【中部地方版】国産クラフトジン全ブランド一覧 〜 14ブランドの特徴を紹介

【中部地方版】国産クラフトジン全ブランド一覧 〜 14ブランドの特徴を紹介

日本のどの地域でどんなジンが造られているのか、気になる方のために一覧でまとめました!

今回の対象となる地域は愛知や新潟、岐阜など9県からなる“中部地方”。大部分が森に覆われた自然豊かな地域ですが、今や盛んにジンが造られています。
当記事では、2021年9月1日時点で買える全ての国産ジンブランドの中から、中部地方のクラフトジン(※)を都道府県別にピックアップ。
それぞれブランド別に特徴などをご紹介します。

気になるジンがあればぜひ試してみてください。

※一般的に“クラフトジン”とみなされることがあるジンをピックアップしています



新潟

YASO GIN

YASO GIN
野草の酵素を活かした飲料や食品などを手がけてきた越後薬草社が2020年にスピリッツ事業に参入。同年リリースしたのが「YASO GIN」です。
よもぎなど80種類の野草を使ったスピリッツ「YASO SPIRITS」をベースに、2021年版では越後トウキ、日本ヤマニンジン葉、ジンセンベリーなど51種類のボタニカルを使用した、世界でも稀に見る131種類もの素材の香りを閉じ込めたジンです。
よもぎの香りを中心にとてもハーバルなジンで、複雑で奥ゆきを感じさせる味わいが特徴です。

※下記は「YASO GIN 2021」の情報

造り手 越後薬草(新潟・上越市)
主なボタニカル 越後トウキ、日本ヤマニンジン葉、ジンセンベリーなど
度数/容量 41%/700ml
値段 6,380円(税抜)

ROKUMOJI

ROKUMOJI
木製プロダクトや林業をしてきた企業がジンの事業に参入し、2020年にリリースしたのが「ROKUMOJI」です。
地元の森林資源のボタニカルをキーとし、林業の過程で本来なら廃棄される間伐材であるアテビを使用。そのほか地元新潟の特産物を用いたサスティナブルなクラフトジンです。
ウッディで爽やかな香りが特徴的です。

造り手 新潟麦酒(新潟市)/企画・ろくもじ
主なボタニカル アテビ、クロモジ、ドライアップルの芯など
度数/容量 43%/700ml
値段 6,780円(税込)

富山

今のところ富山産のクラフトジンは誕生していません。
しかし、ハーブ畑が併設する美容と健康の体験型施設「ヘルジアンウッド(立山町)」を運営するGEN風景社が蒸溜所の新設およびジンの製造に向けて準備中です。
今後に期待しましょう。

ヘルジアンウッド公式HP
https://healthian-wood.jp/

石川

今のところ石川産のクラフトジンは誕生していません。
しかし、金沢市にパブ併設の蒸溜所「Alembic Distillery」が開業しており、現在ジンの製造に向けて準備中です。
今後に期待しましょう。

Alembic Distillery公式HP
https://alembic.jp/

その他、英国で製造しているため国産クラフトジンにはあたりませんが、珠洲市産のユズや月桂樹を使用した「能登ジン」も発売に向けて準備中です。

能登ジン公式HP
https://www.notogin.com/

福井

今のところ福井産のクラフトジンは誕生していません。
今後に期待しましょう。

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山梨

クラフトジン 漣(れん)

クラフトジン 漣(れん)
ワインをはじめとしたお酒の輸出入や開発などを手がける徳岡社の企画のもと、山梨の南アルプスワインアンドビバレッジ社が製造したクラフトジンです。
2021年に発売されたばかりの新しいブランドで、国産スピリッツと甲斐の名水をベースに、ゆずや山梨県産の桃の果汁、山椒、茶葉など6種類のボタニカルが用いられています。

造り手 南アルプスワインアンドビバレッジ(山梨・笛吹市)/企画:徳岡
主なボタニカル ゆず、桃果汁、茶葉など
度数/容量 45%/720ml
値段 2,680円(税込)

