近年のウイスキーブームから「飲めるようになりたい」と思う方が増えています。
なかでも、その飲んでいる姿への憧れから、ストレートやロックで飲めるようになりたい、と思っている方は多いと思われます。
今読まれているあなたも、まさにそう思っているのではないでしょうか?
しかしご存知のとおり、ウイスキーは度数が40度以上で、しかも独特の味がする「ちょっとキツいお酒」でもあります。
本記事ではそんなウイスキーの、特にロックとストレートに飲み慣れる方法を、筆者の体験談を踏まえながらご紹介していきます。
筆者がウイスキーがおいしいと思えるようになった方法
筆者がウイスキーを飲み始めたのは、もうかれこれ10年近くも前になります。
「カッコいいから」という単純な理由で飲み始め、最初はとても美味しいとは感じることができませんでした。
ただ、当時から「飲み慣れたい」という気持ちだけでなく「(知識などを)知りたい」という気持ちも強く、味がわかるようになりたかったので「ロックかストレートで飲めるようにならなければ!」と思っていたのですね。
ほぼ家飲みがベースでしたが、結果的には半年後ぐらいにはロックで、その後はストレートが基本的な飲み方になっていました。
それでは、筆者がウイスキーに飲み慣れた「方法」にご紹介しましょう。
筆者は、どうしてもロック、ストレートで飲めるようになりたかったので、ウイスキーを飲む時は最初の一杯目に、ほんの少しだけストレートで飲むようにしていました。
そしてその後に水割り、もしくはハイボールで飲みようにしていました。
もちろんストレートではキツいので、ちょっとだけ飲んで、その後は水かソーダで薄める感じです。
すると、だいぶ「飲みやすくなった、これなら飲める」と感じるのですね。
水割り、ソーダ割りに慣れてくると、だんだんとストレートやロックに興味が湧いてきました。
おそらく、最初にストレートで味わっていたぶん、ウイスキーそのものの味のイメージが残っていたからだと思います。
怖いもの見たさのような感じですかね。
あくまでおいしく飲めたのは、薄められたウイスキーでしたが、キツいストレートの味が基準になっていたのかと。
最初から水割り、ソーダ割りだけで飲んでいては、こちらが味の基準になっていたとも思います。
当時はこれを、計画的に「方法」としてやっていたわけではありませんが、結果的には吉と出たのでしょう。
あくまで筆者の体験談なので、確定的なことは言えませんが、もし早くウイスキーに飲み慣れたいと思うなら、ぜひ試してみてください。
水割り、ハイボールに慣れてきたら…
ビールやワインと違って、様々な飲み方があるのが、ウイスキーの良さでもあります。
そこで、ウイスキー初心者が飲み慣れるために、ぜひおすすめしたい飲み方があります。
「トワイスアップ」という飲み方です。
ウイスキー1:に対して、水:1
つまりウイスキーと水、半々で割った飲み方ですね。
本来は氷を入れずに飲むのがトワイスアップですが、氷を入れても良いでしょう。
比率的にも味わい的にも、水割りやハイボールと、ストレートやロックのちょうど中間です。
飲みやすさが残りながらも、しっかりと味を感じることができます。
なので「水割りやハイボールに慣れたけど、まだストレートではキツい」そんな段階で試してみると良いかもしれません。
実はこのトワイスアップは、テイスティングのプロが用いる方法で、ウイスキーの味が最もわかる飲み方とされています。
(度数が強いウイスキーは、刺激が強く、味が正確にわかりづらいため)
筆者も、今でもこのトワイスアップは、テイスティング時にはストレートとセットでやるようにしています。
最初はブレンデッド・ウイスキーがおすすめ
ここまではウイスキーの飲み方についてでしたが、ここでは「何を飲めば良いのか」をご紹介します。
まず、ウイスキー初心者の方は、飲みやすいものから始めるに越したことはありません。
そこでおすすめしたいのがブレンデッド・ウイスキーです。
ウイスキーは大きく分けると、シングルモルトとブレンデッド・ウイスキーがあります。
シングルモルトは、飲みやすさより味の個性が強いものが多いので、あまり初心者向きとは言えません。
逆にブレンデッド・ウイスキーは、飲みやすさを求めて作られるものが多いので、初心者に向いていると言えます。
こちらの記事で詳しく説明しています。
せっかくなので、ブレンデッドウイスキーの中でも、特に飲みやすくおすすめの銘柄をいくつかご紹介しましょう。
バランタイン12年
筆者がまだウイスキーを飲み始めた頃「これは飲みやすい」と始めてリピートしたのが、このバランタイン12年です。
カナディアンクラブ
こちらはカナディアンウイスキーの代表銘柄。カナディアンウイスキーは酒質がライトで飲みやすい銘柄が多いのが特徴です。
ホワイトホース
クセがなくとても飲みやすいスコッチです。何よりその値段の安さが嬉しいポイントです。
シーバスリーガル
こちらはバランタインと並ぶスコッチの代表銘柄。ほんのり甘く、香りが華やかで、高級酒のような味わいです。
サントリー・ローヤル
サントリーのウイスキーの中では王道ではありませんが、穏やかでほんのり甘く、初心者にはうってつけです。
まとめ
ここまで参考になりましたでしょうか?
筆者は、早く飲み慣れるために、一口目は必ずストレートで飲むようにしていました。
それから、トワイスアップの飲み方は、おすすめなのでぜひ試していただきたいですね。
なお、あくまで本記事では「ストレートやロックで飲み慣れる」に焦点を当てましたが、水割りやハイボールで飲み続けるのも良いと思います。
ウイスキーには様々な飲み方があるため「正解」の飲み方は存在しません。
せっかく興味を持たれたのであれば、自分にあった飲み方を見つけ、ウイスキーを好きになっていただきたいですね。
それではこの辺で。
以上、「ウイスキー初心者がウイスキーに飲み慣れるようになるには…」でした。