どのジャンルにおいても、世界ランキングには興味が湧いてしまうもの。
メキシコの美味しい地酒・テキーラは、今アメリカを筆頭に世界的に人気が急上昇中のお酒です。
誰もが知るハリウッドセレブが手がけるテキーラが度々話題になるなど、お酒の業界の中でもとりわけ元気なカテゴリーでもありますが、そんなテキーラの世界で、最も売れているブランドは何なのでしょうか?
当記事では、英Drinks Internationalによる「THE SPIRITS RANKING 2019」を元に、世界におけるテキーラの売上(出荷数)ランキングの上位6ブランドをご紹介。
日本でも人気のあのテキーラたちはランクインしているのでしょうか?
6. Olmeca Altos / オルメカ アルトス
売上:110万ケース (以下、ケースあたり9L換算、2018年実績)
まず6位にランクインしたのは、日本でも長く親しまれているテキーラ「オルメカ」のプレミアムラインナップにあたる「オルメカ アルトス」。
2009年に誕生した比較的新しいブランドながら(日本でも2017年に販売開始)、アメリカを中心に高い人気を誇るとされています。
2人の世界的なバーテンダーとのコラボレーションによって生まれたアガベ100%テキーラで、洗練された甘みと滑らかな味わいが特徴です。
5. Hornitos / オルニートス
売上:130万ケース
日本でも有名なサウザのプレミアムラインナップ「オルニートス」が5位にランクイン。
創業者のドン・セノビオ・サウザが開発した製法にちなみにその名が付けられてたブランドは、副原料を使用しないアガベ100%テキーラです。
昨年の売上は110万ケースだったものの、19%増しの130万ケースに成長。ここ5年間でおよそ90%成長しており、来年はさらに順位を上げているかもしれません。
しかし残念ながら、今現在日本への正規輸入はありません。
4. El Jimador / エル ヒマドール
売上:130万ケース
人気のテキーラ「エラドゥーラ」の姉妹ブランドである「エル ヒマドール」が、130万ケースで4位に。
日本でも2000円前後で入手できるという安価な価格帯ながら、原料にアガベのみを使用したアガベ100%テキーラであり、その優れたコストパフォーマンスが長い間人気を呼んでいます。
日本では、シルバーとレポサドの2種が販売されています。
3. Don Julio / ドン・フリオ
売上:130万ケース
3位にランクインしたのは、アガベ100%テキーラの中でもとりわけ高い人気を誇り、高級テキーラの王道としても名高い「ドン・フリオ」。
日本でも手に入る最上クラスの「ドン・フリオ レアル」は、なんと50,000円という逸品。
上品な甘みとスムースでまろやかな口当たりは、テキーラを普段飲まないという方でも飲みやすく感じられ、日本でも人気の高いブランドです。
⇒テキーラ界の常識を変えた“伝説の男”が生み出した「ドン・フリオ」〜 誕生ストーリー
2. Patrón / パトロン
売上:250万ケース
3位のドン・フリオにほぼダブルスコアの差を付けて2位にランクインしたのが、ラグジュアリーテキーラとして広く知られる「パトロン」。
昨今、テキーラは“セレブのお酒”とも言われていますが、その代名詞的なブランドがこのパトロンです。
華やかなシーンでも度々登場するこのテキーラは、ブランドのアイコンでもある蜂の蜜のような甘みが感じられ、その洗練された味わいに多くのセレブが魅了されています。
一番価格の安いシルバーでも5,000円前後という高価なテキーラながら、全ブランドの2位という結果はまさに快挙です。
⇒セレブに愛されるテキーラ「パトロン」はサスティナビリティを大切にしていた