“クラフトジン”が近年注目を集めていることをご存じの方は多いはず…
そんな中で日本人はどんなジンを好んで買っているのか、気になりませんか?
今回は数ある指標の中から、日本でも有数のジンの品揃えを誇るAmazonの「売れ筋ランキング(※)」を参考に、上位12銘柄をそれぞれ簡単な解説付きでご紹介。 (※2021年8/16の12時時点のランキング)
有名なクラフトジンはもちろん、リーズナブルなジンも多くランクインしているため、家飲み用のジンを探してみるのも良いかもしれません。
⇒Amazon ジンの売れ筋ランキング
12位 ザ・ボタニスト
スコッチの聖地・アイラ島の名手「ブルックラディ蒸溜所」が2011年にリリースした「ザ・ボタニスト」。
ウイスキー蒸溜所が手がけるジンとしてはパイオニア的なブランドであり、日本でも高い人気を誇ります。
ジンの定番ボタニカルのほか、アイラ島で手摘みされた22種のボタニカルを使用しているのが最大の特徴で、島の個性をジンをとおして表現。繊細なハーブの香りが活きたジンです。
⇒スコッチの聖地で造られるクラフトジンの王道「ザ・ボタニスト」その特徴に迫る
11位 エンプレス 1908
個性豊かなジンが多く造られているカナダで生まれた「エンプレス 1908」。
同国の「ヴィクトリア蒸溜所」と、老舗ホテル「ザ・フェアモント・エンプレス・ホテル」が共同で開発したブランドで、そのホテルの名と創業年に因んだ名がつけられています。
なんといっても特徴はその液体の色。鮮やかなブルーの液体は、天然のバタフライピー(花の一種)由来のもので、その成分の影響によってトニックウォーターを注ぐと薄紫色に変化するという、視覚的にも楽しめることから近年人気のブランドです。
10位 サントリー ドライジンエクストラ キングサイズ (1800ml)
ジャパニーズクラフトジン「ROKU」や「翠」で知られるサントリー社ですが、1936年よりジンの製造を手がけています。
その中でも「ドライジン」は歴史が長いブランド。ジンの王道ボタニカル7種類を使って造られており、派手さこそないもののジンとしてのバランスに優れた一本です。
通常のジンおよそ3本分の量でありながら2,000円で購入できてしまうことも、人気の理由と言えるでしょう。
9位 サントリー ジャパニーズクラフトジン ROKU
日本を代表する酒類メーカーのサントリーが2017年に発売した「ROKU」。
日本はもちろん、すでに海外でも人気を集めており、クラフトジンの定番ブランドの一つと言って良いでしょう。
桜の花や玉露、ゆずなど、日本の四季を彩る6つの和素材を使用しており、和の爽やかさと日本らしい繊細な口当たり、そしてバランスが秀逸な一本です。
ジン&トニックはもちろん、ソーダ割りや水割りなどでも楽しむことができ、和食にも合わせやすいジンです。
⇒ジャパニーズクラフトジン「ROKU」 〜 開発者に聞く、誕生までのストーリーと込められたこだわり
8位 ボンベイ・サファイア 色が変わるボタニカルグラスセット
世界で3番目に売れているジンブランド「ボンベイ」の主力銘柄として、日本でも幅広い層から人気を得ている「ボンベイ・サファイア」。
世界4大ジンの一角にも数えられ、その中でもクリアで繊細な香り・味わいを有しており、比較的軽やかなボディで飲み手を選ばない傾向にあるジンと言えます。
こちらのグラスセットは、通常のボトル商品と比較すると少し値段は上がるものの、ロゴがデザインされた限定グラスはやはり人気なようです。
⇒なぜボンベイ・サファイアは“ジンを知る”上で重要なブランドなのか?
