2021年11月10日時点で買える全ての国産クラフトジンブランド(合計133ブランド)を、都道府県別に一覧形式でご紹介。
ブランドごとに造り手の情報や特徴、主なボタニカル、値段などの基本的な情報も紹介しています。
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※ブランド単位でのご紹介です。複数銘柄(商品)リリースされているものも一つのブランドとして紹介しています。
※“クラフトジン”と表記してある、またはそうみなされることがあるジンをピックアップしています
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北海道・東北 | 関東 | 中部 |
近畿 | 中国・四国 | 九州・沖縄 |
11月掲載ブランド
N43
札幌市の総合酒造メーカー、札幌酒精工業が2021年10月に発売したクラフトジンが「N43」です。
その名は北緯43°にちなんでおり、現在「はじまり」と「はる」の300ml/2種類セットが販売されています。
ニュートラルスピリッツをベースに、地元産の針葉樹ヒバやカヤ、札幌のハーブを軸にしながら「はじまり」にはマルメロ(西洋かりん)を使用。
「はる」にはサクラやヨモギなどを使用しています。
販売エリアは北海道のみで、888セット限定での販売となります。
造り手 | 札幌酒精工業(北海道・札幌市) |
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主なボタニカル | ヒバ、カヤ、レモンバームなど |
度数/容量 | 各43%/300ml |
値段 | 4,620円(税込) |
RAIFUKU GIN
1716年創業の日本酒の名門であり、花酵母を使った「来福」などで全国的に知られる来福酒造がリリースしたクラフトジンで、初回生産分は生産本数の兼ね合いから茨城県内の特約店でのみの販売です。
地元の名産品でもある福来(ふくれ)みかんなど、茨城産の素材を中心としたボタニカルをそれぞれ別々に蒸溜し、ブレンドによって仕上げられています。
造り手 | 来福酒造(茨城・筑西市) |
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主なボタニカル | 福来みかんなど |
度数/容量 | 42%/720ml |
値段 | 4,840円(税込) |
Teen Spirits
クラフトスピリッツの製造を行うWhiskey&Co.社が第1弾となる製品としてリリースしたのが「Teen Spirits」です。
「LAST」などを手がけるエシカル・スピリッツ社とのコラボレーションブランドで、日本屈指の若手醸造家・蒸溜家である山口歩夢さんがレシピと製造を監修。
山椒や紫蘇、3種類の柑橘、その他様々なボタニカルのほか、バタフライピーの花を浸すことで鮮やかなブルーの液体へと仕上がっています。
トニックウォーターやレモンなどを加えると色がピンクに変色し、ビジュアル的にも楽しめるジンです。
造り手 | 東京リバーサイド蒸溜所(東京・蔵前)/企画:Whiskey&Co. |
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主なボタニカル | ゆず、不知火、山椒など |
度数/容量 | 45%/375ml |
値段 | 3,215円(税込) |
Off Trail – Azeotrope (オフトレイル アゼオトロープ)
「KAGUA GIN」を手がけることでも知られる人気のクラフトブルワリー、Far Yeast Brewingが新たなクラフトジンブランドとして2021年10月にリリース。
シリーズ第1弾は、コロナ禍の影響で発生したロスビールを再活用したジンで「Beer Distilled Gin – New Pot」と「Malt Gin – New Pot Blended」の2銘柄で展開。
同ブルワリーが新たに導入した蒸溜器も活用されています。
「Malt Gin」は、ジュネヴァスタイルのジンで、大麦麦芽のスピリッツとビール由来のスピリッツをブレンドし、ホップなどのボタニカルが使用されているのが特徴です。
また、このプロジェクトには、日本のトップバーテンダーの一人であるBAROSSA cocktailier(岐阜市)の中垣繁幸さんがアドバイザーとして参画しています。
※下記は定番銘柄「Malt Gin – New Pot Blended」の情報
造り手 | Far Yeast Brewing(山梨・小菅村) |
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主なボタニカル | ゆず、ホップ(ネルソンソーヴィン)、コリアンダーなど |
度数/容量 | 47%/500ml |
値段 | 4,994円(税込) |
静 SIZ
六甲山のふもとにある複合施設・六甲山サイレンスリゾートが手がけるオリジナルジンで「小鼓 モンテオエステ ジン」などを造る西山酒造場が製造を担当しています。
兵庫県産の酒米由来のスピリッツをベースに、柚子、赤紫蘇、抹茶、そして六甲山サイレンスリゾートが養蜂して収穫した蜜猟を使用。
2021年11月に販売がはじまったばかりのブランドで、同施設のギフトショップでの販売です。
造り手 | 西山酒造場(兵庫・丹波市) |
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主なボタニカル | ゆず、赤しそ、抹茶など |
度数/容量 | -%/-ml |
値段 | -円(税込) |
六媛(ろくひめ)
「道後ジン」を手がける水口酒造が新たにリリースしたクラフトジンブランドです。
愛媛6市町が共同で地域活性化を目指す「まつやま圏域未来共創ビジョン」の一環で製造されたジンで、その6市町の特産品である伊台・五明こうげんぶどう、中山栗、紅い雫(いちご)、ふじ(りんご)、裸麦、七折小梅をキーボタニカルとして使用。
裸麦焼酎由来のスピリッツをベースに、これらの素材を含む13種類のボタニカルを漬け込んだのち蒸溜されています。
造り手 | 水口酒造(愛媛・松山市) |
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主なボタニカル | ぶどう、栗、いちごなど |
度数/容量 | 40%/500ml |
値段 | 5,280円(税込) |
カモミールジン
イオン九州が2021年10月に発売したばかりのブランドです。
マスターソムリエとして活躍している高野豊さんによる監修のもと、東京・大田区にある羽田麦酒で蒸溜されています。
その名のとおり宮崎県日向市産のカモミールをふんだんに使ったジンで、羽田麦酒の他のブランドと同じく、ボタニカルの蒸溜をせずに漬け込みによってフレーバーを抽出するコンパウンド方式で造られています。
宮崎県内のイオン2店舗(宮崎店、日向店)でのみの販売です。
造り手 | 製造・羽田麦酒(東京・大田区)/企画・イオン九州 |
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主なボタニカル | ジュニパーベリー、カモミールなど |
度数/容量 | 40%/500ml |
値段 | 3,080円(税込) |
CRAFT GIN 和柑橘
大手酒類メーカー・メルシャンが2021年10月に発売したクラフトジンで、同社の本格焼酎の製造、研究、開発拠点である八代不知火蔵で造られる八代不知火蔵で製造されています。
その名のとおり和柑橘をふんだんに使ったジンで、ジュニパーベリーのほかに地元熊本産の晩白柚、青柚子、不知火といった3種類の柑橘をボタニカルとして使用。
和柑橘が活きるように、あえてボタニカルを4種類に絞っています。
造り手 | メルシャン・八代不知火蔵(熊本・八代市) |
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主なボタニカル | 晩白柚、青柚子、不知火など |
度数/容量 | 47%/300ml |
値段 | 1,980円(税込) |
BEAR’S BOOK
「白岳しろ」などの造り手として知られる米焼酎のトップメーカー・高橋酒造が、新たな挑戦としてクラフトジンの製造をスタート。
4年もの開発期間を経て2021年11月にリリースしたのが、産地である熊本にちなんだ名の「BEAR’S BOOK」です。
長い開発期間の中で、ヨーロッパでジンの歴史と伝統、技術を学んだことを契機に、それを尊重すべく、あえて焼酎ではなくクリアな風味のニュートラルスピリッツをベースに使用。
ゆずや不知火など熊本産の8種類のボタニカルを軸にし、ドイツ製の世界最高峰の蒸溜器で蒸溜しています。
ジンの基本を大切にしながら、主張しすぎない個性も持たせたジンで、しっかり香るジュニパーベリーと山椒のアクセントは特徴的です。
造り手 | 高橋酒造(熊本・人吉市) |
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主なボタニカル | ゆず、不知火、山椒など |
度数/容量 | 45%/700ml |
値段 | 3,300円(税込) |
Komaki Gin
人気の芋焼酎「一尚」などを手がける焼酎の名門・小牧醸造が「ひらめき」に続く新ブランドとして、2021年11月にリリースしたのが「Komaki Gin」です。
ベースには芋焼酎を用い、南高梅、けせん、笹の葉、青山椒、みかんピール、ティーツリーといった地元さつま町で収穫した6つのボタニカルとジュニパーベリーを個別に蒸溜し、ブレンドしています。
ボトルはラベルが剥がせるようになっており、飲み終えた後はインテリアとして活用できます。
造り手 | 小牧醸造(鹿児島・さつま町) |
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主なボタニカル | 南高梅、けせん、笹の葉など |
度数/容量 | 48%/500ml |
値段 | 3,960円(税込) |
