「パトロンは一つのジャンルだと思っている」
– 中村さんは、個人的にテキーラにどんなイメージをお持ちですか?
中村:味にしろ歴史、文化にしろ他のお酒にない個性や魅力を持ったお酒だと思っています。
だからこそ好きな人はとことんハマるような気がします。
– ではパトロンについてはどうでしょうか?
中村:パトロンについては、テキーラというより「パトロンというジャンル」みたいなイメージです。
パトロンを飲むことが一つのステータスというか、高級車に乗ることがステータス…それらとパトロンも似ていると感じています。そうしたラグジュアリーなイメージは間違いなくあると思っています。
それと同時に、手作りというイメージもあります。
今もタオナ(アガベの搾汁に使う石臼)といった伝統製法を継承されていますし、完成するまでの製法も独特です。
スタイルというか、誕生の経緯や味ももちろんですが、テキーラの中でも良い意味で個性があると感じています。
そういったところも踏まえると、テキーラを楽しむという点で、飲んだことのない方にもぜひ飲んでみてほしいと思うブランドの一つだと思います。
– 今回そのテキーラを使ったカクテルコンペで優勝をされたわけですが、テキーラをさらに美味しくする上でのヒントなどあるのですか?
中村:バーで使うにしても自宅で楽しむにしても、テキーラによく合い、手に入りやすい柑橘系が個人的にオススメです。
ライムやレモンはもちろん、グレープフルーツジュースやオレンジジュースなどは取り入れやすいですし、テキーラにはすごく合うと思います。
シンプルに飲むなら、パトロンのシルバーにライムとソーダが好きです。
– 家庭で楽しむ場合だと、どんな飲み方をオススメしますか?
中村:先ほども触れたソーダ割りです。それとグレープフルーツジュースとソーダで割った「パローマ」というカクテルも、簡単ですし美味しいのでオススメです。
定番の飲み方ですし、ジンで言うならジントニックのような位置付けに感じています。
このインタビューの続きは後編で
後編では、中村さんがどのようにバーテンダーになったのか、そのストーリーやカクテルへのこだわり、コンペで素晴らしい結果を収められる理由などについて語っていただいています。
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