バーテンダーへの8つの質問 – SPIRITS BAR Sunface SHINJUKU / 東京・新宿

まず、そもそも若い頃から将来は自分の飲食店を持ちたいと考えている人間でした。その関係で調理師免許を取得するために動いていたのですが、21歳の時に働いたダイニングバーでお酒に出会ったことをきっかけに、世界の様々なお酒やカクテルに興味が湧いてきまして…だんだんとバーの世界にのめり込んでいったんです。大学卒業後の23歳にはバーのカウンターに立つようになっていましたね。

よく意外だと言われるんですが、ビールが一番好きです。単純に一番量を飲んでいるというのもありますけど、お酒って飲むシュチエーションがとても大事だと思います。仕事上がりの1杯、スポーツ後の1杯、友人とのバーベキュー時の1杯など、ビールにはとても良い思い出があるんです。

宅配業者のセールスドライバーですかね。
実は、お店を出店するための自己資金を貯めるために3年半、ヤマト運輸でセールスドライバーをしていたんです。接客、効率、体力の全てが必要な奥の深い仕事でして、個人的にはとても好きでした。お客様に自分の名前を呼んでいただける喜びとか、覚えているんですよ。

飲み物や食事をオーダーするときは、なるべく新しい物を選ぶように心がけています。あと、食材を購入するときは必ず匂いを嗅いで、記憶に定着させるようにしていますね。そうすることによって、新しいカクテルが作りやすくなるんです。

完全に仕事が趣味の人間です。最近だと、スパイスに興味が出てきたので資格を取ってみたり…あとはグラスが好きすぎて、新しくグラス屋を始める準備をしています。全てが趣味の延長なんです。
好きな時間は通勤時間ですね。自宅がある千葉から新宿のお店まで1時間かかるのですが、その時間を活用して、電車の中で好きなことをするのがお気に入りです。

エンターテイメント性の高いところに住んでみたいですね。例えばラスベガスやバンコクなど、とても面白そうだと思います。

「DONS OF TEQUILA(「ホセ・クエルボ」のカクテルコンペティション)」の世界大会で優勝した時です！大声で叫んでしまって仲良くなったキプロス代表とハグをしたのを覚えています。先日親不知を抜歯した時も、優勝者の名前が呼ばれる瞬間が見えまして…走馬灯って本当にあるんですね。あ、そうなると親不知を抜いた時が一番エキサイティングだった瞬間になるのかもしれません(笑)

今まで自分のことしかできていないので、何かを後世に残せるようになるのが今後の目標ですね。技術や知識のセミナーや、スタッフの育成など頑張っていきたいと思います。あと、バーテンダーを始めたときから目標にしているのは、自分のお酒を世に残すことです。100年後にも自分の名の入ったお酒が残っていて、誰かが笑顔で飲んでくれていればとても嬉しいですね。