北海道
9148
2018年に誕生した紅櫻蒸溜所で造られる北海道初のクラフトジン。
既にいくつもの銘柄がリリースされている中で、定番銘柄である「0101」は、ジンの伝統的なボタニカルに加え、日高昆布や干し椎茸、切干大根といった北海道産の素材をふんだんに使用しているのが特徴。
ジンの骨格がありながらも独特のダシっぽさを感じられるジンです。
※下記は定番銘柄「#0101」の情報
造り手 | 紅櫻蒸溜所(北海道・札幌市) |
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主なボタニカル | アンジェリカ、日高昆布、切干大根など |
度数/容量 | 45%/700ml |
値段 | 4,950円(税込) |
火の帆(HONOHO)
観光地としても知られる積丹半島の町に拠点を置く、積丹スピリットが2020年夏にリリースしたクラフトジンが「火の帆」。
地域活性・地方創生策として始まったプロジェクトであることから、積丹および北海道のボタニカルをふんだんに使用。その中でも道内に広く自生する針葉樹のアカエゾマツを軸としており、ウッディで力強い味わいが特徴です。
※下記は定番銘柄「KIBOU」の情報
造り手 | 積丹スピリット(北海道・積丹町) |
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主なボタニカル | アカエゾマツ、エゾミカン、ヤチヤナギなど |
度数/容量 | 45%/500ml |
値段 | 5,940円(税込) |
TAN・TAKA・TAN GIN (鍛高譚ジン)
人気のしそ焼酎「鍛高譚」のジン版がこちらのブランド。
焼酎と同様に北海道産の赤シソを軸にしつつ、合計6種類のボタニカルが使われています。
赤シソの爽やかな香りが活きた和テイストジンで、やや抑えられた価格帯でアルコール度数も低めであるため、初心者の方にもオススメの一本です。
造り手 | 合同酒精旭川工場(北海道・旭川市) |
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主なボタニカル | 赤シソ、リコリス、アンジェリカなど |
度数/容量 | 37%/700ml |
値段 | 3,200円(税抜) |
北水鍾(きたすいしょう)
「鍛高譚ジン」と同じオエノングループの合同酒精が旭川市で製造するブランドです。
昆布やシーベリー、赤シソ、男爵いもなど北海道産のボタニカル6種類と、ジンの伝統的なボタニカル5種類を合わせて使用しています。
限定1,000本リリースで既にメーカー完売しています。
造り手 | 合同酒精旭川工場(北海道・旭川市) |
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主なボタニカル | 昆布、シーベリー、男爵いもなど |
度数/容量 | 45%/700ml |
値段 | 5,000円(税抜) |
ミントクラフトジン
北海道発のコンビニチェーンとして知られるセイコーマートのオリジナルジンです。
地元の名産品でもある和製ミントのハッカの香りを活かしたジンで、地元の農業組合の協力のもと、滝上町の和ハッカの葉とオイルを蒸溜して造られています。
リーズナブルで度数も抑えられた初心者にも優しいジンで、セイコーマートの店頭はもちろん、ネット通販でも販売。炭酸で割った缶商品も同時展開されています。
造り手 | セイコーマート/製造:美峰酒類(群馬・高崎市) |
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主なボタニカル | 和ハッカなど |
度数/容量 | 37%/720ml |
値段 | 1,408円(税込) |
ohoro GIN
「八海山」で知られる日本酒の名門・八海醸造(新潟)が、ニセコ町に2021年10月にオープンしたニセコ蒸溜所。同蒸溜所初の製品としてリリースされたのが「ohoro GIN」です。
ニセコの地で生まれたジンが多くの方に親しまれ、未来永劫続くように、という願いから、アイヌ語で「続く」を意味する「ohoro(オホロ)」と命名。ボタニカルには、北海道産のヤチヤナギやニホンハッカなどを含む13種類を用いており、ベーススピリッツに漬け込んだのち蒸溜し、香りを取り出しています。
製造量が少ないため、当面の間はニセコエリア限定での販売です。
造り手 | ニセコ蒸溜所(北海道・ニセコ町) |
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主なボタニカル | ヤチヤナギ、ニホンハッカ、ゆずなど |
度数/容量 | 47%/720ml |
値段 | 4,180円(税込) |
N43
札幌市の総合酒造メーカー、札幌酒精工業が2021年10月に発売したクラフトジンが「N43」です。
その名は北緯43°にちなんでおり、現在「はじまり」と「はる」の300ml/2種類セットが販売されています。
ニュートラルスピリッツをベースに、地元産の針葉樹ヒバやカヤ、札幌のハーブを軸にしながら「はじまり」にはマルメロ(西洋かりん)を使用。
「はる」にはサクラやヨモギなどを使用しています。
販売エリアは北海道のみで、888セット限定での販売となります。
造り手 | 札幌酒精工業(北海道・札幌市) |
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主なボタニカル | ヒバ、カヤ、レモンバームなど |
度数/容量 | 各43%/300ml |
値段 | 4,620円(税込) |
青森
該当ブランドなし。
岩手
南部美人クラフトジン
日本酒の名門・南部美人が、コロナ禍で余ってしまった酒米を新たなお酒の原料として活用すべく蒸溜所を新設し、誕生させたクラフトジン。
岩手の酒米を使った自社製ライススピリッツをベースに、地元の名産であり、浄法寺漆(じょうぼうじうるし)をボタニカルのキーとして使用。漆をボタニカルとして使った世界初のジンであり、ヴィーガンの国際認定を取得した日本初のジンです。
雨上がりの森のようなウッディな香りが特徴です。
※下記は定番銘柄の情報
造り手 | 南部美人(岩手・二戸市) |
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主なボタニカル | 浄法寺漆など |
度数/容量 | 40%/700ml |
値段 | 4,730円(税抜) |
清庵 -Seian-
岩手初のクラフトジンとして、世嬉の一(せきのいち)酒造がリリースしたのがこちらのブランド。
コロナ禍において自社ビールを原料とした消毒用アルコール(スピリッツ)を手がけたことを発端に、その技術を応用してジンを製造。数少ないビール由来のジンで、クロモジや山椒を使った定番銘柄と、それを用いたジンソーダ瓶などもリリースされています。
造り手 | 世嬉の一酒造(岩手・一関市) |
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主なボタニカル | 山椒の実、クロモジ、ヒバなど |
度数/容量 | 40%/330ml |
値段 | 1,500円(税抜) |
WA KUWACHA
北上市のクラフトビールの造り手・さくらブルワリーが、2020年夏にジンの製造を開始し、2021年2月にリリースしたのが「WA KUWACHA」です。
同ブルワリーは英国人が営んでおり、母国でありジンの本場である英国で研修を受けたのちにジンの製造に着手。米原料のアルコールをベースに、北上市の桑茶と陸前高田市の北限のゆずを、最新型の蒸溜器で蒸溜して香りづけしています。
造り手 | さくらブルワリー(岩手・北上市) |
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主なボタニカル | 桑茶、ゆずなど |
度数/容量 | 42%/720ml |
値段 | 4,180円(税込) |
秋田
ナイトトラベラー
日本酒の人気ブランドが集まる秋田の中でも、高い知名度と人気を誇る「山本」の造り手が、設備を新設し2020年にクラフトジンをリリース。
自社製の粕取焼酎をベースに、秋田産の桔梗(花の一種)やカミツレ(カモミール)、檜山茶、リンゴなどをボタニカルとして使用しています。
フルーティーな吟醸香が感じられながらも後味のスパイシーさが特徴的なジンです。
造り手 | 山本酒造店(秋田・八峰町) |
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主なボタニカル | 桔梗、カミツレ、リンゴなど |
度数/容量 | 45%/700ml |
値段 | 4,000円(税抜) |
AKITA CRAFT 美GIN
総合酒類メーカーとして知られるオエノングループの秋田県醗酵工業が製造する、秋田初のクラフトジンが「AKITA CRAFT 美GIN」。
ジュニパーベリーやアンジェリカなどジンの王道ボタニカル5種類の他、ふきのとう、菊芋、米といった秋田ならではの素材もボタニカルとして使用しています。
造り手 | 秋田県醗酵工業(秋田・湯沢市) |
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主なボタニカル | ふきのとう、菊芋、秋田県産米など |
度数/容量 | 40%/500ml |
値段 | 2,830円(税抜) |
秋田杉GIN
「AKITA CRAFT 美GIN」と同じ造り手が手がける、その名のとおり秋田杉を活かしたジンです。
秋田に自生する秋田杉は、日本三大美林の一つにも数えられる名木で、高級材木としても知られています。その秋田杉の葉をボタニカルのキーとして使った、深い森のような香りのジンです。
造り手 | 秋田県醗酵工業(秋田・湯沢市) |
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主なボタニカル | 秋田杉の葉、コリアンダー、オレンジなど |
度数/容量 | 46%/500ml |
