ウイスキー初心者向け!ウイスキー専門用語まとめ【全36語】

ウイスキー専門用語集

歴史が長く、奥が深いウイスキーは、ワインなどと並んで専門用語が多いお酒です。
本記事では、ウイスキー初心者が、よりスムーズにウイスキー選びをできるよう、商品説明などに登場する専門用語をざっくりと解説していきます。

以下、本記事でご紹介する専門用語一覧です。
※各用語をクリックすると解説欄に移動します。

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ウイスキーの種類・タイプに関連する用語

基本的なウイスキーの種類に加えて、クラフトウイスキーやNASなど。

モルト

発芽させた大麦(大麦麦芽)。ウイスキーの原料。

グレーン

モルトを含むトウモロコシ、ライ麦など穀物類。ウイスキーの原料。

モルトウイスキー

モルトだけを使用し、ポットスチル(単式蒸留器、後述)で造られたウイスキー。
香味が豊かで個性的な酒質。

グレーンウイスキー

グレーンを使用し、パテントスチル(連続式蒸留機、後述)で造られたウイスキー。
香味は少なめでクリアな酒質。

ブレンデッドウイスキー

モルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンド(混ぜた)したもの。
一般的なブレンド比率はモルト4:グレーン6。

角やジョニーウォカーなどがこれにあたる。

シングルモルトウイスキー

単一の蒸留所で造られたモルトウイスキー。

山崎や余市、マッカランなどがこれにあたる。

ブレンデッドモルトウイスキー

複数の蒸留所で造られたモルトウイスキーをブレンドしたもの。

竹鶴などがこれにあたる。

バーボンウイスキー

トウモロコシを51%以上使用し、内側を焦がした新樽で熟成されたアメリカ産ウイスキー。
(※一般的にウイスキーでは中古樽が使用される)

ジムビーム、フォアローゼズ、ワイルドターキーなどがこれにあたる。

テネシーウイスキー

バーボンウイスキーの製法に加えて、サトウカエデの活性炭でろ過(チャコールメローイング)されるアメリカ・テネシー州産のウイスキー。

ジャックダニエルなどがこれにあたる。

ライウイスキー

ライ麦を51%以上使用し、内側を焦がした新樽で熟成されたアメリカ産ウイスキー。
近年はアメリカ以外で生産されることも。

アメリカンウイスキー

アメリカ産ウイスキーの総称。バーボン、ライウイスキーなど。
そのほとんどが新樽熟成。

スコッチウイスキー

スコットランド産ウイスキーの総称。

クラフトウイスキー

クラフト蒸留所、マイクロディスティラリーと呼ばれる小規模生産者が手がける少量生産のウイスキー。
個性が強くなる傾向がある。

NAS(ノンエイジ)

ノンエイジステートメントの略。熟成年数の表記がないウイスキー。単にノンエイジとも呼ばれることも。
コストパフォーマンスが良い傾向があり、近年人気が上昇。

ニューポット(ニューメイク)

蒸留液。蒸留したての無色透明のウイスキー。
通常はニューポットは樽熟成されるが、限定で製品化されることも。

原酒

一般的に樽熟成中のウイスキーを指す。

樽・熟成関連用語

樽の種類や熟成の種類などの用語。

カスク

熟成に使用する樽のこと。
バーボンの場合、バレルとも呼ぶ。

シングルカスク

通常ウイスキーは、複数の樽の原酒をブレンドするが、これをせず、(良質な)単一の樽から瓶詰めされたウイスキーをシングルカスクと呼ぶ。

シングルバレル

シングルカスクのバーボンの場合の呼称。

カスクストレングス

シングルカスクを加水せず(水で度数調整をせず)に瓶詰めされたウイスキー。
アルコール度数が高く、55〜60度前後。

カスクフィニッシュ(ウッドフィニッシュ)

