金霧島や黒宝霧島など…霧島の変わりダネシリーズ4銘柄まとめ

金霧島、黒宝霧島、AX霧島

黒霧島や赤霧島といえば、焼酎をあまり知らない人でもその名は知っている超有名芋焼酎ブランド。
手がける霧島酒造は焼酎メーカーとして国内No.1の売り上げを誇る(※帝国データバンクより)ことから、名実ともにNo.1の芋焼酎と言ってよいでしょう。

そんな霧島ですが、実は霧島ブランドとして、皆さんがよく知る銘柄以外にも多くの銘柄がリリースされているのはご存知でしょうか?

金霧島、黒宝霧島、AX霧島、<玉>金霧島

今回ご紹介するのは、あまりよく知られていない上記4銘柄。
これらは実は、霧島銘柄の中でもかなりエッジの効いた、変わりダネシリーズなのです。
特徴をまとめていきましょう。

霧島には「健麗酒」なるシリーズがある

今回ご紹介する「金霧島、黒宝霧島、AX霧島、<玉>金霧島」は、霧島が展開する「健麗酒」なるシリーズの銘柄です。

健麗酒とは、自然の恵みを存分に活かした、要するに「健康+酒」に特化した霧島シリーズ。
芋焼酎をベースに、漢方などを使用しているのが特徴で、養命酒などとは異なり「味わうこと」にも特化しており、心にも身体にも優しいのが特徴です。

金霧島には高級漢方「冬虫夏草」を、黒宝霧島には「チャーガ」を、そしてAX霧島には「アスタキサンチン」を使用しており、見た目はもちろん、味もかなりユニークです。
特殊な造りをしているため、通常の霧島シリーズよりもやや高価ですが、商品コンセプトや特異性から、贈答用としても人気のようです。

筆者が働いていたお店ではシリーズ全てを扱っていましたが、お酒の色にもインパクトがあるため、お客さんの関心度が高いシリーズでもありました。

金霧島とは?

金霧島は、黒霧島をベースに「冬虫夏草」と呼ばれる高級漢方を使用したお酒。
漢方を使用しているため分類上はスピリッツとなりますが(黒宝霧島もAX霧島もそう)、風味づけされた焼酎といったところです。

冬虫夏草とは、読んで字のごとく「冬は虫だが夏に草になる」キノコの一種。
要するに虫に寄生するキノコなのですが「動物と植物と菌類が融合した貴重な生き物」として古来より、健康に役立つとして重宝されてきたとされています。
生態だけ見るとなかなかインパクトがある冬虫夏草ですが、実際に今でも希少な漢方薬として、お店で売られている代物。

金霧島では贅沢にも、その冬虫夏草を使用しており、お酒の色がややゴールドなのが特徴。
ここまでのイメージだと「金霧島はきっと苦いんだろう」と思うかもしれませんが、「ちょっとハーブのような芋焼酎」といったところで、普通の霧島と比べハーブ様の華やかな香りがあり、味わいにはむしろ甘みがあります。芋臭さはありません。

<玉>金霧島

<玉>金霧島は、いわゆる金霧島の上級シリーズ
ベースには長期貯蔵の芋焼酎(通常とは異なるジョイホワイトを使用)を使用し、金霧島の冬虫夏草に加えて、ツバメの巣やフコイダン、コプリーヌなど高級素材や、バニラなどが使用されています。

値段はもちろん高価ですが、見た目のゴジャース感はさることながら、造りもゴージャスとなっています。

黒宝霧島とは?

黒宝霧島は、黒霧島をベースに「チャーガ」と呼ばれる健康食品を使用したお酒。

チャーガとは、ロシアなど寒い地域に自生する白樺の木に、ごく稀に寄生するキノコの一種で、黒くゴツゴツした見た目が特徴です。
健康効果への期待から「森のダイヤ」とも呼ばれているようです。

黒宝霧島では、この希少なチャーガを使用しており、アガベシロップや黒蜂蜜なども使用することで、自然由来の「美味しさ」も追及されています。
お酒の色合いが真っ黒であることから、苦そうに思うかもしれませんが、アガベシロップや黒蜂蜜が味の調整の役割も果たし、むしろ甘みを感じる味わいとなっています。
コーヒーの様な独特な深みもあり、他霧島シリーズや金霧島に比べ、味わい深いのが特徴です。

AX霧島とは?

AX霧島は、黒霧島をベースに「アスタキサンチン」と呼ばれる天然色素を使用したお酒。

アスタキサンチンとは、サケやカニ、エビなどを赤くする色素とされ、健康効果への期待から近年特に注目されている成分の一つです。

AX霧島では、アスタキサンチンだけでなく、アガベシロップやローズヒップ、ダージリンティーも使用し、赤色の発色の美しさだけでなく、香りと味も独特のものとなっています。
その色のイメージから「アセロラっぽい甘酸っぱい味」をイメージする人が多いのですが、AX霧島はそういった味わいではなく、ほろ苦さと甘みが入り混じるリキュールのような味わいが特徴です。

まとめ

最後に「金霧島、黒宝霧島、AX霧島、<玉>金霧島」からなる霧島の健麗酒シリーズについてまとめると…

  • 金霧島では、黒霧島に冬虫夏草を使用。
  • <玉>金霧島は、金霧島の上級シリーズで、ツバメの巣なども使用。
  • 黒宝霧島では、黒霧島にチャーガなどを使用。
  • AX霧島では、アスタキサンチンなどを使用。

このように、それぞれが唯一無二の特徴をもつのが健麗酒シリーズの特徴です。

ちなみに筆者イチオシは金霧島。
洋酒と和酒の中間のような、ハーバルで華やかな味わいは個性的ながらも飲みやすく、個人的に好きな銘柄です。

ぜひ見かけた際は試してみてください。

著者:小針 真悟

[LiquorPage運営責任者] お酒の現場を7年経験したのちに独立。お酒の魅力を多くの人に知ってもらうべく、2016年11月に「LiquorPage」の運営を開始。 洋酒から和酒まで幅広い知見をベースに、ジン専門書籍やテキーラメディアなど外部酒類メディアの執筆協力の他、イベントの企画運営にも携わる。(ただの酒好き)

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