値段 | 2,830円(税抜) |
宮城
欅-けやき-
有名な日本酒銘柄「伯楽星」を手がける新澤醸造店が新会社MCGを立ち上げ、東北初のクラフトジン蒸溜所を創設。2年間の試行錯誤の末に完成したのが「欅-けやき-」です。
あえてニュートラルなスピリッツをベースに用い、宮城産のゆずとセリ、茶葉、そしてブドウをボタニカルの軸として使用。それぞれ香りを活かすべく別々に蒸溜し、のちにブレンドされています。
造り手 | MCG(宮城・大崎市) |
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主なボタニカル | ゆず、セリ、ブドウなど |
度数/容量 | 42%/700ml |
値段 | 3,990円(税抜) |
カフェジン
ウイスキー造りで知られるニッカウヰスキーが2017年にリリースした「カフェジン」は、実は宮城峡蒸溜所で製造されています。
世界的にも珍しいカフェ式蒸溜機から得られるカフェ蒸溜液をベースに、ボタニカルはグループ別に蒸溜し、同社の強みでもあるブレンドの技術で仕上げています。
ベース由来の甘みと、フレッシュな和柑橘の香りと山椒のスパイシーさが広がるジンです。
造り手 | 宮城峡蒸溜所(宮城・仙台市) |
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主なボタニカル | ゆず、甘夏、山椒、りんごなど |
度数/容量 | 47%/700ml |
値段 | 4,500円(税抜) |
山形
該当ブランドなし。
福島
侍刀(ジンジン)
日本酒メーカーの白河銘醸が2019年にリリースしたブランドです。
仕入れたフレーバースピリッツをブレンドするコンパウンド式(ボタニカルの蒸溜をしない、またはそれらを混ぜ合わせるジン)で製造することで、リーズナブルな値段を実現させています。
オレンジのような香りが主体です。
造り手 | 白河銘醸(福島・白河市) |
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主なボタニカル | 非公開 |
度数/容量 | 37.5%/500ml |
値段 | 1,078円(税込) |
茨城
和ジン
水戸市に拠点を置く総合酒類メーカーの明利酒類が、2017年にリリースしたのがこちらのクラフトジン。 最大の特徴は、日本酒を蒸溜し10年もの間熟成させたスピリッツを贅沢にもベースに用いていること。ジュニパーベリーのウッディな香りと柑橘のフレーバーとともに、ベース由来の深みやまろやかさも感じられます。
造り手 | 明利酒類(茨城・水戸市) |
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主なボタニカル | オレンジ、レモン、シナモンなど |
度数/容量 | 45%/700ml |
値段 | 3,850円(税込) |
RAIFUKU GIN
1716年創業の日本酒の名門であり、花酵母を使った「来福」などで全国的に知られる来福酒造がリリースしたクラフトジンで、初回生産分は生産本数の兼ね合いから茨城県内の特約店でのみの販売です。
地元の名産品でもある福来(ふくれ)みかんなど、茨城産の素材を中心としたボタニカルをそれぞれ別々に蒸溜し、ブレンドによって仕上げられています。
造り手 | 来福酒造(茨城・筑西市) |
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主なボタニカル | 福来みかんなど |
度数/容量 | 42%/720ml |
値段 | 4,840円(税込) |
栃木
小山市の酒蔵・西堀酒造がクラフトジンの製造を発表しており、発売に向けて準備中です。
⇒https://nishiborisyuzo.com/
群馬
クラフトジン歌川
高崎市の総合酒類メーカー、美峰酒類が手がけるジンで「歌川」という名は本社を構える町の名前にちなんでいます。
オレンジやコリアンダーなど8種類のボタニカルのほか、ラベンダーを軸として使用しており、そのフローラルな芳香が活かされたフレーバーは特徴的です。
値段が手頃なため気軽に楽しめるタイプのジンです。
造り手 | 美峰酒類(群馬・高崎市) |
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主なボタニカル | ラベンダーなど |
度数/容量 | 40%/500ml |
値段 | 1,540円(税込) |
ベリーズリバー
伊勢崎市の「農&食」戦略会議が企画し、美峰酒類が製造する「ベリーズリバー」。
伊勢崎産の二条大麦を使ったスピリッツをベースに、数種類のボタニカルのほか、伊勢崎産のマルベリー(桑の実)を使用した地産地消的発想のジンです。
600本限定で伊勢崎市を中心に販売されています。
造り手 | 美峰酒類(群馬・高崎市)/企画:伊勢崎市 |
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主なボタニカル | マルベリーなど |
度数/容量 | 37%/500ml |
値段 | 1,800円前後 |
埼玉
棘玉(とげだま)
川越で130年続く酒販店「マツザキ」が蒸溜所を新設し、2020年にリリースした埼玉初となるクラフトジンです。
日本のジンシーンでは珍しい日本製の銅製蒸溜器を使用。ボタニカルも国産にこだわり、自社で栽培しながら今後は全て自社産ボタニカルでの製造を目指しているそうです。
ジュニパーベリーのフレーバーが活きたジンらしいジンです。
造り手 | 武蔵野蒸留所(埼玉・川越市) |
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主なボタニカル | ゆず、山椒、河越茶など |
度数/容量 | 47%/700ml |
値段 | 4,785円(税込) |
千葉
TATEYAMA GIN
館山市の複合施設「TAIL」にあるカフェ・バー内の蒸溜所で造られるクラフトジンで、2021年6月に誕生したばかりです。
その「エレメントシリーズ」は、ジンによく使われるボタニカルをあえて1種類ずつ蒸溜しそれぞれ商品化。19種類もの数で展開されており、飲み手は好きな分量をブレンドしながらオリジナルのジンを作成できます。その他、予めブレンドされた「ブレンドシリーズ」も販売されています。
※下記は「エレメントシリーズ」の情報
造り手 | TATEYAMA BREWING(千葉・館山市) |
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主なボタニカル | ボタニカルごとに商品化 |
度数/容量 | 40%/200ml |
値段 | 各1,980〜2,200円(税込) |
東京
東京クラフトリキュール TOM GIN
板橋を拠点にリキュールやスピリッツを手がける東京クラフトリキュール。超少量生産で個性豊かなお酒を続々とリリースしている中で「TOM GIN」はその名のとおり、国産では珍しい“オールドトムジン(瓶詰め前に少量の砂糖を加えほんのり甘味をつけたジン)”スタイルとなっています。
2021年9月時点でテイストが異なるユニークな18銘柄がリリースされており、東京を含む国産のボタニカルがふんだんに使われています。
※下記は「#01」の情報
造り手 | 東京クラフトリキュール(東京・板橋) |
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主なボタニカル | イブキジャコウソウ(日本原産のタイムの仲間)、和薄荷、ゆずなど |
度数/容量 | 47%/700ml |
値段 | 7,615円(税込) |
SAVE BEER SPIRITS
クラフトビールの名手、常陸野ブルーイングが2019年に開業したビアバー併設の蒸溜所で造られるクラフトジンです。
コロナ禍での営業自粛の影響によって飲食店で廃棄せざるえなくなってしまったビールを無料で回収し、東京蒸溜所と同社が茨城に構える八郷蒸溜所にて蒸溜。それをベースにジンのボタニカルを蒸溜することで、廃棄ビールをジンとして蘇らせています。
造り手 | 常陸野ブルーイング 東京蒸溜所(東京・秋葉原)/八郷蒸溜所(茨城・石岡市) |
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主なボタニカル | 山椒、ホップなど |
度数/容量 | 40%/750ml |
値段 | 3,500円(税抜) |
COMMON GIN
東京の新名所、虎ノ門横丁内にある居酒屋兼蒸溜所「酒食堂 虎ノ門蒸留所」で製造される大都会発のクラフトジンです。
コンセプトは“TOKYO LOCAL SPIRITS”。東京の島焼酎をベースに、素材の良さを出すべく定番銘柄ではジュニパーベリーとチコリの根のみを使用しており、その力強い味わいが特徴的です。
一方で定期的にリリースされる「季節のジン」シリーズでは、これまでに青梅の梅を使ったジンや八丈島のパッションフルーツを使ったジンなどが展開されています。
※下記は定番銘柄の情報
造り手 | 虎ノ門蒸留所(東京・虎ノ門) |
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主なボタニカル | ジュニパーべリー、チコリの根 |
度数/容量 | 40%/500ml |
値段 | 5,500円(税込) |
LAST
お酒の業界における循環型経済を目指すエシカル・スピリッツ社が手がけるクラフトジンで、廃棄されるはずだった酒粕を蒸溜し、ジンのベースとして再利用しています。
“飲む香水”をコンセプトに、第一弾となる「EPISODE 0 -MODEST-」では、生姜をボタニカルのキーとして使用。華やかでフルーティーな香りが広がり、後味の生姜のスパイシーさが特徴的です。
ラベンダーやハイビスカスティーを使用した「EPISODE 0 -ELEGANT-」も販売されています。
※下記は「-MODEST-」の情報
造り手 | エシカル・スピリッツ(東京・蔵前) ※製造は千代むすび酒造 |
