世界中でウイスキーが造られている中で、最も有名だとされるのがスコットランドで造られるスコッチ・ウイスキー。
一口にスコッチと言えでも数えきれないほどのブランドが世界では流通しています。
今回はそんなスコッチに関して、英Drinks Internationalによる「THE SPIRITS RANKING 2020」を元に、世界におけるスコッチの売上(出荷数)ランキングの上位10ブランドをご紹介します。
⇒世界のウイスキー売上ランキングTOP30【2020版】
10位 ベル / Bell’s
売上(出荷数):190万ケース (ケースあたり9L換算)
タイプ:ブレンデッドウイスキー
まず10位にランクインしたのは「ベル」。
40種以上の原酒をブレンドして造られれるこのブランドは、とりわけイギリスで高い人気を誇り、ベルの名にちなみ門出を祝うお酒として欠かせないアイテムとされています。
9位 ラベル5 / Label 5
売上:270万ケース
タイプ:ブレンデッドウイスキー
続いて9位はフランスのラ・マルティニケーズ社が所有する「ラベル5」。
世界50カ国以上で展開されるブランドですが、所有元がフランスなだけあって同国内で大きな人気を誇るブレンデッド・スコッチです。
8位 ブラック&ホワイト / Black & White
およそ300万ケース出荷し、8位にランクインしたのは犬のラベルが印象的なスコッチ「ブラック&ホワイト」。
世界トップレベルのシェアを誇るディアジオ社が手がけるブランドの一つです。主にウイスキー新興国で愛され、ブレンデッドスコッチとしては珍しく現在急成長中のブランドでもあります。
7位 J&B
こちらもディアジオ社のブレンデッドスコッチ「J&B」が7位に。
1970年代にはその売上が300万ケースを超えたともされる長年人気のブランドです。ただし近年はマイナス成長を続けるなど人気に陰りが見えています。
6位 デュワーズ / Dewar’s
日本でもよく知られるバカルディ社のスコッチ「デュワーズ」が6位にランクイン。
ハイボールの起源にもなったとされるブランドで、特にアメリカで大人気とされています。そのバランスに優れた繊細な味わいは、日本人の舌にもマッチします。
5位 ウィリアム ローソンズ / William Lawson’s
売上:330万ケース
タイプ:ブレンデッドウイスキー
5位にランクインしたのは、デュワーズ同様にバカルディ社がオーナーのスコッチ「ウィリアム ローソンズ」。
日本では正規展開がされてないブランドですが、イギリス以外の西欧や南米の一部ではとりわけ高い人気を誇るとされています。
4位 グランツ / Grant’s
ウイスキーメーカーとしてはとても有名なウィリアムグラント&サンズ社の主力ブランド「グランツ」が4位に。
180カ国以上で親しまれているブランドで、日本では三陽物産社が輸入を手がけています。フルーティーでバランスに長けた味わいが人気のブランドですが、昨年より出荷数が8%減っています。