梓 Azusa

梓 Azusa
上記の「漣」と同じく、南アルプスワインアンドビバレッジ社が手がけるクラフトジンで、小型のハイテク蒸溜器(iStill)によって造られています。
サトウキビ由来のスピリッツにジュニパーベリーを漬け込んで蒸溜したものをベースとし、さらにゆずや山椒、茶葉など5種の和のボタニカルが使用されています。

造り手 南アルプスワインアンドビバレッジ(山梨・笛吹市)
主なボタニカル ゆず、山椒、茶葉など
度数/容量 45%/720ml
値段 2,178円(税込)

長野

香の森(かのもり)

香の森(かのもり)
「養命酒」を手がけることで知られる養命酒製造社がジン造りが参入し、2019年にリリースしたのが「香の森」です。
約100年もの間、養命酒を造り続けることで向きあってきた、ボタニカルへの知見と技術が活かされています。
軸となる素材にはクロモジを用い、その他18種類のボタニカルが使用されています。
ブランド名に“森”がつくように、深い森の中にいるようなとりわけウッディで口当たりは滑らか。クロモジのフレーバーがしっかりしたジンです。

造り手 養命酒製造(長野・駒ヶ根市)
主なボタニカル クロモジの枝と葉、トチュウの葉、桑の実など
度数/容量 47%/700ml
値段 4,500円(税抜)

香の雫(かのしずく)

香の雫(かのしずく)
「香の森」の兄弟ブランドにあたるのが「香の雫」です。
香の森と同様にクロモジを軸としながらも、レモンピールなどジンのオーソドックスなボタニカルを11種類に厳選。値段も抑えられており、スーパーやコンビニなど幅広く流通しています。
クロモジのウッディな香りがメインではありながら、バランスも良いのが特徴です。

造り手 養命酒製造(長野・駒ヶ根市)
主なボタニカル クロモジ、レモンピール、コリアンダーなど
度数/容量 37%/300ml
値段 880円(税抜)

白樺ジン

白樺ジン
山間のまち、佐久穂町で日本酒や焼酎造りを行う黒澤酒造が手がけるクラフトジンで、2020年秋にリリースされました。
焼酎をベースに、地元が誇る、日本一美しいとされる八千穂高原の白樺の美林を活かすべく、その樹液と枝葉を使用。枝葉はボタニカルのキーとして、樹液はアルコール度数調整の際に使用されています。
その他、ジュニパーベリー以外のボタニカルも地元産の素材が使用されています。

造り手 黒澤酒造(長野・佐久穂町)
主なボタニカル 白樺、木の芽、桑の実など
度数/容量 40%/500ml
値段 3,000円(税抜)

YOHAKHU(余白)

YOHAKHU(余白)
130年の歴史を持つ佐久市の芙蓉(ふよう)酒造が手がける、地元の自然を活かしたクラフトジンで、2020年末にリリースされました。
酒粕焼酎や穀類スピリッツ、果実スピリッツなど複数の原酒を用いて造られたスピリッツをベースとしているのが特徴的で、地元の山で採れたクロモジや熊笹(くまざさ)、リンゴなどをボタニカルとして使用しています。

造り手 芙蓉酒造(長野・佐久市)
主なボタニカル クロモジ、熊笹、青実山椒など
度数/容量 45%/500ml
値段 6,000円(税抜)

桜蔵(SAKURA)

桜蔵(SAKURA)
自然豊かな伊那市高遠町。この地で150年間お酒を造り続ける仙醸社が製造を担い、マスターソムリエが監修したジンが「桜蔵」です。
米由来のスピリッツをベースに“天下第一の桜”と称される地元の名物、高遠城址公園の“タカトオコヒガンザクラ”の葉をボタニカルの軸として使用しているのが特徴です。

造り手 仙醸(長野・伊那市)
主なボタニカル 桜の葉など
度数/容量 45%/500ml
値段 3,300円(税抜)

