数あるカクテルのカテゴリーの中でも、今最も元気なカテゴリーの一つが「ウイスキーカクテル」だということはご存じでしょうか?
ジャパニーズウイスキーが大きな注目を浴びるなど、ウイスキーそのものが世界的に大きなムーブメントとなっている昨今。
それを使ったカクテルもまた、英Drinks Internationalが発表する世界のバーでの人気カクテルランキング「The World’s Bestselling Classics」の最新版に9つもランクインするなど、大注目のカテゴリーなのです。
そこで今回は、数あるウイスキーカクテルの中から、上記ランキングにもランクインする今HOTなカクテルを5つピックアップ!
それぞれ簡単な情報とレシピを添えてご紹介します。
⇒世界のバーで人気のカクテル・ランキング TOP50 [2020年版] 〜 レシピ付きでご紹介
1. オールドファッションド / Old Fashioned
まず一つ目は、100年以上の歴史を持つアメリカ生まれの代表的なクラシックカクテル「オールドファッションド」。
近年のウイスキーカクテル人気を最も象徴しているともされており、前述の人気カクテルランキングでは、マティーニやダイキリなど数多くの王道カクテルを差し置いて、なんと直近の6年連続で1位に選出。
そんなオールドファッションドは、ウイスキーの味わいを全面的に活かしたカクテルで、基本的にはアメリカンウイスキーで作るのが王道レシピ。
世界的には今やバーの顔とも言えるカクテルで、お店による味わいの違いを楽しむバーラバーも多いようです。
ウイスキー45ml、角砂糖1個、アロマティックビターズ1dash、オレンジ、レモン、チェリー
2. ウイスキサワー / Whisky Sour
こちらもウイスキーのクラシックカクテルとして名高い「ウイスキーサワー」。諸説あるものの、伝説的なバーテンダーとして知られるジェリー・トーマスが1862年に著書にて公開したのが始まりとされています。
カクテルにおける“サワー”とは、レモンなどの酸味を活かしたカクテルの総称。ウイスキーサワーは、その中でも今特に人気を集めており、前述の人気ランキングでは、最新版となる2020版で5位を記録。
こちらもアメリカンウイスキーをベースとするのが一般的で、まろやかさを出すべく卵白を使うレシピもあります。
ウイスキー45ml、レモンジュース20ml、砂糖1tsp、オレンジ、チェリー
3. ペニシリン / Penicillin
2005年の生まれの新時代を代表するウイスキーカクテル「ペニシリン」。
現在NYの超人気バー「Attaboy」を経営するバーテンダー、サム・ロスさんが考案したカクテルで、前述のランキングの2020版では18位にランクインした今アツいカクテルの一つです。
穏やかな特徴を持つスコッチウイスキーと、スモーキーフレーバーが特徴的なアイラウイスキーを使用する斬新なレシピによる、ユニークな味わいのカクテルです。
(ブレンデッド)スコッチウイスキー60ml、ハニージンジャーシロップ22.5ml、レモンジュース22.5ml、(シングルモルト)アイラウイスキー7.5ml
4. ブールヴァルディエ / Boulevardier
フランスで100年前に生まれたという歴史を持ちながら、近年人気が急上昇しているウイスキーカクテル「ブールヴァルディエ」。ランキングの2020版では15位を記録。
そのレシピは、ジンの王道カクテル「ネグローニ 」の“バーボンウイスキー版”といったところ。
ジンのそれより、バーボンの甘さが引き立つどっしりダイナミックな味わいが特徴で、ハーブ様の華やかな香りが心地よいカクテルです。
バーボンウイスキー1/3、カンパリ1/3、スイートベルモット1/3
⇒定番カクテル・ネグローニの“バーボン版”が美味すぎる!実は海外では大人気カクテルだった…
5. アイリッシュコーヒー / Irish Coffe
最後にご紹介するのは、1940年代にアイルランドの空港で生まれたコーヒーカクテル「アイリッシュコーヒー 」。
実は今バーシーンでは、ウイスキーの他、コーヒーカクテルも注目を浴びており、2つの大きなトレンドが合わさっているのがこのカクテルで、前述のランキングの2020版では、ホットカクテルとして唯一ランクイン。(49位)
甘さと苦さが絶妙に調和するコクのある味わいで、寒い冬はもちろんのこと、季節問わずコーヒー代わりの一杯として、心落ち着かせたいときに飲みたいカクテルです。
アイリッシュウイスキー30ml、砂糖1tsp、ホットコーヒー適量、生クリーム適量
⇒“今飲んでおきたい”世界が注目するジン・カクテル 5選
⇒日本のウイスキーの造り手、今どれぐらい?全国産メーカーをリストアップ
Amazonのウイスキーストアはこちら!
⇒Amazonのウイスキーストア