日本でも購入可!「アルコール度数が高すぎる」お酒8選

アルコール度数が高すぎるお酒たち

普段お酒を飲む方なら、アルコール度数が高いお酒って気になりますよね?
いったい何度ぐらいのお酒があるんだろうか?などなど…興味が湧いた方も少なくないでしょう。
なかには「飲んでみたい」なんて好奇心旺盛な方もいるかもしれません。

そこで本記事では、世界的にもアルコール度数が高い、というより“高すぎるお酒”をピックアップ。
「世界のアルコール度数が高いお酒ベスト8」のような記事はたくさんあるのですが、ほとんどが日本では扱っていないお酒ばかりであまりリアリティがないため、本記事では日本で購入できるお酒に絞りご紹介していきます。

本記事でご紹介するお酒はいずれも超がつく高アルコール度数となっており、飲み方・楽しみ方を間違えると予期せぬ事態を引き起こす可能性もあり、本当に危険です。
くれぐれも悪ふざけなどには使用しないよう、節度をもって楽しみましょう。

96度 / スピリタス

世界一アルコール度数が高いお酒として知られる「スピリタス」。
このウォッカについてはご存じの方も多いと思います。もしくは飲んだことがあるという方も少なくないかもしれません。

「スピリタス」が、96度という度数ながらもその高さが世界一とされるのは、そもそも飲料用アルコールの蒸溜(アルコール度数を高めるための工程)の仕組み上、96度を超えるアルコールを造ることが不可能だから。
とはいえ96度という度数は、ほぼ純度100%のアルコールに近いため、そのまま飲むとシビレがすごく、悪酔いや予期せぬ事態を引き起こす可能性がある危険なお酒です。
あまりに度数が高いため、火気厳禁で飲酒の際は喫煙も禁じられています。想像以上に引火性が強いため注意が必要です。

ではどうやって飲まれているのか?
「スピリタス」の産地・ポーランドでは、そのまま飲まれることはほぼないそうです。
水か何かで薄めて飲んだり、カクテルの材料にしたりなどして、アルコール度数を下げてから飲むのが一般的だそう。また、果実酒の元として使ったりもするそうです。(日本でいうなら梅酒のベースみたいな感じでしょう)
他にも、その度数の高さを活かして医療用として用いられることも少なくないそうです。

そもそもなぜこんなアルコール度数が高いお酒を造ったのか?と気になる方も多いはず。
ウォッカの主産地であるロシアやポーランドは言わずと知れた極寒の地で、どうやら寒さをしのぐためにウォッカで体を温めるという習慣があったのだとか。
「スピリタス」のような超がつく高アルコール度数のお酒ともなると、かなり保存が効くうえ、薄めることで汎用性も高くなります。
“世界一のアルコール度数”という、どこか悪いイメージばかりが先行しますが、用途を間違えなければ重宝するお酒でもあるのです。
酒類別のアルコール度数比較はこちら!
ワインや日本酒、テキーラなど…各お酒のアルコール度数比較

75.5度 / ロンリコ151

「ロンリコ151」も、「スピリタス」と並び、日本でも超高アルコールのお酒として知られており、こちらはサトウキビ由来の糖蜜が原料となるラムにあたります。
“151”とは151プルーフの略で、このプルーフとはアメリカなどで使われるアルコールの単位。
その数値は日本で使われているアルコール度数(%)を単純に2倍にしたもので、例えば80プルーフの場合はアルコール40度であることを意味します。なので151プルーフであるこちらのお酒は、75.5度ということになります。(※アメリカにおけるプルーフの場合)
プルーフ(Proof)は、ウイスキーなど海外のお酒でよくみられる表記ですので、覚えておくと良いかもしれないですね。

一般的なラムは40度前後なので、こちらのお酒はラムの中でも、とりわけ度数が高い部類に入ります。
基本的には蒸溜後に水を加えて度数調整をすることで40度前後にして製品化しているのですが、こちらはその工程を最小限にすることで75.5度という強力な度数での製品化を可能としています。

ちなみに、今回取り上げたのは「ロンリコ151」ですが、他のラムにも151シリーズはしばしばみられます。(有名どころだとバカルディなど)
151のラムは「ジャックター」など、日本でも有名なカクテルにも使用されることから、バーでは決して珍しいものではありません。
また、飲料用としてだけでなく、製菓用として使用されることもあります。
決して悪ふざけに使用したりはせず、割って飲むなど、節度を持って楽しみましょう。なお、こちらも火気厳禁です。

60度 / どなん・クバ巻(花酒)

「どなん」は与那国島で造られる泡盛の銘柄。これは「花酒」と呼ばれる泡盛の種類(度数の関係で酒税法上は泡盛からは除外される)で、「どなん」だけでなく、他の一部の銘柄でも展開されています。
クバ巻のボトルがなんとも沖縄らしいですね。
そのアルコール度数は60度であり、ここまで紹介した2つのお酒と比較すると、超高いというわけではないため、普通に味わって飲むこともできます。(ウイスキーでもこの辺りの度数の銘柄はよくあります)

泡盛は、日本固有のお酒の中では全体的に度数が高い方(古酒タイプの場合だいたい40度前後)で、その飲みごたえや独特の旨味が魅力のお酒です。
60度と、普通に考えれば度数が高いお酒ですが、水を加えたりなどして度数を調整しながら、しっかり味わって飲みたいところです。

68度 / ペルノ アブサン

アブサンといえば、その昔ヨーロッパで社会現象となり、危険と見なされ一時は販売が禁じられたお酒。
ヨーロッパの文化史とも関わりがあるお酒で、ゴッホやピカソ、ゴーギャンなどの偉人らが愛したお酒として知られています。
現在は、法律が見直された他、改良も進み、世界各国で販売されています。
長い歴史を持つフランスやスイスで今もなお盛んに造られており、数は少ないながら日本でも造られています。

