お酒を飲む際、体への負担を和らげるために重宝されているチェイサー。
チェイサーといえば水が一般的で、水=チェイサーと思っている方も多いでしょう。
しかし実は、チェイサーとは水だけを意味するものではありません。
他のジュース類や、時としてビールなどアルコール飲料もチェイサーとなるわけですが、みんな大好き(?)テキーラをともなると、専用のチェイサー「サングリータ」なる飲み物が存在します。
本記事のテーマはこのサングリータについて。
テキーラ専用のチェイサーとされるサングリータが、どのような飲み物で、どのようなレシピや作り方なのか、などざっくりと解説していきます。
⇒チェイサー=水じゃない?意外と知らないチェイサーの本当の意味
サングリータとは?
チェイサーは基本的に、お酒を飲むときに悪酔いや体への負担を和らげる目的で飲まれます。
このサングリータも同様に、40度前後と比較的アルコール度数が高いテキーラを、より楽しく優しく飲むためのお供として重宝されており、本場メキシコでは伝統的なチェイサーとされています。
もちろん日本でも飲むことができ、テキーラを本格的に扱う飲食店やメキシコ料理店などでよく提供されています。
ベースはトマトジュース?
By Lucian Savluc | Tequila and Sangrita – the traditional way to drink it. , CC BY-SA 2.0
どのような飲み物が気になるところですが、簡単にいうと「スパイスの効いたトマトジュース」のようなもの。
もちろんノンアルコールで、その中身はトマトジュースとオレンジジュースが基本。そのほかにライムを絞ったり、タバスコや胡椒を加えたりなどアレンジが加えられます。
テキーラの伝統的な飲み方で「カバジート」と呼ばれるグラス(要するにショットグラス)を用いる飲み方がありますが、サングリーラもこのカバジートに注ぎ、テキーラと交互に飲むのが一般的。
そのため、基本的に少量であることがほとんどです。
飲み物として美味しいの?
その中身を聞いて、「それ、美味しいの?」と思う方も少なくないかもしれませんが、飲み物として普通に美味しいです。(トマトジュースが苦手な方にはキツいかも)
「飲むサルサソース」などとも言われますが、筆者的にはもっと甘みも感じる味わいで、胡椒など若干のスパイスも効いているのも特徴。
ただし、お店によってレシピが全然異なるため、「あれ?」と思うこともあるのは留意しとかなければなりません。
とはいえ、どちらにせよテキーラとの相性は抜群で、テキーラの後に飲むと絶妙に美味しく、スッキリしてどこか心地よい気分になります。
サングリータのレシピ・作り方
さて、このサングリータですが、日本においてはメキシカンなバーや飲食店では飲むことができますが、それほどメジャーな飲み物ではないため、気になる方は自分で作ってみるのもオススメです。
スーパーで売っている一般的な材料で、気軽に作ることができます。
トマトジュース:1/2
オレンジジュース:1/2
ライムを少々絞る
[アレンジで加えられるもの]
胡椒、タバスコ、グレナデンシロップ、ウスターソース、すりおろしタマネギ、にんにくなど
このように、トマト&オレンジジュースにライムがベースレシピとはなりますが、アレンジを加えられることがほとんどで、「これが定番」というレシピは存在しません。
また、オレンジジュースの代わりにグレープフルーツジュースを使用するレシピもあるなど、実に様々です。
筆者的には、トマト&オレンジジュース(トマト多め)にライムと胡椒だけのシンプルレシピがオススメです。
テキーラとサングリータのベストな飲み方
最後にその飲み方について。
基本的にはテキーラのチェイサーとして、交互の飲むのが本場メキシコでは伝統的なスタイルとされています。
もちろん、テキーラを一気に煽り、間髪入れずにサングリータを煽るといったワイルドな飲み方も良いですが、テキーラもサングリータも美味しい飲み物だけに、出来ればちびちび飲みたいもの。
どちらも味わいながら飲むと、マリアージュと同じように双方の良さをより感じれるかもしれません。
とはいえ、このようにチェイサーとしてサングリータを用いる飲み方は、”伝統的な飲み方“であり今やメキシコでも少なくなりつつあるようです。
だからと言って廃るようなものでもないでしょうし、今後も伝統として残っていくことでしょう。
いずれにせよ試す価値はあるものなので、気になった方は是非、「テキーラ&サングリータ」を試してみてください。
それではこの辺で。
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