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主なボタニカル | 生姜、コリアンダー、レモンなど |
度数/容量 | 43%/200ml |
値段 | 1,650円(税込) |
REVIVE(リバイブ)
「LAST」を手がけるエシカル・スピリッツ社の別ブランドとして展開されている「REVIVE」
第一弾ボトルとなる「From Beer」では、ビールのバドワイザーと日本酒メーカーの月桂冠とタッグを組み、コロナ禍で余ったビールをジンのベースとして再利用。漬け込み式でボタニカルの香りを抽出することで、ウッディでコクのある味わいとなっています。
※下記は「From Beer」の情報
造り手 | エシカル・スピリッツ(東京・蔵前) ※製造は月桂冠、または千代むすび酒造 |
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主なボタニカル | ブナ、ビール、ホップなど |
度数/容量 | 40%/360ml |
値段 | 5,500円(税込) |
CACAO ÉTHIQUE(カカオエティーク)
エシカル・スピリッツ社が蔵前に開業した「東京リバーサイド蒸溜所」で造られるクラフトジンです。
秋田の名酒「飛良泉」の粕取焼酎をベースに、カカオハスク(チョコレート作りの際に廃棄される部位)をボタニカルのキーに使用した、同社らしいサスティナブルなジンです。
造り手 | 東京リバーサイド蒸溜所(東京・蔵前) |
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主なボタニカル | ジュニパーベリー、カカオハスク |
度数/容量 | 46%/375ml |
値段 | 4,950円(税込) |
HOLON
飲食業界のDX推進に取り組むカンカク社の企画の元、エシカル・スピリッツ社が造るクラフトジンです。
“ととのえる時間に寄り添うクラフトジン”をコンセプトに、ミレニアル世代が中心のチームが創り出しています。
薬膳師が選定した“清み”“くつろぎ”“巡り”の3つのテーマからなるボタニカルを使用し、心身を整える香りをボトルに閉じ込めています。
造り手 | 東京リバーサイド蒸溜所(東京・蔵前)/企画:カンカク |
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主なボタニカル | パンダンリーフ(熱帯植物)、リンデン(菩提樹)、ローズマリーなど |
度数/容量 | 35%/500ml |
値段 | 4,950円(税込) |
BATH LAB GIN(バスラボジン)
2014年より羽田の地でクラフトビールを手がける羽田麦酒が、2020年にリリースした「BATH LAB GIN」
その名はバスタブジン(その昔、バスタブ内にボタニカルを漬け込み密造されていたジン)にちなんでおり、それに準いボタニカルは蒸溜するのではなく、漬け込み方式でフレーバーを抽出しています。
「#000」はジュニパーべリーのみを使用し、その他のボトルでは桜や杉、檜などが使用されています。
※下記は「#000」の情報
造り手 | 羽田ブルワリー(東京・羽田) |
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主なボタニカル | ジュニパーべリー |
度数/容量 | 40%/720ml |
値段 | 3,460円(税込) |
Teen Spirits
クラフトスピリッツの製造を行うWhiskey&Co.社が第1弾となる製品としてリリースしたのが「Teen Spirits」です。
「LAST」などを手がけるエシカル・スピリッツ社とのコラボレーションブランドで、日本屈指の若手醸造家・蒸溜家である山口歩夢さんがレシピと製造を監修。
山椒や紫蘇、3種類の柑橘、その他様々なボタニカルのほか、バタフライピーの花を浸すことで鮮やかなブルーの液体へと仕上がっています。
トニックウォーターやレモンなどを加えると色がピンクに変色し、ビジュアル的にも楽しめるジンです。
造り手 | 東京リバーサイド蒸溜所(東京・蔵前)/企画:Whiskey&Co. |
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主なボタニカル | ゆず、不知火、山椒など |
度数/容量 | 45%/375ml |
値段 | 3,215円(税込) |
神奈川
クラフトジン黄金井
200年以上の歴史を持つ黄金井酒造が、2018年にリリースした神奈川初のクラフトジンです。
同酒造は日本酒、焼酎、ビールなど様々なお酒を手がけており、ジンのベースには粕取焼酎と米焼酎を使用。ボタニカルは湘南ゴールドなど神奈川産の素材を中心に使用しています。
焼酎由来の甘みと柑橘の香り、ウッディな香りのバランスが良く、なめらかな味わいが特徴的。200mlのミニボトルも展開されています。
造り手 | 黄金井酒造(神奈川・厚木市) |
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主なボタニカル | 湘南ゴールド、かぼす、ヒノキなど |
度数/容量 | 43%/500ml |
値段 | 4,950円(税込) |
クラフトジン箱根
「クラフトジン黄金井」を手がける黄金井酒造が、箱根エリアや酒蔵のショップでの限定販売ボトルとしてリリースしたブランドです。
湘南ゴールド、片浦レモン、箱根産ミントなど、その名のとおり箱根の素材をボタニカルとして活かしたジンです。
※下記は定番銘柄「#0101」の情報
造り手 | 黄金井酒造(神奈川・厚木市) |
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主なボタニカル | 湘南ゴールド、片浦レモン、ミントなど |
度数/容量 | -%/-ml |
値段 | 1,540円(税込) |
NUMBER EIGHT GIN
横浜の新名所、ハンマーヘッドの“QUAYS pacific grill”の店内にある「NUMBER EIGHT DISTILLERY」で造られるクラフトジンです。
日本でも有数のバーテンダーが手がけるジンで、同店ではビールの醸造とコーヒーの焙煎もしていることから、定番銘柄にはホップとコーヒー豆をボタニカルとして使用。また、本来なら廃棄されてしまうアボカドの種も活用しています。
爽やかな香りとボディのしっかりしたバランスが良い味わいが特徴的。店内で味わえるのはもちろん、全国の酒販店で販売されています。
※下記は定番銘柄の情報
造り手 | NUMBER EIGHT DISTILLERY(神奈川・横浜市) |
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主なボタニカル | ホップ、コーヒー豆、アボカドの種など |
度数/容量 | 46%/750ml |
値段 | 3,850円(税込) |
白天狗
「湘南ビール」を手がけることでも知られる茅ヶ崎の老舗酒造、熊澤酒造が2021年にリリースしたクラフトジンが「白天狗」です。
お酒造りのほか、レストランやカフェも数店舗営むなど地元の活性化に貢献している造り手によるクラフトジンは、自社の粕取焼酎を蒸溜したスピリッツにベースにジュニパーべリーのみを使用したシンプルなもの。その名のとおり、ラベルにはインパクトのある天狗がデザインされています。
造り手 | 熊澤酒造(神奈川・茅ヶ崎市) |
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主なボタニカル | ジュニパーべリー |
度数/容量 | 41%/700ml |
値段 | 4,950円(税込) |
【番外】横浜ジン蒸溜所
横浜有数のブリュワリー、横浜ベイブルーイングが日ノ出町フードホール内に開業した「横浜ジン蒸溜所」。
まだ商品として販売はされていないものの、横浜の名バーテンダーがアドバイザーを務め、すでに店内用にいくつかのジンが完成しています。店内ではクラフトビールはもちろん、ビールサーバーから注ぐ樽生ジンソーダなどが楽しめます。
なお2021年内の発売に向けて準備中とのことです。
新潟
YASO GIN
野草の酵素を活かした飲料や食品などを手がけてきた越後薬草社が2020年にスピリッツ事業に参入。同年リリースしたのが「YASO GIN」です。
よもぎなど80種類の野草を使ったスピリッツ「YASO SPIRITS」をベースに、2021年版では越後トウキ、日本ヤマニンジン葉、ジンセンベリーなど51種類のボタニカルを使用した、世界でも稀に見る131種類もの素材の香りを閉じ込めたジンです。
よもぎの香りを中心にとてもハーバルなジンで、複雑で奥ゆきを感じさせる味わいが特徴です。
※下記は「YASO GIN 2021」の情報
造り手 | 越後薬草(新潟・上越市) |
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主なボタニカル | 越後トウキ、日本ヤマニンジン葉、ジンセンベリーなど |
度数/容量 | 41%/700ml |
値段 | 6,380円(税抜) |
ROKUMOJI
木製プロダクトや林業をしてきた企業がジンの事業に参入し、2020年にリリースしたのが「ROKUMOJI」です。
地元の森林資源のボタニカルをキーとし、林業の過程で本来なら廃棄される間伐材であるアテビを使用。そのほか地元新潟の特産物を用いたサスティナブルなクラフトジンです。
ウッディで爽やかな香りが特徴的です。
造り手 | 新潟麦酒(新潟市)/企画・ろくもじ |
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主なボタニカル | アテビ、クロモジ、ドライアップルの芯など |
度数/容量 | 43%/700ml |
値段 | 6,780円(税込) |
富山
該当ブランドなし。
ハーブ畑が併設する美容と健康の体験型施設「ヘルジアンウッド(立山町)」を運営するGEN風景社が蒸溜所の新設およびジンの製造に向けて準備中です。