大まかにはリキュールに分類されるお酒で、スピリタスと同程度の原料用アルコールに、ニガヨモギやその他様々なハーブ類を漬け込んで造られており、度数が低いもので40度、高いものでは70度を超えます。
カクテルの材料や、トニック割りなども人気ですが、専用器具を使いながら水で割って飲むのが一般的。若干の甘みも感じる複雑な味わいであることから、それほど度数が高いとは感じられないかもしれません。
風味は独特ですが好んで飲む方もおり、実は日本にもファンが少なくないお酒です。
嗜好性も高いことから、アルコール度数の高さにばかり注目するのはもったいないかもしれません。

なお、「ペルノ アブサン」は、歴史が長く、日本はもちろん世界でも最も有名なアブサンの一つ。68度と比較的度数が高く、なおかつ多くの酒屋やバーで扱われている銘柄です。

アブサンについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
キケンなお酒?偉人達を虜にしたアブサンの魅力とは?

85度 / ロドニクス アブサン ストロング

上記のお酒同様にこちらもアブサンなのですが、この「ロドニクス アブサン ストロング」は、現在日本で購入できるアブサンの中でも最も度数が高い銘柄の一つ。
実はアブサンは、銘柄による度数の違いがかなり大きく、概ね40〜70度前後ですが、こちらの銘柄のように超えるものも少なくありません。

いくら度数が高くとも、甘苦いハーブの芳香が失われないのはアブサンの特徴。それゆえにこの銘柄も、あまり刺激を感じにくいかもしれません・
とはいえ、飲み方によっては危険を招く恐れのあるお酒ではあるため、節度をもって楽しみましょう。

82度 / アナーキー (亜無亜危異) ウォッカ ノット サティスファイド

こちらは日本のパンクバンド「亜無亜危異」の名を冠したユニークなウォッカで、銘柄名の「ノット サティスファイド」は同バンドの代表曲です。
日本らしさが感じられますが「スピリタス」と同じポーランド産のウォッカで、そのアルコール度数は82度にも及ぶ強力なお酒です。

アナーキーの名のとおり、ウォッカベースのカクテルに使用することで、よりアルコール度数が高まったアナーキーな仕上がりになるとされていますが、分量には注意が必要です。
もちろん、こちらのお酒も火気厳禁です。

88度 / ドーバー スピリッツ ウォッカ 88

ドーバー酒造という日本のメーカーが造る高アルコールウォッカが「ドーバー スピリッツ ウォッカ 88」。
同社は酒造メーカーとしての歴史が長く、様々なリキュールなども手がけている他、「パストリーゼ」という消毒用のアルコールを製造する企業としても知られています。
製菓用としてもよく用いられるお酒も製造しているため、お酒好き以外の方でもご存じの方は多いかもしれません。

こちらの「ドーバー スピリッツ ウォッカ 88」は、88度と極めて度数が高いことから、そのまま飲むというより、果実酒などに加えて長持ちさせるようにしたり(酒精強化)、果実酒のベースとしての使用が一般的のようです。

67度 / スタッグJr.

「スタッグJr.」とは、「ジョージTスタッグ」という超高級バーボンウイスキー銘柄の、価格を少し抑えた商品。
とはいえ「ジョージTスタッグ」がいわゆるプレミアムバーボンの中で超がつく高額商品であることから、こちらも1万円以上とバーボンにしてはかなりの高額です。

さて、アルコール度数が高いバーボンといえば、日本ではブッカーズが有名(約63度)。ですが、こちらはそれをさらに上回る67度もの度数を誇ります。
樽熟成後にそのまま瓶詰めするため(通常は加水し度数調整)、毎年の度数が変わってはきますが、いずれにせよウイスキー全体でも見ても最強クラスの度数です。
なお、かなり希少なバーボンでもあるため、度数の高さに注目するのではなく「プレミアムバーボン」として注目していただきたいところ。日本ではそう簡単には拝めない銘柄でありますが、ウイスキー好きな方は一度試してみるのも良いかもしれません。

まとめ

上記8銘柄が、日本でも手に入るアルコール度数が高すぎるお酒です。
世界のアルコール度数が高いお酒ランキングなどと比べると、数字の上では見劣りしますがいずれにせよ超がつく高アルコール度数です。

ちなみに世界版はこちらでご覧になれます。(英語記事です)
10 Alcoholic Drinks So Strong They Can Knock Out The Manliest Of You

繰り返しになりますが、本記事でご紹介したお酒は、一歩間違えると危険なお酒となりえます。
この記事をご覧いただいた方の中には、このような強いお酒を飲んでみたいと思った方もいるかもしれません。
しかし、飲み方を誤ると、予期せぬ事態に陥る可能性もあるなど危険を伴いますので、節度をもって楽しむようにしましょう。
決して悪ふざけで飲んだり、他人に強要するようなことはあってはなりません。

それではこの辺で。
以上「日本でも購入可!アルコール度数が「高すぎる」お酒8選」でした。

小針 真悟
著者:小針 真悟

[LiquorPage運営責任者] お酒の現場を7年経験したのちに独立。お酒の魅力を多くの人に知ってもらうべく、2016年11月に「LiquorPage」の運営を開始。 洋酒から和酒まで幅広い知見をベースに、ジン専門書籍やテキーラメディアなど外部酒類メディアの執筆協力の他、イベントの企画運営にも携わる。(ただの酒好き)

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