7位 季の美 京都ドライジン
日本におけるクラフトジンのパイオニアであり、世界的な賞を複数受賞するなど今や世界でも有数のジンブランドである「季の美」。
京都らしさにこだわり、米が原料のスピリッツをベースに、地元の玉露やゆず、生姜、山椒など日本人に馴染み深い和の素材を使用。さらに日本で唯一江戸時代から続く唐紙屋による文様をボトルにデザインするなど、細部にまで京都のエッセンスを取り入れています。
ゆずや茶の香りをしっかり感じさせながらも、ジンとしてのバランスもしっかり考慮された逸品で、水割りやお湯割りなどもオススメです。
⇒「季の美」の造り手に聞く、いかにして京都から“世界最高のジン”が生まれたのか?
6位 SAKURAO GIN ORIGINAL
広島から世界に羽ばたくジン「SAKURAO GIN」が季の美やROKUを抑え6位にランクイン。
広島の名産品であるレモンや緑茶などの地元の素材を使いながらも、あえて世界の主流であるロンドンドライジンのスタイルで製造。
そのバランスの良さから、ジン&トニックを筆頭に様々な飲み方に対応でき、ジンラバーからの評価も高い一本です。
質の高さに相反して手頃な値段であることも、人気の理由であることも間違いありません。
⇒広島から世界に羽ばたくジン「SAKURAO」の開発者に聞く、誕生ストーリーと広島へのこだわり
5位 ボンベイ・ドライジン
前述した「ボンベイ・サファイア」よりリーズナブルな値段で展開される姉妹銘柄「ボンベイ・ドライジン」。
8つのボタニカルを使用し「ボンベイ・サファイア」と同じ製法で製造。「“究極のジントニック”のためのドライジン」というキャッチコピーの通り、ジンの王道をゆくドライな味わいで、飲み方の汎用性が高い銘柄です。
4位 ウヰルキンソン ジン (47.5%)
日本独自のジンブランドとして長らく愛されてきた「ウヰルキンソン ジン」はやはりAmazonでも人気。
こちらのブランドはアルコール37%と47.5%の2種類が販売されていますが、Amazonではより飲み方の汎用性が高い47.5%の方が人気なようです。
同じ「ウヰルキンソン」ブランドのトニックウォーターを使ったジン&トニックなら低コストで、毎日の晩酌にもちょうど良いかもしれません。
3位 ビーフィーター ジン 47度
日本で流通するジンの中では広く一般に知られる一方で、バーで欠かせないブランドの一つとして長らくバーシーンを支えてきた「ビーフィーター」。
ロンドンドライジンの代表格でもあるこちらのジンも、アルコール40%と47%の2種類で展開されているのですが、やはりこちらも度数が高い方が人気なようです。
度数が高い方が、絶妙なバランスで構成されるシトラス、ハーブ、スパイスの香りと味わいが割材を加えても崩れにくく、バーでもよく使用されています。
⇒今こそ知っておきたい4大ジンの一つ「ビーフィーター」、王道であるワケとは?
2位 サントリー ジャパニーズジン 翠(SUI)
昨年春の発売以降、爆発的なスピードで成長をとげた「翠」がジャパニーズジンの中ではトップとなる2位を記録。
同じくサントリーから発売されている「ROKU」のリーズナブル版にあたり、ゆずと緑茶、生姜の風味が活きた繊細な味わいが特徴で、日本の食事とも合わせやすいように造られています。
ジンの定番の割材であるトニックウォーターの普及がまだ十分とは言えない日本にあって、ソーダで割っても美味しいように設計されており、気軽に楽しめるの人気の理由と言えるでしょう。
⇒食事にも合う!リーズナブルで本格的な国産ジン、サントリー「翠 (SUI)」が登場!
1位 ボンベイ・サファイア
5位にグラスセットがランクインした「ボンベイ・サファイア」が1位という結果に。
ジン業界に数々の変革をもたらし、クラフトジンの台頭の基盤を築いたこちらのジンには、スタイリッシュで洗練されたイメージがあり、ビギナーがまず購入する一本として選ばれやすい傾向にあります。
トニックで割るだけでも十分に美味しいですが、ライムやレモンの他、近年人気のグレープフルーツやオレンジを加えたジン&トニックとして味わってみるのもオススメです。
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