⇒https://healthian-wood.jp/
石川
該当ブランドなし。
金沢市にパブ併設の蒸溜所「Alembic Distillery」が開業しており、現在ジンの製造に向けて準備中です。
⇒https://alembic.jp/
その他、英国で製造しているため国産クラフトジンにはあたりませんが、珠洲市産のユズや月桂樹を使用した「能登ジン」も発売に向けて準備中です。
⇒https://www.notogin.com/
福井
該当ブランドなし。
山梨
クラフトジン 漣(れん)
ワインをはじめとしたお酒の輸出入や開発などを手がける徳岡社の企画のもと、山梨の南アルプスワインアンドビバレッジ社が製造したクラフトジンです。
2021年に発売されたばかりの新しいブランドで、国産スピリッツと甲斐の名水をベースに、ゆずや山梨県産の桃の果汁、山椒、茶葉など6種類のボタニカルが用いられています。
造り手 | 南アルプスワインアンドビバレッジ(山梨・笛吹市)/企画:徳岡 |
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主なボタニカル | ゆず、桃果汁、茶葉など |
度数/容量 | 45%/720ml |
値段 | 2,680円(税込) |
梓 Azusa
上記の「漣」と同じく、南アルプスワインアンドビバレッジ社が手がけるクラフトジンで、小型のハイテク蒸溜器(iStill)によって造られています。
サトウキビ由来のスピリッツにジュニパーベリーを漬け込んで蒸溜したものをベースとし、さらにゆずや山椒、茶葉など5種の和のボタニカルが使用されています。
造り手 | 南アルプスワインアンドビバレッジ(山梨・笛吹市) |
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主なボタニカル | ゆず、山椒、茶葉など |
度数/容量 | 45%/720ml |
値段 | 2,178円(税込) |
AMRTA(アムリタ)
2021年春に創業した新進気鋭の蒸溜所・GEEKSTILLが手がけるクラフトジンで、10月より販売がスタートしました。
甲州市の自然豊かなエリアに蒸溜所を構えており“季節や情景を感じられるお酒創り”を目指してジンを製造。
山田錦(酒米)の日本酒由来のスピリッツをベースに、深い山の中や、渓流、里山などに自生している様々なボタニカル素材を用いられています。
第一弾は「ブドウの花」のジンです。
造り手 | GEEKSTILL(山梨・甲州市) |
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主なボタニカル | ブドウの花など |
度数/容量 | 40%/500ml |
値段 | -円(税込) |
Off Trail – Azeotrope (オフトレイル アゼオトロープ)
「KAGUA GIN」を手がけることでも知られる人気のクラフトブルワリー、Far Yeast Brewingが新たなクラフトジンブランドとして2021年10月にリリース。
シリーズ第1弾は、コロナ禍の影響で発生したロスビールを再活用したジンで「Beer Distilled Gin – New Pot」と「Malt Gin – New Pot Blended」の2銘柄で展開。
同ブルワリーが新たに導入した蒸溜器も活用されています。
「Malt Gin」は、ジュネヴァスタイルのジンで、大麦麦芽のスピリッツとビール由来のスピリッツをブレンドし、ホップなどのボタニカルが使用されているのが特徴です。
また、このプロジェクトには、日本のトップバーテンダーの一人であるBAROSSA cocktailier(岐阜市)の中垣繁幸さんがアドバイザーとして参画しています。
※下記は定番銘柄「Malt Gin – New Pot Blended」の情報
造り手 | Far Yeast Brewing(山梨・小菅村) |
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主なボタニカル | ゆず、ホップ(ネルソンソーヴィン)、コリアンダーなど |
度数/容量 | 47%/500ml |
値段 | 4,994円(税込) |
長野
香の森(かのもり)
「養命酒」を手がけることで知られる養命酒製造社がジン造りが参入し、2019年にリリースしたのが「香の森」です。
約100年もの間、養命酒を造り続けることで向きあってきた、ボタニカルへの知見と技術が活かされています。
軸となる素材にはクロモジを用い、その他18種類のボタニカルが使用されています。
ブランド名に“森”がつくように、深い森の中にいるようなとりわけウッディで口当たりは滑らか。クロモジのフレーバーがしっかりしたジンです。
造り手 | 養命酒製造(長野・駒ヶ根市) |
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主なボタニカル | クロモジの枝と葉、トチュウの葉、桑の実など |
度数/容量 | 47%/700ml |
値段 | 4,500円(税抜) |
香の雫(かのしずく)
「香の森」の兄弟ブランドにあたるのが「香の雫」です。
香の森と同様にクロモジを軸としながらも、レモンピールなどジンのオーソドックスなボタニカルを11種類に厳選。値段も抑えられており、スーパーやコンビニなど幅広く流通しています。
クロモジのウッディな香りがメインではありながら、バランスも良いのが特徴です。
造り手 | 養命酒製造(長野・駒ヶ根市) |
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主なボタニカル | クロモジ、レモンピール、コリアンダーなど |
度数/容量 | 37%/300ml |
値段 | 880円(税抜) |
白樺ジン
山間のまち、佐久穂町で日本酒や焼酎造りを行う黒澤酒造が手がけるクラフトジンで、2020年秋にリリースされました。
焼酎をベースに、地元が誇る、日本一美しいとされる八千穂高原の白樺の美林を活かすべく、その樹液と枝葉を使用。枝葉はボタニカルのキーとして、樹液はアルコール度数調整の際に使用されています。
その他、ジュニパーベリー以外のボタニカルも地元産の素材が使用されています。
造り手 | 黒澤酒造(長野・佐久穂町) |
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主なボタニカル | 白樺、木の芽、桑の実など |
度数/容量 | 40%/500ml |
値段 | 3,000円(税抜) |
YOHAKHU(余白)
130年の歴史を持つ佐久市の芙蓉(ふよう)酒造が手がける、地元の自然を活かしたクラフトジンで、2020年末にリリースされました。
酒粕焼酎や穀類スピリッツ、果実スピリッツなど複数の原酒を用いて造られたスピリッツをベースとしているのが特徴的で、地元の山で採れたクロモジや熊笹(くまざさ)、リンゴなどをボタニカルとして使用しています。
造り手 | 芙蓉酒造(長野・佐久市) |
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主なボタニカル | クロモジ、熊笹、青実山椒など |
度数/容量 | 45%/500ml |
値段 | 6,000円(税抜) |
桜蔵(SAKURA)
自然豊かな伊那市高遠町。この地で150年間お酒を造り続ける仙醸社が製造を担い、マスターソムリエが監修したジンが「桜蔵」です。
米由来のスピリッツをベースに“天下第一の桜”と称される地元の名物、高遠城址公園の“タカトオコヒガンザクラ”の葉をボタニカルの軸として使用しているのが特徴です。
造り手 | 仙醸(長野・伊那市) |
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主なボタニカル | 桜の葉など |
度数/容量 | 45%/500ml |
値段 | 3,300円(税抜) |
未来ヅクリ2021
日本を代表するクラフトビールの造り手・ヤッホーブルーイングと、佐久市に拠点をおく日本酒や焼酎の造り手・戸塚酒造が共同開発したクラフトジン
です。
コロナ禍で行き場を失い賞味期限が迫った飲食店用クラフトビールを、戸塚酒造で蒸溜し、ジンのベースとして活用。昨年に続き2回目のリリースとなる「未来ヅクリ2021」は、ジュニパーベリーのほか、南部の木(ヒノキ)や山椒、オレンジピール、緑茶など8種類のボタニカルが使用されています。
売上の一部は、食品ロス削減と生活困窮者支援を目的に活動している非営利団体に寄付されます。
造り手 | 戸塚酒造(長野・佐久市)/ヤッホーブルーイング |
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主なボタニカル | ヒノキ、山椒、オレンジピール |
度数/容量 | 44%/500ml |
値段 | 4,290円(税込) |
岐阜
アルケミエ ジン
自然豊かで水が綺麗な郡上八幡。その山間部にある辰巳蒸留所で造られるクラフトジンです。
創業者の辰巳祥平さんが、基本的には一人で製造を行う少量生産のジンで、その時々の旬の素材など、ボタニカルを使い分けた銘柄が定期的にリリースされています。
基本的には粕取焼酎とチコリ焼酎をベースとしており、フルーティーな吟醸香とジュニパーベリーのグリーンな香りを軸に、フレーバーがしっかりしたジンです。
※下記は定番銘柄の「犬啼」の情報
造り手 | 辰巳蒸留所(岐阜・郡上市) |
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主なボタニカル | ジュニパーベリー |
度数/容量 | 45%/500ml |
値段 | 4,500円前後 |
「アルケミエ ジン」はほとんど通販では出回りません。酒販店で購入しましょう。
NAKATSU GIN
野菜を中心とした事業を行うサラダコスモ社が運営する中津川蒸留所が、2021年夏にリリースしたばかりのクラフトジンが「NAKATSU GIN」です。
