日本でも少しずつ注目を浴びるようになってきた炭酸飲料、トニックウォーター。
クラフトジンを中心にジンの人気度が急上昇する中で、その定番の飲み方であるジン&トニックに欠かせない飲料として、多くブランドが流通するようになってきています。
そこで今回は、美味しいジン&トニックを楽しんでもらうために、是非ともオススメしたいトニックウォーター銘柄を4つピックアップ。
いずれの銘柄も、ジンに加えるだけで自宅でも美味しいジン&トニックが楽しめるのはもちろん、そのままジュースとして飲んでも美味しく楽しめます。
ジン&トニックの中身の3/4はトニックであることから、どの銘柄をチョイスするかによって味が大きく変化しますよ。
1. フィーバーツリー プレミアムトニックウォーター
2004年、ジンの本場であるロンドンの地で、「こだわりのプレミアムジンが世に溢れているのに、なぜそのミキサーであるトニックにはこだわらないのか?」と考えた2人の男によって設立されたのがフィーバーツリー。今日人気を集めるプレミアムトニック・カテゴリーのパイオニア的存在であり、今やその王道として世界中で親しまれています。
その特徴は、効率重視の流れから使用されなくなっていたトニックウォーターの重要な原料「キナの木」の抽出エキスが使用されていること。また、一般的な飲料ブランドで使用されている人工的な添加物を一切使用せず、植物由来の天然成分のみで造られています。
100%ナチュラルなミキサーであるフィーバーツリーのトニックは、その味わいもナチュラル。一般的なトニックに比べて甘味が抑えられており、キナ由来のナチュラルな苦味が特徴的。炭酸の泡はきめ細かく、舌や喉を必要以上に刺激することなく、口中で心地よく泡が弾けます。
そうしたナチュラルな味わいだからこそ、個性豊かなクラフトジンなど、ベースのジンの味わいを引き立たせ、ジン&トニックをより洗練させてくれるのです。
定番の「プレミアムトニックウォーター」の他、フルーティー・フローラルな「エルダーフラワー」、地中海のハーブを使用したハーバルな「メディタレーニアン」といった味わいの異なるトニックもリリースされており、いずれもそのまま飲むにも、ジン&トニックに使用するにもオススメです。
2. CAPI / カピ トニック
CAPI(カピ)は「クリーンでナチュラルな炭酸飲料を造りたい」というアイディアから生まれた、オーストラリアの人気飲料ブランド。
そのトニックウォーターは、オーストラリアのバーテンダー達からNo.1と認められているとされ、フィーバーツリー同様に、天然のキナの抽出エキスなど、100%天然由来の原料で造られています。キナ由来のナチュラルな苦味をしっかり感じられるだけでなく、フィーバーツリーに比べてシトラスの香味もしっかりと感じられるのが特徴で、炭酸は程よく、全体のバランスに優れています。
ジン&トニックの割材としてはもちろんのこと、筆者個人の意見としては、そのままジュースとして飲むには一番オススメしたい銘柄です。スタイリッシュなパッケージもオススメしたいポイントです。
CAPIもまた、定番のトニックの他、甘みをより抑えた「ドライ トニック」、オーストラリアの独自のハーブや山椒、塩などを使用した「ネイティブ トニック」もリリースされており、いずれも試す価値ありです。
3. kizashi / キザシ
世界ではプレミアムでナチュラルなトニックが人気を集め、一方国内では、ジャパニーズクラフトジンが次々と誕生している中で、日本ならではのプレミアムトニックは存在せず、バーでは海外産のトニックが重宝されてきました。
そんな中で誕生した国産トニックブランドが「kizashi」。
縄文時代から日本人に親しまれてきた素材であり、生薬としても重宝されてきた素材「キハダ」の樹皮の抽出エキスを、キナ抽出物の代わりに使用した香料・色素無添加のナチュラルなトニックウォーターです。
しっかりとした苦味を持ちながらも、すっきりときれ味が良さも兼ね揃えた、キハダの特徴が活きたブランドで、そのキハダの色素によって、トニックとしては珍しい黄金のような色合いを持つことも大きな特徴です。
是非とも国産のジンに合わせて欲しい和のプレミアムトニックです。
4. シュウェップス トニックウォーター
トニック業界の老舗ブランドであり、世界中で親しまれる巨大ブランドが「シュウェップス」。
甘み、苦味のバランスに優れたトニックの王道のような味わいが特徴で、日本のバーシーンでも昔から重宝されています。
上記3つのブランドとは違い、100%天然由来のトニックではなく、いわゆるプレミアムトニックのカテゴリーには入らないブランドですが、その分値段も安く、気軽に楽しめる一本です。
世界的には超がつく定番トニックであるため、一度は試しておくと良いでしょう。
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