沖縄発トロピカルなジン「ORI-GiN 1848」~ 開発者に聞く、誕生ストーリーとジンに込めたこだわり

スポンサーリンク

「これはジンじゃない」の一言から見直されたジンとしての装い

– 開発時期の印象的なエピソードなど何かあればお聞きしても良いですか?
仲里:バーテンダーの方の意見も特に参考にしたいと思い、夜な夜なバーに伺いアドバイスを頂戴しながら開発を進めていきました。そのなかで大阪のジン専門バー“BAR JUNIPER”の瀬川さんに、「(泡盛が強すぎて)これじゃジンじゃない」と意見を頂戴した時はショックでした。
泡盛の感じ方については、その関わり方の違いで専門家でもかなり相違があり、香りや味わいの評価が分かれてしまうんです。でも私達が造るのは何か?「ジン」なんです。瀬川さんの言葉には改めて大事なことを気づかされました。
それで、ジンである以上、ジュニパーの香りは大事だという考えから他社製のジンも含めて成分分析を行いまして、どの条件でジュニパー感が出てくるかなど、科学的アプローチと官能評価の両軸で精査していきました。
おかげさまでジンらしいジュニパー感を与えることができ、今では大変感謝しています。
実は今でも、バーテンダーさんなどの意見も頂きながら、バッチ(ロット)ごとに少しずつアップデートを重ねているんですよ。

ORI-GiN 1848のボトル

ORI-GiNは今も進化を続けていると言う

– このジンを通して伝えたいことなど何かありますか?
仲里:ORI-GiNを飲んでいただき、沖縄の小さな蔵元である瑞穂酒造を少しでも知っていただきたいですね。小さな蔵元ですが、誰よりも酒造りを楽しんでいるという自負があります。それを少しでも感じ取ってもらえたら嬉しいです。

– 今後の目標や活動などお聞かせください。
仲里:今年も沖縄の農家さんが造るイチゴを使ったストロベリージンなど季節商品も展開していきます。
それから、2019年より、沖縄や日本の素材を活かした新たな商品としてビターズも手がけていまして、2020年2月14日には製品をリリース予定です。
その他、「尚(しょう)」という、今までの常識を覆す新しい泡盛のプロジェクトを始めていますのでぜひこちらも知っていただきたいですね。
こうしたお酒を通じて瑞穂酒造をまずは知ってもらい、そして奥深い泡盛の世界の魅力をお伝えできればと思います。

仲里さんと瑞穂酒造の玉那覇美佐子社長

仲里さんと瑞穂酒造の玉那覇美佐子社長、ちなみに仲里さんはORI-GiNをジン&トニックの他、ネグローニやギムレットで飲むことが多いそうで、そうしたクラシックカクテルにも合うように造ったのだとか

– それでは最後に、ORI-GiNの開発を手がけた仲里さんにとって“ジンとは何”でしょうか?
仲里:「出会い」のお酒です。ORI-GiNは多くの皆さまのお力添えで出来たジン。このジンをとおして多くの方と出会うことが出来ました。
開発中には世界的な酒類の専門家のフィリップ・ダフさんに出会いまして、彼に評価をいただいた上でORI-GiNというネーミングもしていただいているのですが、そういった方やバー業界の方たち、農家の方々など、ジンを造ることにならなければ出会う事はできなかったと思います。

– インタビューへのご協力、ありがとうございました!

スポンサーリンク

一人のお酒好きが生み出した沖縄発世界行きのジン

「ジンは出会いのお酒」と仲里さんが語るように、様々な人や素材と出会いながら誕生したORI-GiN 1848。
その誕生の裏には一人のお酒好きの存在があり、170周年の記念に敢えて、世界共通酒とも言えるジンを手がけることで、世界への道を開き、ジンをとおして自社や沖縄に興味を持ってもらい、根幹である泡盛を知ってもらいたいという思いが込められていました。

そんなORI-GiNの、トロピカル&リッチなフレーバーながらもジンらしい装いも重視された味わいは、世界的な酒品評会であるIWSCにて銅賞を受賞し、泡盛ベースのジンでも、ひいては和酒の造り手によるジンでも世界で通用することを証明して見せました。
まだ、ORI-GiN未体験の方は、ぜひ一度味わってみては?

ページ:
1

2

スポンサーリンク
小針 真悟
著者:小針 真悟

[LiquorPage代表] 豊富な現場経験と長年のお酒愛によって、ジンを筆頭にあらゆるお酒の知識を持つ。ジン専門書籍やテキーラメディアなど外部酒類メディアの執筆協力の他、イベントの企画運営にも携わる。

関連記事

  1. 祝日本上陸!オーストラリアNO.1クラフトジン「フォーピラーズ」の特徴と魅力をご紹介 祝日本上陸!オーストラリアNO.1クラフトジン「フォーピラーズ」…
  2. 京都産クラフトジン“季の美”の世界観を堪能できる“町家バー”を体験 京都産クラフトジン“季の美”の世界観を堪能できる“町家バー”を体…
  3. クラフトジン×クラフトビールのコラボイベント クラフトジン×クラフトビールのコラボイベントが12/16に神保町…
  4. 広島から世界に羽ばたくジン「SAKURAO」の開発者に聞く、誕生ストーリーと広島へのこだわり 広島から世界に羽ばたくジン「SAKURAO」の開発者に聞く、誕生…
  5. プレミアムトニックウォーター「フィーバーツリー」が世界的人気を集めるワケ プレミアムトニックウォーター「フィーバーツリー」が世界的人気を集…
  6. シトラス香る豪州産プレミアムトニックウォーター「CAPI」の魅力に迫る シトラス香る豪州発プレミアムトニックウォーター「CAPI」の魅力…
  7. クラフトジン・定番&王道銘柄 クラフトジン入門・とりあえず飲んでおきたいオススメ8銘柄
  8. あの高名なシャンパーニュとコラボ!「季の美 エディション G 京都ドライジン シャンパーニュ樽貯蔵」を発売! あの高名なシャンパーニュとコラボ!「季の美 エディション G 京…

おすすめ記事

国産クラフトジンの造り手インタビュー記事まとめ 国産クラフトジンの造り手インタビュー記事まとめ

LiquorPageではこれまでに、いくつかの国産クラフトジンの生産場所を訪ね、造り手にインタビュー…

スターバックスのトップバーテンダーに聞く、今大人気のコーヒーカクテルの魅力 スターバックスのトップバーテンダーに聞く、今大人気のコーヒーカクテルの魅力

心を豊かにさせる飲み物として、日々の生活の中で幅広く親しまれているコーヒーとお酒。実は今、これら…

焼酎の名門「尾鈴山蒸留所」がウイスキー造りを開始!造り手にインタビュー 造り手に聞く – 焼酎の名門が尾鈴山蒸留所で始めたウイスキー造りとは

黒木本店といえば「百年の孤独」や「㐂六(きろく)」などを手がける宮崎屈指の焼酎の造り手。別屋の尾鈴山…

人気の記事

  1. あのパーカーポイントが日本酒に!90点以上78銘柄を発表 日本酒版パーカーポイント
  2. ジャパニーズ・クラフトジンが今アツい!話題の4銘柄をご紹介 ジャパニーズ・クラフトジン
  3. 日本でも流行必至!「クラフトジン」の特徴と銘柄まとめ クラフトジンとは?
  4. ウイスキー世界売り上げランキングTOP20 世界ウイスキー売上ランキング
  5. 世界一売れているビールは?2015年世界シェアTOP10を発表! 世界一のビールは?

新着記事

関連記事

PAGE TOP