同社は元々チコリ焼酎を手がけており、辰巳蒸留所にジンのベースとして供給もしていたことから、自社でもジンの製造も開始。第1弾ボトルでは、ペルー産のピスコ(ブドウのスピリッツ)をベースに、地元産のイチゴ、マイヤーレモン、ピンクレモネード、バレンタインライムなどのほか、チコリを使った、4種類のボトルがリリースされています。
※下記は「NAKATSU GIN(いちご)」の情報
造り手 | 中津川蒸留所(岐阜・中津川市) |
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主なボタニカル | イチゴ(紅ほっぺ)、チコリの根など |
度数/容量 | 50%/500ml |
値段 | 3,850円(税込) |
静岡
LAZY MASTER
2020年に沼津市に誕生した蒸溜所で造られるクラフトジンで、その名は地元に伝わる昔話に登場する“怠け者の仙人(LAZY MASTER)”にちなんでいます。
その昔話にまつわる地元の柑橘や、伊豆半島の柑橘がふんだんに使用しています。
第一弾となるボトル「~Silky Citrus~」は、地元のブリューパブが製造した大麦由来の原酒をベースに、柑橘を軸とした8種類のボタニカルが使われています。
※下記は「~Silky Citrus~」の情報
造り手 | 沼津蒸留所(静岡・沼津市) |
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主なボタニカル | 西浦みかん、へだたちばな、クロモジなど |
度数/容量 | 42%/500ml |
値段 | 4,610円(税込) |
BONITO
西伊豆町で立ち上がったベンチャー、西伊豆プロジェクトが企画し、沼津蒸留所で造られるクラフトジンです。
地元の名産品であり、伝統文化として根付く“カツオ節”と、天城の“深層水”を使ったジンで、そのブランド名は英語でカツオを意味する“BONITO”から取っています。
300本限定での販売です。
造り手 | 沼津蒸留所(静岡・沼津市)/企画:西伊豆プロジェクト |
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主なボタニカル | カツオ節、だいだい、夏みかんなど |
度数/容量 | 42%/500ml |
値段 | 5,200円(税込) |
愛知
愛知クラフトジンキヨス
日本酒「鬼ころし」で知られる清須市の老舗酒造、清洲桜醸造が手がける、2019年に誕生した愛知初のクラフトジンです。
愛知ゆかりの蒲郡みかんや金時生姜、西尾市の抹茶など、地元の素材を含む合計10種類のボタニカルを使用しており、和柑橘が程よく香り、バランスが良いドライな味わいとなっています。
値段の手頃さも特徴的です。
造り手 | 清洲桜醸造(愛知・清須市) |
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主なボタニカル | みかん、生姜、抹茶など |
度数/容量 | 40%/500ml |
値段 | 1,650円(税込) |
Y.Market HAND IN HAND CRAFT GIN
名古屋初のクラフトブルワリー・Y.MARKET BREWING(ワイマーケットブルーイング)と「愛知クラフトジンキヨス」を手がける清洲桜醸造が共同開発した限定クラフトジンです。
同ブルワリーの「パープルスカイペールエール」などを蒸溜したスピリッツをベースとしたビール系のジンで、1本あたり6Lものビールを用いています。
ボタニカルには、ゆずやホップなど4つの素材を用いています。
造り手 | 清洲桜醸造(愛知・清須市)/Y.MARKET BREWING |
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主なボタニカル | ゆず、ヒノキ、ホップなど |
度数/容量 | 45%/600ml |
値段 | 5,000円前後 |
大阪
ROKU
サントリー社が手がけるクラフトジン「ROKU」は、実は同社の大阪工場で造られています。
2017年の発売以降、今や世界的に知られるジンブランドへと成長している「ROKU」は、旬の時期に収穫した6つの和のボタニカルを使用しているのが特徴。素材の香りを活かすべく、それぞれ個別に4タイプの蒸溜器を使い分けながら原酒を造り、同社の強みでもあるブレンドの技術で仕上げています。
ゆずや桜などの和素材が複雑に香る繊細な味わいのジンで、少し薄めのソーダ割りは和食とともに楽しめます。
造り手 | サントリースピリッツ大阪工場(大阪市) |
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主なボタニカル | ゆず、桜の花、生姜など |
度数/容量 | 47%/700ml |
値段 | 4,400円(税込) |
翠(SUI)
サントリー社が手がける「ROKU」のリーズナブル版にあたるのが「翠」です。
ジュニパーベリーを含む伝統的なジンのボタニカル8種類を蒸溜した原酒をベースに、ゆず、緑茶、生姜といった3つの和素材の原酒をブレンド。ゆずを中心に和のテイストが優しく香る、日本の食事に寄り添う味わいのジンです。
今、日本で最も売れているジンの一つです。
造り手 | サントリースピリッツ大阪工場(大阪市) |
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主なボタニカル | ゆず、緑茶、生姜など |
度数/容量 | 40%/700ml |
値段 | 1,518円(税込) |
京都
季の美
日本初のジン専門の蒸溜所として2015年に創業した京都蒸溜所で造られる、日本のクラフトジンのパイオニアともされる「季の美」
“京都であること”にこだわり、米のスピリッツをベースに、京都産のゆずや玉露、山椒、生姜など和のボタニカルを使用。度数調整の際の水には伏見の名水を使用し、ラベルには1624年創業の京都の唐紙屋、雲母唐長のデザインが施されています。
今や世界でも有数のクラフトジンブランドであり、水割りやお湯割りでも楽しめる奥ゆかしいエレガントな和の香りと、ジンとしてのバランスの良さが特徴です。
造り手 | 京都蒸溜所(京都市) |
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主なボタニカル | ゆず、玉露、山椒など |
度数/容量 | 45%/700ml |
値段 | 4,500円前後 |
季能美(きのうび)
京都蒸溜所が手がける「季の美」の樽熟成版のクラフトジンが「季能美」です。
「季の美」の原酒を、かつて軽井沢蒸溜所のウイスキーに使われていた樽や、秩父蒸溜所の樽など、エディション毎に様々な樽で熟成させ、ブレンドによって仕上げています。
2021年9月時点で20以上のエディションがリリースされており、それぞれスペックは異なりますが、樽熟成由来の琥珀色の色合いや、香ばしい甘さと複雑な味わいは共通しています。
※下記は「22nd Edition -増女(ぞうおんな)-」の情報
造り手 | 京都蒸溜所(京都市) |
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主なボタニカル | ゆず、玉露、山椒など |
度数/容量 | 48%/700ml |
値段 | 8,800円(税込) |
千の鈴
多くの洋酒愛好家から支持される酒販店、信濃屋食品が企画し、京都蒸溜所で造られたオリジナルジンです。
「美味しいジン&トニックを提供したい」という思いから、都内のバーとスピリッツバイヤーが手を取り合って製造したジンは「季の美」のボタニカルに加え、ジンの王道ボタニカルであるコリアンダーとアンジェリカも使用。限定ボトルであり、すでに完売となっていますが、バーなどでは稀に見かけることもあります。
造り手 | 京都蒸溜所(京都市)/企画:信濃屋食品 |
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主なボタニカル | ゆず、コリアンダー、アンジェリカなど |
度数/容量 | 47%/700ml |
値段 | 完売商品 |
花物語
日本酒の名産地である京都・伏見に拠点をおく大手日本酒メーカー、黄桜が2021年にリリースしたクラフトジンが「花物語」です。
社名の由来ともなっている黄桜の花と葉や、宇治の老舗茶問屋・北川半兵衞商店の抹茶など、自社や地元にちなんだ素材を中心とした9種類のボタニカルを使用。それらは素材の特性ごとに2つのグループに分けて蒸溜され、ブレンドによって仕上げられています。
ブランド名にもあるように、特に黄桜の花はふんだんに使っているとされています。
造り手 | 黄桜(京都市) |
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主なボタニカル | 黄桜、ゆず、抹茶など |
度数/容量 | 47%/700ml |
値段 | 3,500円(税込) |
神楽南蛮クラフトジン湯沢
新潟・越後湯沢交流事業推進協議会の地域おこし協力隊のメンバーが企画し、京都のクラフトリキュールの造り手が製造したクラフトジンです。
江戸時代に南蛮から伝わり、20年ほど前から長岡野菜として栽培されている唐辛子の一種、かぐら南蛮。地元の農家が手がけるかぐら南蛮をボタニカルとして使用しています。
少量の砂糖が加えられた、アルコール度数も低めのリキュールスタイルのジンです。
造り手 | フルーツリキュールフリークス(京都市)/企画:インレットファーム |
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主なボタニカル | かぐら南蛮など |
度数/容量 | 34%/500ml |
値段 | 3,300円(税込) |
兵庫
小鼓 モンテオエステ ジン
丹波の地で日本酒や焼酎、ブランデーなどを手がけてきた西山酒造場が、2019年に兵庫初のクラフトジンとしてリリースしたブランドです。