岐阜

アルケミエ ジン

アルケミエ ジン
自然豊かで水が綺麗な郡上八幡。その山間部にある辰巳蒸留所で造られるクラフトジンです。
創業者の辰巳祥平さんが、基本的には一人で製造を行う少量生産のジンで、その時々の旬の素材など、ボタニカルを使い分けた銘柄が定期的にリリースされています。
基本的には粕取焼酎とチコリ焼酎をベースとしており、フルーティーな吟醸香とジュニパーベリーのグリーンな香りを軸に、フレーバーがしっかりしたジンです。

※下記は定番銘柄の「犬啼」の情報

造り手 辰巳蒸留所(岐阜・郡上市)
主なボタニカル ジュニパーベリー
度数/容量 45%/500ml
値段 4,500円前後
※「アルケミエ ジン」はほとんど通販では出回りません。酒販店で購入しましょう。

NAKATSU GIN

NAKATSU GIN
野菜を中心とした事業を行うサラダコスモ社が運営する中津川蒸留所が、2021年夏にリリースしたばかりのクラフトジンが「NAKATSU GIN」です。
同社は元々チコリ焼酎を手がけており、辰巳蒸留所にジンのベースとして供給もしていたことから、自社でもジンの製造も開始。第1弾ボトルでは、ペルー産のピスコ(ブドウのスピリッツ)をベースに、地元産のイチゴ、マイヤーレモン、ピンクレモネード、バレンタインライムなどのほか、チコリを使った、4種類のボトルがリリースされています。

※下記は「NAKATSU GIN(いちご)」の情報

造り手 中津川蒸留所(岐阜・中津川市)
主なボタニカル イチゴ(紅ほっぺ)、チコリの根など
度数/容量 50%/500ml
値段 3,850円(税込)

静岡

LAZY MASTER

LAZY MASTER
2020年に沼津市に誕生した蒸溜所で造られるクラフトジンで、その名は地元に伝わる昔話に登場する“怠け者の仙人(LAZY MASTER)”にちなんでいます。
その昔話にまつわる地元の柑橘や、伊豆半島の柑橘がふんだんに使用しています。
第一弾となるボトル「~Silky Citrus~」は、地元のブリューパブが製造した大麦由来の原酒をベースに、柑橘を軸とした8種類のボタニカルが使われています。

※下記は「~Silky Citrus~」の情報

造り手 沼津蒸留所(静岡・沼津市)
主なボタニカル 西浦みかん、へだたちばな、クロモジなど
度数/容量 42%/500ml
値段 4,610円(税込)

BONITO

BONITO
西伊豆町で立ち上がったベンチャー、西伊豆プロジェクトが企画し、沼津蒸留所で造られるクラフトジンです。
地元の名産品であり、伝統文化として根付く“カツオ節”と、天城の“深層水”を使ったジンで、そのブランド名は英語でカツオを意味する“BONITO”から取っています。
300本限定での販売です。

造り手 沼津蒸留所(静岡・沼津市)/企画:西伊豆プロジェクト
主なボタニカル カツオ節、だいだい、夏みかんなど
度数/容量 42%/500ml
値段 5,200円(税込)

愛知

愛知クラフトジンキヨス

愛知クラフトジンキヨス
日本酒「鬼ころし」で知られる清須市の老舗酒造、清洲桜醸造が手がける、2019年に誕生した愛知初のクラフトジンです。
愛知ゆかりの蒲郡みかんや金時生姜、西尾市の抹茶など、地元の素材を含む合計10種類のボタニカルを使用しており、和柑橘が程よく香り、バランスが良いドライな味わいとなっています。
値段の手頃さも特徴的です。

造り手 清洲桜醸造(愛知・清須市)
主なボタニカル みかん、生姜、抹茶など
度数/容量 40%/500ml
値段 1,650円(税込)



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小針 真悟
著者:小針 真悟

[LiquorPage運営責任者] お酒の現場を7年経験したのちに独立。お酒の魅力を多くの人に知ってもらうべく、2016年11月に「LiquorPage」の運営を開始。 洋酒から和酒まで幅広い知見をベースに、ジン専門書籍やテキーラメディアなど外部酒類メディアの執筆協力の他、イベントの企画運営にも携わる。(ただの酒好き)

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