嗜好品は、知識や情報があると楽しみ方の幅が広がるもの。
実は今、アメリカを中心に、世界を巻き込む大きなムーブメントとなっているテキーラ。
そのテキーラの世界において、抜群の人気と知名度を誇るのが「ホセ・クエルボ(以下、クエルボ)」です。
今回は、クエルボにまつわる「これだけは知っておきたいポイント」を4つご紹介。
それらを知ることで、今まで以上にクエルボを美味しく楽しめるようになるかもしれません。
1. カクテルやソーダ割りなど様々な飲み方で楽しめる
クエルボは様々な飲み方で楽しめます。
テキーラといえばショットで一気飲みというイメージを持つ方も少なくないかもしれませんが、実はアメリカなどではカクテルとして味わうテキーラが人気を集めています。
ショットもテキーラの楽しみ方の一つではありますが、特に若い世代では“古い飲み方”という見方も出てきているようで、美酒として味わうのが主流になってきているのだとか。
カクテルで特にオススメなのが「パロマ」。グレープフルーツと炭酸からなるこのカクテルは、低アルコールかつ柑橘の爽やかな味わいが特徴です。
様々なラインナップが展開されているクエルボなら、例えばカジュアルな価格帯のものはカクテルやソーダ割りで、ラグジュアリーボトルはウイスキーのようにじっくりと味わうというのも良いでしょう。
2. クエルボは200年の歴史をもつ“世界一”のテキーラ
ワインやウイスキーなどと同じように、テキーラにも長い歴史があります。
その中でも、特にクエルボには長い歴史があり、ホセ・アントニオ・クエルボによって創業されたのは1795年。なんと200年以上前からテキーラ造りを始めていたのです。
その間職人たちは、もちろん“罰ゲーム用のお酒”ではなく、美味しく味わってもらうために切磋琢磨。今では販売量世界NO.1のテキーラブランドとして業界をリードしています。
歴史に想いを馳せながら味わうというのも、嗜好品ならではの楽しみ方でしょう。
3. 環境に優しい取り組みをしている
テキーラ業界全体で、環境保全やサスティナビリティ(持続可能性)の重要度が増す中、クエルボ社ではその活動の一環で「アガベ・ストロー」を製造しています。
これは主原料であるアガベ(多肉植物の一種)からテキーラを製造する際に出る“繊維”を廃棄せずに、独自加工でストロー化させたもの。
プラスチック製品よりも環境に優しいとして注目を集め、現在数百万本のアガベ・ストローがアメリカやメキシコのバーおよびレストランで使用されているそうです。
パーティーシーンのイメージが先行しがちなクエルボですが、地球の未来を見据え、環境に優しい取り組みをしているのです。
4. 味も値段もワンランク上のラインナップが多数ある
クエルボブランドの中で、最も飲まれているのはおそらく「クエルボ・エスペシャル」ですが、それ以外にもたくさんのラインナップがあります。
エスペシャルには、主原料のアガベの他、副材料が使用されていますが、それ以外のクエルボシリーズは、基本的にアガベのみを使用した「アガベ100%テキーラ」であるのが特徴で、もちろん味わいも変わってきます。
クエルボ・トラディショナル
創業当時の製法に回帰したアガベ100%テキーラであり、ピュアな甘みとスムースな口当たりが特徴。
カクテルのベースとして最適な「シルバー」の他、ウイスキーのように樽で熟成(4ヶ月間以上)された「レポサド」があります。
アガベ100%テキーラとしてはとてもリーズナブルで、同カテゴリーの入門用としてもオススメです。
1800
正式にはクエルボとは別のブランドですが、「1800」もクエルボ社が手がけるブランドの一つです。
トラディショナルのワンランク上のシリーズにあたり、値段が少し上がりますが、その分味わいも洗練され、アガベ由来の甘みをより楽しめるのが特徴。
こちらはシルバーと、樽で6ヶ月以上熟成のレポサドの他、14ヶ月以上熟成させた「アネホ」があります。
アネホはまるでウイスキーのような色合いで、バニラのような甘い香りと深い味わいが特徴。じっくり味わうように楽しみたい一本です。
クエルボ・レゼルヴァ・デ・ラ・ファミリア
クエルボブランドの最上位クラスであたるのが「レゼルヴァ・デ・ラ・ファミリア」。
10〜12年もの歳月をかけて栽培されたアガベを厳選し、3年以上樽で熟成し造られるテキーラの最高峰で、リッチな甘みと長い余韻を楽しめるラグジュアリーな一本です。
樽熟成のないシルバータイプの「プラティノ」では、最高級アガベのフレッシュな甘みと滑らかな口当たりを堪能できます。
今こそ味わってみては?
200年という長い歴史を持ちながら、環境に優しい最先端の取り組みも行う、世界NO.1のテキーラブランド・クエルボ。
それがテキーラという嗜好品である以上、味や飲み方だけでなく、その背景にも目を向けることで、楽しみ方の幅は広がることでしょう。
まずは数あるラインナップの中から好みの銘柄、好みの飲み方を探してみては?
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