やわらかな甘みを引き出すべく、自社の日本酒・小鼓を蒸溜したスピリッツをベースに用い、黒豆の名産地である丹波のジンらしく、黒豆茶や有機なた豆茶をボタニカルとして使用。そのほかブルーベリーや酒粕なども使用したユニークなジンです。
造り手 | 西山酒造場(兵庫・丹波市) |
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主なボタニカル | ブルーベリー、黒豆茶、有機なた豆茶など |
度数/容量 | 40%/720ml |
値段 | 5,500円(税込) |
兵庫美人
西日本きっての温泉地である有馬の中でも、800年の歴史を持つ有馬最古の宿・陶泉 御所坊が企画し、西山酒造場が製造した限定クラフトジンです。
神戸ワインを蒸溜したスピリッツをベースに、兵庫県が但馬、丹波、播磨、摂津、淡路の5つの国から成っていることに準え、それぞれの名産品を使用。但馬のわさび、丹波のブルーベリー、播磨のゆず、摂津の山椒、淡路のオレンジが使用されています。
造り手 | 西山酒造場(兵庫・丹波市)/企画:御所坊 |
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主なボタニカル | わさび、ブルーベリー、ゆずなど |
度数/容量 | 40%/720ml |
値段 | — |
東経135度兵庫ドライジン
“時のまち”とも呼ばれる明石で日本酒造りを行う明石酒類が創設した、ウイスキーなどを手がける海峡蒸溜所で造られるクラフトジンです。
その名は明石の経度にちなんだ、ロンドンドライジンの伝統と日本の文化を融合させたジンで、アンジェリカやコリアンダーなどの伝統的なボタニカルのほか、紫蘇、ゆず、煎茶、梅といった和素材もボタニカルとして使用。さらに純米酒を蒸溜したスピリッツも少量加えられています。
今現在、海外での販売のみですが、今後日本でも販売される予定とのことです。
造り手 | 海峡蒸溜所(兵庫・明石市) |
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主なボタニカル | 紫蘇、ゆず、煎茶など |
度数/容量 | 42%/700ml |
値段 | 日本未発売 |
静 SIZ
六甲山のふもとにある複合施設・六甲山サイレンスリゾートが手がけるオリジナルジンで「小鼓 モンテオエステ ジン」などを造る西山酒造場が製造を担当しています。
兵庫県産の酒米由来のスピリッツをベースに、柚子、赤紫蘇、抹茶、そして六甲山サイレンスリゾートが養蜂して収穫した蜜猟を使用。
2021年11月に販売がはじまったばかりのブランドで、同施設のギフトショップでの販売です。
造り手 | 西山酒造場(兵庫・丹波市) |
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主なボタニカル | ゆず、赤しそ、抹茶など |
度数/容量 | -%/-ml |
値段 | -円(税込) |
奈良
橘花KIKKA GIN
大人気日本酒ブランド「風の森」を手がける1719年創業の老舗酒蔵・油長酒造が、2018年に新設した大和蒸溜所で造られる「橘花KIKKA GIN」
日本の生薬発祥の地とされる奈良において、古来より薬草として重宝されてきた大和当帰(アンジェリカの一種)の葉と、2000年もの歴史を有する日本最古の柑橘とされる大和橘をボタニカルとして使用した古都の歴史を感じさせるクラフトジンです。
アルコール度数が高く、橘のエレガントで甘やかな柑橘香が強く香るのが特徴です。
造り手 | 大和蒸溜所(奈良・御所市) |
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主なボタニカル | ジュニパーベリー、大和橘、大和当帰 |
度数/容量 | 59%/700ml |
値段 | 5,500円(税込) |
三重
伊勢神(ISEGIN)
伊勢神宮の近くに内宮前酒造場を構えるなど、伊勢市で日本酒や焼酎などを手がける伊勢萬社が手がけるクラフトジンが「伊勢神」です。
トウモロコシ由来のスピリッツをベースに、地元伊勢志摩地方の豊かな自然が育んだあおさや伊勢茶、三つ葉を軸に、ゆずや梅、生姜などの国産ボタニカルを使用しています。
柑橘の香りを中心に程よくほうじ茶の香ばしさも感じられる味わいです。
造り手 | 伊勢萬(三重・伊勢市) |
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主なボタニカル | あおさ、伊勢茶(ほうじ茶)、みつ葉など |
度数/容量 | 47%/700ml |
値段 | 4,600円(税込) |
滋賀
該当ブランドなし。
和歌山
槙-KOZUE-
梅酒や日本酒の製造で全国的に有名な中野BCが、2017年にリリースした「槙 -KOZUE-」
長年の梅酒造りで培った漬け込みの技術を活かしながら、地元の名産である温州ミカンやレモン、山椒に加え、高野山に多く自生する高野槙(こうやまき)の葉をボタニカルとして使用しています。
ミカンの優しい柑橘香がほんのり香りながら高野槙のグリーンなフレーバーが広がる、和歌山初のクラフトジンです。
造り手 | 中野BC(和歌山・海南市) |
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主なボタニカル | 高野槙、温州ミカン、山椒など |
度数/容量 | 47%/700ml |
値段 | 2,970円(税込) |
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香立 -KODACHI-
中野BCが、2019年にリリースした新たなクラフトジンブランドが「香立 -KODACHI-」です。
「槙 -KOZUE-」とは異なるウッディなフレーバーを特徴としたジンで、地元紀州の材木として有名な紀州スギと紀州ヒノキをボタニカルのキーとして使用。スギとヒノキによるウッディで落ち着きのある香りと味わいが広がります。
その名は世界遺産の熊野古道に生える美しい木々=木立(こだち)にちなんでいます。
造り手 | 中野BC(和歌山・海南市) |
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主なボタニカル | 紀州スギ、紀州ヒノキ、温州ミカンなど |
度数/容量 | 47%/700ml |
値段 | 2,970円(税込) |
熊野
梅酒や梅ドリンクを手がけてきたプラム食品社が、2019年に新設した紀州熊野蒸溜所にて造られるクラフトジンです。
ジン初心者にも飲みやすいフルーティーな味わいに仕上げるべく、地元和歌山の名産品である南高梅や温州ミカン、ゆず、すだちなど合計19種類ものボタニカルによって生み出されています。
53%とアルコール度数が高いのも特徴で、様々な飲み方で楽しめるようになっています。
造り手 | 紀州熊野蒸溜所(和歌山・上富田町) |
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主なボタニカル | 南高梅、温州ミカン、ぶどう山椒など |
度数/容量 | 53%/500ml |
値段 | 5,500円(税込) |
SAKAKI GIN (榊ジン)
「熊野」を手がける紀州熊野蒸溜所で造られる、その名のとおりサカキを使用したジンシリーズです。
神事に用いられる植物であり、神の世界と人の世界の境に立つ木とされるサカキですが、実は和歌山は日本一の生産量を誇ります。
緑茶よりも濃厚な緑の香りを持つとされるサカキを活かしながら「XV」では、南高梅、温州ミカンなど15種類のボタニカルが使用されています。
現在「XV」のほか「XIX」と「XXV」の3銘柄が展開されています。
※下記は「XV」の情報
造り手 | 紀州熊野蒸溜所(和歌山・上富田町) |
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主なボタニカル | サカキ、南高梅、温州ミカンなど |
度数/容量 | 38%/500ml |
値段 | 3,850円(税込) |
鳥取
因伯人(Impact)
1865年創業の境港市に蔵を構える日本酒の造り手・千代むすび酒造が、2019年夏に山陰地方初のクラフトジンとしてリリースした「因伯人(インパクト)」
同酒造は焼酎も手がけており、その米焼酎をベースにしたジンです。
ボタニカルとして八朔(はっさく)やゆず、橙など和柑橘も用いながら、ウッディで森のような香りを持つ日本の伝統的な香木・クロモジも使用。米焼酎由来のまろやかさも感じさせるジンで、同じシリーズのウォッカもリリースされています。
造り手 | 千代むすび酒造(鳥取・境港市) |
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主なボタニカル | ゆず、八朔、クロモジなど |
度数/容量 | 47%/720ml |
値段 | 3,080円(税込) |
BLUE BIRD
鳥取の農産物を使った加工品などを手がけるアグリネット琴浦社が企画・販売し、千代むすび酒造が製造する「BLUE BIRD」
コロナ禍で影響を受ける農産物を有効活用するべく企画されたジンで、同社が主軸として扱うブルーベリーや地元の名産品である二十世紀梨などを使用。「鳥取青松」と「鳥取白砂」の2銘柄がリリースされており「鳥取青松」は、地元で採れたバラフライピーによって青く色づいているのが特徴的です。
なお、ブランド名の「BLUE BIRD」は、幸せを運んでくれる青い鳥にちなんでいます。
※下記は「鳥取青松」の情報
造り手 | 千代むすび酒造(鳥取・境港市)/企画:アグリネット琴浦 |
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主なボタニカル | ブルーベリー、二十世紀梨、バタフライピーなど |
度数/容量 | 40%/720ml |
値段 | 6,000円(税込) |
白兎-HAKUTO-
