今、ジン&トニックが大きく進化していることはご存じでしょうか?
ジン&トニックといえば、ジンをトニックウォーターで割っただけのシンプルなカクテル。
実はそのベースとなるジンの業界が、様々な香りを持つ個性豊かなクラフトジンの急増など、今世界的に大きく盛り上がっており、その最もポピュラーの飲み方の一つであるジン&トニックもまた多様化しているのです。
フルーティーなものやスパイシーなもの、ハーバルなものなど、どのジンをチョイスするかによって、ジン&トニックの仕上がりも大きく変化します。
そこで今回は、美味しいジン&トニックを楽しんでもらうべく、オススメのクラフトジンブランドを6つピックアップ。いずれも比較的有名なブランドですが、それぞれ特徴が異なるため、飲み比べを楽しめるはずです
1. シップスミス
2009年、長らく元気をなくしていた“ジンの聖地”ロンドンで、200年ぶりに誕生した新たな蒸溜所、シップスミス蒸溜所で造られるジンがこちら。
19世紀ごろ確立されたロンドンドライジンの伝統的な製法とレシピを現代に甦らせたこのジンの登場によって、聖地としてのロンドンに活気が戻り、クラフトジンのムーブメントがヨーロッパ中に波及したとされています。
そんなシップスミスの特徴は、ジュニパーベリーを軸としたエレガントな香りと力強い味わい。シンプルながらも洗練されており、ライムやレモンを加えず、ただトニックで割るだけで、ハイレベルなジン&トニックを楽しむことができます。
まずは味わっておきたい王道のジン&トニックです。
2. フォーピラーズ
近年、凄まじい勢いでクラフトジンの産地として成長しているオーストラリア。そんな同国を代表するブランドが「フォーピラーズ」です。
酒類メディアDrinks Internationalが世界のトップバーを対象に調査し、発表したジンのトレンドランキングでは、3位にランクインするなど、日本はもちろん世界的にその名は知れ渡っています。
フォーピラーズの特徴は、香り付けのボタニカルの軸としてフレッシュなオレンジを使用していること。一般的には乾燥させたピールを使用するところ、フレッシュの、しかも実ごと使用することで、オレンジの甘く華やかな香りをしっかり感じられます。
また、アニスやカルダモンなどのスパイシーな香りも感じられ、シップスミスより少々甘くスパイシーなジン&トニックを楽しむことができます。
3. ジン マーレ
ジンの世界的産地であるスペインが誇る人気ブランド「ジン マーレ」。
洗練されたスタイリッシュなボトルに記された「メディタレーニアンジン(地中海ジン)」というワードのとおり、オリーブを軸に、バジル、タイム、ローズマリーなど地中海産のハーブ類をふんだんに使用しているのがこのジンの最大の特徴です。
オリーブを多用していることあり、数あるジンの中でもとりわけオイリーな口当たりは独特で、また、ハーブの香りを強く感じるそのスタイルは唯一無二とも言えます。
ジン&トニックとして味わってもその特徴は崩れず、ハーバルなジン&トニックを味わいたい方に特におすすめのジンです。
4. ジーヴァイン ジン フロレゾン
フランスといえばワインの一大産地ですが、そのアイデンティティをジンに反映させたブランドが「ジーヴァイン ジン フロレゾン」です。
ジンはベースとなるお酒(スピリッツ)に、香り付けのボタニカルを加え蒸溜することで完成しますが、一般的にはベースのお酒は穀物や糖蜜が原料となります。しかしこちらのジンでは、フランスらしくブドウが原料のスピリッツを使用し、ボタニカルにはその花も使用。それにより、柔らかい口当たりとなり、フルーティーかつフローラルな香りはこのジンならではの特徴です。
とりわけ繊細で華やかなジン&トニックとなることから、ジン初心者の方にもオススメです。
5. オピア
「東から西へ旅するスパイス」というコンセプトのもと、古代のスパイス航路に基づいて使用ボタニカルが選ばれたイギリス産のジン「オピア」。
オリエンタルなボトルデザインが特徴的ですが、そのイメージ通り、ジンの中でもとりわけスパイシーが香りが特徴のジンです。
カレーのような香りとも例えられるこのジンのトニック割りは、他のブランドをベースとしたジン&トニックとは一線を画しており、スパイスをふんだんに使った料理との相性もバッチリ。
好みは分かれがちですが、好きな人にはバチっとハマる、飲むスパイスとも言えるジンがオピアです。
6. SAKURAO GIN ORIGINAL / 桜尾ジン オリジナル
最後に日本のジンをご紹介。
広島のSAKURAO DISTILLERYで造られる「SAKURAO GIN」。そのスタンダード商品が「ORIGINAL」です。
近年、焼酎をベースに使用したり、日本ならではの製法で造られる国産クラフトジンが急増していますが、SAKURAO GINは、あくまでロンドンドライジンの伝統的な製法で製造。香り付けのボタニカルも、スタンダードな素材を軸としながらも、お茶やゆずなどを使用することで個性をプラス。
ロンドンドライジンに日本のエッセンスを加えたジンは、海外でも評価が高く、購入しやすい価格帯であることから人気となっています。
そもそもこちらのジンは「ジン&トニックで美味しいジン」を目標に製造されており、国産ジンの中では特にジン&トニックにオススメしたい銘柄です。
クラシックなジン&トニックとしての骨格がありながら、どこか日本らしさも感じるジン&トニック、是非味わってみては?
⇒広島から世界に羽ばたくジン「SAKURAO」の開発者に聞く、誕生ストーリーと広島へのこだわり
⇒AmazonでSAKURAO GIN ORIGINALをチェック!
⇒そのまま飲んでも美味しい!ジン&トニックにオススメのトニックウォーター4選
⇒国産クラフトジンの造り手インタビュー記事まとめ
⇒ジン好きが選ぶ、まず味わっておきたい「定番クラフトジン」6選
Amazonのジン・クラフトジンストアはこちら!
⇒Amazonのジンストア