バーテンダーへの8つの質問 – Bar Cactus / 大阪・心斎橋

メガネの販売、歯科医院、デスクワークと経験していたのですが、何か手に職をつけ、いつか独立できるような仕事をしたいと思っていたんです。
仲間との飲み会のhappyな空気感が好きでしたし、飲食店でのアルバイト経験もあったので、酒場への憧れがあり…その中でも漠然とですが「女性バーテンダーってカッコいいな」と思いまして…それでバーで働くために地元大分を離れ、2007年に前身のBar Cactusでアルバイトすることになりました。当時から女性オーナーのバーで、私の理想にピッタリでしたし、職業年齢性別関係なく沢山の方と接することのできる仕事とその空間にすっかり魅了されました。
2020年には前オーナーからお店を引き継ぎ、新たな場所で新たなBar Cactusとしてスタートすることになりました。

テキーラです。
ほぼ毎年メキシコへ行くのですが、蒸留所の方たちは外国人の私を温かく迎え入れてくれ、テキーラに対する情熱を語ってくれます。その経験があるから思い入れがあるんです。 テキーラは200品種以上あるアガベという植物の中でも、アガベアスールという品種のみを原料として使用してまして、単一品種の植物からバラエティーに富んだボトルが生まれるのも面白いんですよ。
それに、テキーラって飲むと楽しくなるでしょ？

これといったものはないんですが…
何かを作る職人や遺跡の発掘など夢を感じさせる考古学者にも憧れますが、やっぱり人と接する仕事がしたいですね。

当たり前のことですが食事の際に「いただきます」と「ごちそうさま」を言うこと。
毎日ご飯を食べられることに感謝することを忘れないようにしています。
あと、毎年1つだけでも新しいことを体験するようにしています。大人になると、感動することが減ってくる気がして…待っていても来ないですし(笑)感動すること、心揺さぶることを自分から取りにいっています。

好きな人たちと美味しいお酒を飲む時間が好きですね。
私自身はそんなにお酒が強くないのですが、お酒を飲んでいる空間は独特な幸せオーラがあるので好きなんです。
それと、最近はサーフィンにハマっています。サーフィンは自然相手なので、思い通りにいかなかったり、思わぬところで上手くいったり、まるで人生みたいだなと思います。それに、海は自分の中のイヤなものを溶かして流してくれる気がします。暗いうちから満天の星空の下、ドライブして海へ向かい、日の出を見ながらサーフィンをして、疲れたら波の音を聴きながら本を読んでウトウトして…自然を全身で浴びる、最高に贅沢な時間です。

漠然としていますが、サーフィンができて、バーがあって、旅行に行きやすいところ。
そんな好きなことが全部満たされる場所があったら最高ですね。

子供の頃、合唱団に入っていて全国から合唱団が集まるコンクールがあったのですが、そこで全員で歌ったときです。
おそらく1000人位いたと思うのですが、会場中がハーモニーに包まれて、鳥肌がたち、自然と涙が出てきたのを覚えています。

バーをより多くの人に知ってもらうことでしょうか。
現代の日本ではどこでもお酒が手に入りますし、わざわざバーへ行かなくてもお酒は飲めます。そんな時代だからこそ、バーはただお酒を飲むだけの場所ではなく、そこでしか体験できないことや人生がちょっと豊かになるような要素があるということを伝えていきたいです。そしていつかは、地元大分でもバーができたらいいなと思っています。
あと…国内外のいろんな場所へ旅行したいです。そのためには健康管理は不可欠ですね。