バーボンウイスキーを飲んだことがある方なら“世界ではどんなブランドが人気なのか”気になったことがあるのでは?
アメリカでのみ生産が許されるバーボンですが、日本でも数多くのブランドが流通しています。
当記事では、英Drinks Internationalによる「THE SPIRITS RANKING 2020」を元に、世界におけるバーボンの売上(出荷数)ランキングの上位5ブランドをご紹介。
日本でもよく見かけるあのバーボンたちは、果たして世界でも人気があるのか、5位から順に見ていきましょう。
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5位 ウッドフォードリザーブ / Woodford Reserve
バーボンの聖地、ケンタッキー州で最も長い歴史を持つ蒸溜所で造られる「ウッドフォードリザーブ」が5位にランクイン。
高価格帯のバーボンながらも毎年大きな成長を続け、2015-2019年の4年間でなんと2倍のボリュームに成長しています。
このバーボンの特徴は、通常バーボンの製造に用いる連続式蒸溜機ではなく、ポットスチル(単式蒸溜)を用いていること。大手バーボンとしては唯一であり、リッチなフレーバーを楽しめるプレミアムバーボンです。
4位 ワイルドターキー / Wild Turkey
七面鳥のラベルでおなじみ、日本でもよく知られるバーボン「ワイルドターキー」が4位に。
長い間バーボンのトップブランドの一つとして高い人気を誇り、とうもろこしの比率が低い独自のレシピと、内側を強く焦がした新樽での熟成からくる力強い味わいを特徴としています。
詳しくはこちらの記事でご紹介しています。
3位 ブレット バーボン / Bulleit Bourbon
3位にランクインした「ブレット バーボン」は、ウッドフォードリザーブ同様に、高価格帯のプレミアムバーボンながらも急成長しているブランドです。
2015年の100万ケースから170万ケースにまで出荷数を伸ばしています。
ライ麦を多く使用した独自のバーボンで、その名はブランドを興したオーガスタス・ブレットの名に因んでいます。とりわけスムースな口当たりは、近年カクテルのベースとしても人気を集めています。
2位 メーカーズマーク / Maker’s Mark
日本でもTVCMが放送されるなど、近年その人気を拡大させている「メーカーズマーク」が2位にランクイン。
バーボンの一般的な原料はとうもろこしとライ麦、大麦麦芽の3種ですが、メーカーズマークはライ麦の代わりに冬小麦を使用。それによって甘みを強く感じさせる滑らかな口当たりとなっており、バーボンとしては優しい味わいが人気を呼んでいます。
2015年の出荷数が160万ケースだったことを踏まえると、このブランドも急成長ブランドの一つと言えます。
1位 ジムビーム / Jim Beam
2位に4倍以上の差をつけてダントツの1位に輝いたのは「ジムビーム」。
1795年創業の老舗バーボンブランドであり、長い間トップに君臨。その軽やかな口当たりや、「ジムビーム ハニー」などラインナップの多さは人気の理由の一つです。
メーカーズマーク同様にサントリーの系列会社がオーナーのブランドで、こちらもTVCMが放送され一般的な居酒屋でも提供されるなど日本でも広く浸透しています。
その圧倒的なシェアを鑑みると、しばらくはトップの座は揺るがないでしょう。
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