお酒愛によって、ジンを筆頭にあらゆるお酒の知識を持つ。ジン専門書籍やテキーラメディアなど外部酒類メディアの執筆協力の他、イベントの企画運営にも携わる。

関連記事

  1. 黒ビールと淡色ビール・色が違う理由 黒ビールに淡色ビール…ビールの色合いが違うワケとは?
  2. アメリカで大流行するクラフトなお酒たち クラフトビールにクラフトウイスキー…アメリカではクラフトなお酒が…
  3. 2018 リカマンウイビアメッセ in KYOTO ウイスキー、クラフトビールが京都に集結!「リカマンウイビアメッセ…
  4. 三重のブリュワーが地元のビール文化を発展させるべくクラウドファンディングを開始! 三重のブリュワーが地元のビール文化を発展させるべくクラウドファン…
  5. 来場者4900名の大盛況!「リカマンウイビアメッセ in KYOTO」レポート 来場者約5000名の大盛況!「リカマンウイビアメッセ in KY…
  6. 大人気ベルギービール、ヒューガルデン・ホワイトがリニューアル!特徴と魅力をご紹介 大人気ベルギービール、ヒューガルデン・ホワイトがリニューアル!特…
  7. 常陸野ネストビールとは 世界で人気のクラフトビール「常陸野ネストビール」を知る
  8. なぜ、プレミアムビール「ミラー・ジェニュインドラフト」はパーティー好きの若者向けなのか? 若者向けプレミアムビール?「ミラー・ジェニュインドラフト」が日本…

おすすめ記事

沖縄発トロピカルなジン「ORI-GiN 1848」の開発者に聞く、誕生ストーリーとジンに込めたこだわり 沖縄発トロピカルなジン「ORI-GiN 1848」~ 開発者に聞く、誕生ストーリーとジンに込めたこだわり

決して流通量が多くないジンでありながらも、バーテンダーなどプロから特に高い評価を得ている沖縄のジンが…

世界トップバーテンダー監修のバーで楽しめる焼酎!「The SG Shochu」が新発売 世界トップバーテンダー監修のバーで楽しめる焼酎!「The SG Shochu」が新発売

本来焼酎はバーでも楽しめるもの。改めてそう思わせてくれるような焼酎が登場します。国内外に複数…

カクテルを和に味変!「ジャパニーズビターズ」が新フレーバー“桜”のクラウドファンディングを開催中! カクテルを和に味変!「ジャパニーズビターズ」が新フレーバー“桜”のクラウドファンディングを開催中!

カクテルにたった数滴垂らすだけで、和のフレーバーに洗練させることができたら、面白いと思いませんか?…

人気の記事

  1. あのパーカーポイントが日本酒に!90点以上78銘柄を発表 日本酒版パーカーポイント
  2. ジャパニーズ・クラフトジンが今アツい!話題の4銘柄をご紹介 ジャパニーズ・クラフトジン
  3. 日本でも流行必至!「クラフトジン」の特徴と銘柄まとめ クラフトジンとは?
  4. ウイスキー世界売り上げランキングTOP20 世界ウイスキー売上ランキング
  5. 世界一売れているビールは?2015年世界シェアTOP10を発表! 世界一のビールは?

新着記事

関連記事

PAGE TOP