バーで人気の“あの”ジンカクテル、実は家でも簡単に作れるかも?
家での過ごし方に注目が集まる昨今。“おうちカクテル”の人気に代表されるように、お酒の楽しみ方も変わってきています。
そんな中、ジンの本格的なカクテルを家でも飲んでみたいと思った方は少なくないのでは?
そこで今回は、数あるジンカクテルの中から、以下のポイントを満たすカクテルを6つピックアップ。
- 入手が簡単な素材を使用
- 少ない材料で作成可能
- 特別なツールを使わず、作り方も簡単
- だけどバーで超人気のジンカクテル
それぞれ、レシピと作り方を添えてご紹介していきます。
カクテルに正解はありませんので、あまり難しく考えず、やりやすい方法でも良いのでまずは作ってみてください。
きっと自分で作るカクテルは格別のはずです。
1. ジン&トニック
作り方:氷を入れたグラスにジンを注ぎ、トニックウォーターで満たす。そっと1回程度かき混ぜる。お好みでライムやレモン、その他フルーツやハーブを加えてみてもOK
度数:低(10%以下)
“ジン&トニック”は、ジンの本場イギリスでは消費されるジンの7割がこの飲み方で消費されているなど(※WSTAより)、ジンの大定番と言える飲み方です。
日本では“バーカクテル”としてイメージされることが多いですが、それはあくまでジン&トニックの持つ一面。ジンとトニックウォーターさえあれば誰でも簡単に作ることができる、焼酎の水割りやハイボールのようなカジュアルな“飲み方”でもあるのです。
好みで割合を変えてみたり、はたまた使用するジンやトニックの銘柄を変えたり、フルーツやハーブを加えてみたり…家でもアレンジしやすく、気分によってテイストや度数を自由に変えられるのは、ジン&トニックの大きな魅力と言えるでしょう。
バーで飲むようなジン&トニックは難しくとも、作り方はかなり簡単であることから、家飲みにぴったり。ぜひ一度は作ってみてほしいカクテルです。
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2. ネグローニ
作り方:氷を詰めたグラスに材料を全て入れ、かき混ぜる
度数:高(25%以上)
毎年イギリスのDrinks Internationalが発表する、世界のバーにおける人気カクテルランキング「The World’s Bestselling Classics」で、ジンカクテルとしては7年連続で人気No.1に選出されている“ネグローニ”。
イタリア生まれのカクテルで、同国が世界に誇るリキュールであるカンパリやスイートベルモットなど、イタリアに縁深い素材を使用。甘苦く深みを感じさせるハーブ様の味わいが特徴です。
こちらもバーで飲むイメージが強いカクテルですが、実はそれぞれの素材はスーパーなどでも入手できるほか、比較的安価で、なおかつその他のカクテルにも使用できる素材です。しかもそれぞれを加えて混ぜるだけで完成する、家でも楽しめるカクテルでもあるのです。
バーテンダーはこだわりを追求するカクテルですが、家で飲むぶんには気楽に作るのも良いでしょう。
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3. フレンチ75
作り方:ジン、レモンジュース、シロップをグラスに注ぎ、スパークリングワインで満たしたのち、そっと1回程度かき混ぜる
度数:中(10〜25%)
第1次世界大戦時のパリで生まれ、口径75mmの大砲にちなんで名付けられたカクテル“フレンチ75”は、特に海外では大人気を誇り、前述の人気カクテルランキングではジンカクテルの中では5位につけています。
スパークリングワインの微細な泡が弾ける華やかさと、ジンの持つ爽やかさが調和した、上品ながらしっかり飲みごたえもあるカクテルです。
極端に言えば、ジンのスパークリングワイン割りなので、例えば家でスパークリングワインを開けた際の味変カクテルとしても楽しめます。
ドライな味わいが好みなら、レモンやシロップを省いても良いでしょう。
4. ブランブル
作り方:ジン、レモンジュース、シロップを氷を詰めたグラスに注ぎ、かき混ぜる。仕上げにカシスリキュールを垂らす(※簡素仕様)
度数:中
1980年代にロンドンで誕生した“ブランブル”は、ネグローニやフレンチ75と同様に、人気カクテルランキングに常にランクインする海外で人気のジンカクテルです。
クラッシュアイスの上からカシスリキュールを最後に垂らすスタイルが特徴的で、この中では唯一のベリー系のカクテルです。
甘酸っぱさが心地よく、口当たりもとても良いですが、アルコール度数は決して低くはないので、飲むペースには注意したほうが良いかもしれません。
本来は材料をシェイクして作るカクテルではありますが、家で作る場合はそれをせずマドラーなどでかき混ぜるだけでも良いでしょう。
また、氷については、クラッシュアイスの方がカシスの色合いが綺麗に映りますが、一般的な氷でも味にはあまり影響がありません。
5. ジン・モヒート(サウスサイド・フィズ)
作り方:ソーダ以外の材料をグラスに注ぎマドラーなどで数回すり潰す。氷を加え、ソーダで満たす
度数:低
今や日本でも広く知られるようになった、世界中で大人気のカクテル、モヒート。
本来はラムをベースとしたカクテルではありますが、それをジンに変えたのが“ジン・モヒート”で、長い歴史を持つクラシックカクテルである“サウスサイド・フィズ”と呼ばれることもあります。
ミントの清涼感による爽やかな香りと程よく甘い口当たりに加え、低アルコールであることから飲み手を選ばない傾向にあります。
ミントの葉はスーパーなどでも売っていることが多いため、意外と家でも簡単に作成が可能。そのレシピは好みで調整しながら自分好みのジン・モヒートを作ってみましょう。
6. ジン・スリング
作り方:氷を詰めたグラスに材料を全て入れ、かき混ぜる
度数:低
最後にご紹介するのは、今回ピックアップしたカクテルの中では、ジン&トニックの次にシンプルな“ジン・スリング”。スリングとは、昔から存在するカクテルの一つのスタイルであり、レモンジュースとシロップ、水(またはソーダ)で作るものをそう呼びます。
レモンジュースをあえて使用せず、ジンとシロップ、水だけで作る超シンプルなレシピもおすすめです。単にレモンがなくとも作れるというだけでなく、ジンそのものの香りや味わいを活かすことができます。
多様性豊かなクラフトジンの人気急上昇によって、近年注目されている飲み方で、家でゆっくり味わうのにぴったりです。
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