フリオ氏からエンリケ氏へバトンタッチ
最初はレポサドだけのリリースだったドン・フリオ。1996年にアネホとブランコを発売すると、1999年には、当時では世界初となる3年以上樽熟成させたエクストラ・アネホのテキーラ「ドン・フリオ レアル」を発売します。
そして2002年に、創業60周年記念で「ドン・フリオ 1942」を発売すると、翌年フリオ氏はテキーラの現場を引退。エンリケ氏がマスターディスティラーとなり、彼の後を継ぎました。
その後2012年には、創業70周年を記念してエンリケ氏が新たなテキーラ「ドン・フリオ 70」を創作。これは、樽での熟成によって通常は茶色づくアネホを、特殊なフィルタリングを施すことで無色透明に仕上げたもので、クリスタル・アネホとも呼ばれています。今でこそ、いくつか同規格のテキーラがリリースされていますが、これを手がけたのはドン・フリオが初。フリオ氏の意志はしっかり引き継がれていたのです。
その同年、フリオ氏は惜しまれながらも他界。テキーラ業界にもたらした数多くの功績から「伝説の男」とも称されるようになりました。
ドン・フリオが開いたプレミアムテキーラの道
今日では、世界中の国々で親しまれ、「セレブのお酒」とも言われるように、高級なイメージが浸透しているテキーラ。
“伝説の男”フリオ・ゴンザレス氏のハングリー精神によって生み出されたドン・フリオは、栽培方法や製法、見た目も含めて、テキーラの歴史を変えたブランドの一つでもあり、今に続くプレミアムテキーラの道を切り開いたブランドでもあります。
今やメキシコはもちろん、アメリカを筆頭に世界中のテキーラファンやセレブらに圧倒的に支持され、テキーラ界を代表するブランドとして地位を確立。そんなドン・フリオですが、「パイオニアとしてこれからも挑戦を続けていく」とエンリケ氏は言います。フリオ氏の意志は今後も引き継がれ、ドン・フリオは進化を続けていくことでしょう。
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