通常の樽熟成後に別の樽に移し替えて短期間熟成する製法。

シェリー樽

スペインの酒精強化ワイン・シェリーの熟成に使用した樽。
シェリー樽で熟成すると、フルーティーでドライフルーツのような甘みを生むとされる。
近年数が不足しがちで価格が上昇傾向にある。

バーボン樽

バーボンウイスキーの熟成に使用した樽。
バニラのような甘みを生むとされる。
スコッチウイスキーの大半はバーボン樽を熟成に使用。

ミズナラ樽

日本のミズナラを木材として使用した樽。
香木を思わせるオリエンタルな香りを生むとされる。

ファーストフィル(セカンドフィル)

シェリー樽やバーボン樽を中古樽として初めて使う場合、ファーストフィルと呼ぶ。
2度目の場合はセカンドフィル。
2度目以降は単にリフィルと呼ぶこともある。

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その他関連用語

その他ウイスキーに関連する用語。

ポットスチル

単式蒸留器のこと。
主にモルトウイスキーに使用される。

原料の風味が残りやすい傾向がある。

パテントスチル

連続式蒸留機のこと。
主にグレーンウイスキーに使用される。
コラムスチルなどと呼ばれることも。

原料の風味が残りにくく、クリアな酒質になる傾向がある。

カフェスチル

旧式のパテントスチル。
旧式がゆえ生産効率は低いが、原料の風味が残りやすいとされている。

今日ではとても希少な蒸留機で、ニッカウヰスキーなどが所有。

ブレンド(ブレンダー)

目的の味に仕上げるため、または品質を一定に保つため、複数の原酒を混ぜること。
ブレンドを担当するものをブレンダーと呼ぶ。ウイスキーの花形の職。

ディスティラリー

蒸留所のこと。
近年増加傾向にある小規模蒸留所は、クラフトディスティラリー、マイクロディスティラリーとも呼ぶ。

ピート

麦芽を乾燥させる際に、燃料の一部として使用される泥炭。
今日では香味づけのために使用され、ピートを使用すると独特のスモーキーな薫香がつく。

たくさんピートを使用したものをヘビリーピーテッドと呼ぶ。
また、ピート由来の香味のことをピーティと呼ぶことも。

例外を除いて、スコッチと一部のジャパニーズウイスキーでのみ使用される。

ppm

ピートの焚き込みレベル。10ppmといったように数値で示される。
より数値が高い方がピートの香味が強くなる傾向がある。

ノンチルフィルタード

冷却ろ過していないウイスキー。
冷却ろ過により多少なりとも風味が失われるため、ノンチルフィルタード商品はより本来の味に近いとされている。

スペイサイド

スコッチの代表的な産地。
スペイサンド地方産のシングルモルトをスペイサイドモルトと呼ぶ。

マッカランやグレンフィディック、グレンリベットなどがこれにあたる。

アイラ島

スコッチの代表的な産地。
アイラ島のシングルモルトをアイラモルトと呼ぶ。
ピートをたくさん使用し、スモーキーで海の潮の香りや薬品臭を思わせる個性的なウイスキーが多い。

ラフロイグやアードベッグ、ボウモアなどがこれにあたる。

ボトラーズブランド

独立系の瓶詰め業者が、蒸留所からウイスキーを樽ごと買い付け、独自に熟成・瓶詰めを行ったウイスキー。
それに対し、蒸留所が瓶詰めまで手がけたものをオフィシャルボトルと呼ぶ。

トワイスアップ

ウイスキー1:水1で割る飲み方。
アルコール度数が半減し、刺激が抑えられるため、一番味を捉えやすい飲み方とされている。

【参考文献】
ウイスキー完全バイブル|ナツメ社 監修・土屋守
ウイスキーコニサー資格試験教本|ウイスキー文化研究所
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小針 真悟
著者:小針 真悟

[LiquorPage代表 / GINfest.TOKYO運営メンバー] 豊富な現場経験や長年のお酒愛によって、ジンを筆頭にあらゆるお酒の知識を持つ。WEB制作面で酒類イベントに携わることも多い。

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