「倉吉」や「松井」といったウイスキーも手がける松井酒造が、2019年秋にリリースしたクラフトジン「白兎-HAKUTO-」
ウイスキーと同じく松井蒸溜所で造られるジンは、鳥取の名産品である梨を軸に、ゆずや山椒、玉露、桜などの和素材を含む9種類のボタニカルを使用。上位版にあたる「白兎プレミアム」も展開されており、こちらのボトルには合計14種類のボタニカルが使用されています。
なお「白兎」というブランド名は、地元に伝わる縁結びの神話「因幡の白兎」にちなんでおり、飲み手と造り手の縁を結ぶという思いが込められています。
※下記は「白兎-HAKUTO-」の情報
造り手 | 松井酒造(鳥取・倉吉市) |
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主なボタニカル | 梨、ゆず、山椒など |
度数/容量 | 40%/700ml |
値段 | 1,496円(税込) |
島根
森恩(しんおん)
山口の県境に位置する山と海に囲まれた益田市で、日本酒・焼酎を軸とした酒造りに励む岡田屋本店が手がけるクラフトジンです。
麦焼酎をベースに、クロモジ焼酎なども手がける造り手らしく、地元の生産者から仕入れたクロモジの枝をボタニカルの軸とし、ヒノキやゆずも使用。2021年5月にリリースされたばかりのブランドです。
「森恩」という名は、島根の森の豊かな恵みに感謝する思いが込められています。
造り手 | 岡田屋本店(島根・益田市) |
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主なボタニカル | クロモジ、ゆず、ヒノキなど |
度数/容量 | 47%/500ml |
値段 | 3,300円(税込) |
岡山
岡山
クラフトビール「独歩」を手がけることでも有名な、岡山の宮下酒造が2016年秋にリリースした国産クラフトジンのパイオニア的ブランドの一つであり、日本初のオーク樽熟成のジン「岡山」
米焼酎由来のスピリッツをベースに、ジンの王道ボタニカルのほか、ビールやウイスキーも手がける造り手らしくホップとモルトも使用。仕上げに焼酎に使用した樽で熟成させており、樽由来のウッディな香味が特徴的です。
造り手 | 宮下酒造(岡山市) |
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主なボタニカル | レモン、ホップ、ピオーネの皮など |
度数/容量 | 50%/500ml |
値段 | 5,500円(税込) |
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The Inland Sea
2018年にリリースされたジンで、whjapan社の企画のもと、宮下酒造の岡山蒸溜所で造られています。
その名は、明治ごろに欧米人が瀬戸内海のことを「The Inland Sea」と呼んでいたことにちなんでおり、名前のとおり瀬戸内産のボタニカルをメインに使ったクラフトジンです。
愛媛産レモン、岡山産のパクチーやクロモジ、ブドウ、茶のほか、徳島の昆布といった海の幸も使用されています。
造り手 | 宮下酒造(岡山市) |
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主なボタニカル | 愛媛産レモン、広島産山椒、岡山産パクチーなど |
度数/容量 | 46%/700ml |
値段 | 5,060円(税込) |
広島
SAKURAO GIN
中国地方最大の酒類メーカー・サクラオブルワリーアンドディスティラリー社が、2017年に新設した蒸溜所で造られる「SAKURAO GIN」
“ジンをとおして広島のことを知ってほしい”という思いのもと、レモンやオレンジ、ヒノキ、緑茶など広島産のボタニカルを軸に使用した「ORIGINAL」の他、全て広島の素材で造られる上位版にあたる「LIMITED」の2銘柄が流通しています。
ジンの伝統的スタイルであるロンドンドライジンの製法で造られており、洋と和のエッセンスが溶け込みながらジンとしてのバランスにも長けた味わいが特徴的。世界的に評価が高い国産クラフトジンです。
※下記は「ORIGINAL」の情報
造り手 | SAKURAO DISTILLERY(広島・廿日市市) |
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主なボタニカル | 広島産レモン、広島産ゆず、広島産緑茶など |
度数/容量 | 47%/700ml |
値段 | 2,310円(税込) |
クラフトジン瀬戸内
日本酒「千福」や、レモンリキュールなどを手がけてきた呉市の三宅本店が、2021年9月にリリースしたばかりの「クラフトジン瀬戸内」
“瀬戸内の魅力を世界に伝えるジン”をコンセプトに、ジュニパーベリーと緑茶、そしてレモンといった3種類のボタニカルを使用したジンで、特にレモンのフレーバーをしっかり感じられるように造られています。
700mlで2,200円と、国産ジンの中ではリーズナブルであることも特徴的です。
造り手 | 三宅本店(広島・呉市) |
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主なボタニカル | レモン、緑茶、ジュニパーベリー |
度数/容量 | 47%/700ml |
値段 | 2,200円(税込) |
山口
青舞(オーブ)
2019年に創業したNeo Blue Distilleryで造られるクラフトジン「青舞」
オランダでジンの蒸溜について学んだ創業者が手がけるジンで、地元である長門市油谷で無農薬栽培されたハーブをボタニカルの軸として使用。ラベンダー、レモングラス、ローズマリー、バラなど合計38種類ものボタニカルの香りが閉じ込められています。
ジンとしては珍しく柑橘類を使っていないのも特徴的で、それらの素材や(柑橘も使われている飲料である)トニックウォーターなどとともに楽しんでほしいという思いが込められています。
造り手 | Neo Blue Distillery(山口・長門市) |
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主なボタニカル | バラ、ラベンダー、レモングラスなど |
度数/容量 | 40%/700ml |
値段 | 10,000円(税込) |
YUYA
Neo Blue Distilleryで造られるごく少量生産のプレミアムジン「YUYA」
ジンの一般的な製法である、瓶詰め前の加水による度数調整をあえて行わない仕様のジンで、66%と高い度数が特徴的です。
ボタニカルには、バラを軸にラベンダーやレモングラスなど長門市油谷産のオーガニックハーブを15種類使用。度数が高いジンはボタニカルの香りも強い傾向にある中で「YUYA」は、バラの香りが印象的とされています。
造り手 | Neo Blue Distillery(山口・長門市)/販売:ワインライフ |
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主なボタニカル | バラ、ラベンダー、レモングラスなど |
度数/容量 | 66%/700ml |
値段 | 15,000円(税込) |
徳島
AWA GIN クリアボトル
「すだち酎」などを手がけることで知られる徳島の日新酒類が2018年にリリースした「AWA GIN」
その定番ボトルはすだち、木頭ゆず、阿波晩茶、山椒の4種類を使用したボタニカルスピリッツにあたる製品ですが「クリアボトル」は(ジンに必須の素材である)ジュニパーベリーも使用したジンとして展開されています。
ベースには山田錦(酒米)が原料のライススピリッツを使用しており、和柑橘と阿波晩茶の甘さを伴う上品な香りとまろやかな味わいが特徴です。
造り手 | 日新酒類(徳島・上板町) |
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主なボタニカル | すだち、ゆず、阿波晩茶など |
度数/容量 | 45%/700ml |
値段 | 5,500円(税込) |
香川
夕凪GIN
350年以上の歴史を持つ香川の老舗酒類メーカー・西野金陵酒造が、2021年に同県初のクラフトジンとしてリリースした「夕凪GIN」
地元の酒米を使った米焼酎をベースに、ジンの伝統的なボタニカルのほか、瀬戸内産のオリーブや、山椒、生姜、柚子など合計10種類のボタニカルを用い、香りを抽出しています。
“凪のような穏やかな気持ちで、心地よく酔いしれてほしい”という思いのもと「夕凪」という名が付けられています。
造り手 | 西野金陵酒造(香川・琴平町) |
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主なボタニカル | オリーブ、ゆず、山椒など |
度数/容量 | 40%/500ml |
値段 | 3,850円(税込) |
愛媛
道後ジン
愛媛の県庁所在地・松山市で日本酒・焼酎やクラフトビールを手がける水口酒造が、2019年夏にリリースしたクラフトジンです。
自社の大吟醸酒の酒粕を使った粕取焼酎をベースにしながら、地元の名産品・せとかや紅まどんな、それにゆずやレモンなど愛媛らしく柑橘類をふんだんに使用。そのほかにも七折小梅や新宮茶、ヒノキなど地元の素材をボタニカルとして用いています。
柑橘主体の爽やかな香りが特徴的なジンです。
造り手 | 水口酒造(愛媛・松山市) |
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主なボタニカル | せとか、紅まどんな、ゆずなど |
度数/容量 | 40%/500ml |
値段 | 5,280円(税込) |
PACHI PACHI
海沿いのまち・新居浜市で日本酒などを手がける近藤酒造が、2019年夏にリリースした「PACHI PACHI」
みかんの一大産地として知られる愛媛のジンらしく“真穴みかん”の果実・花・新芽を軸に、青みかんや橘など柑橘主体の8種類のボタニカルを使用。それらのボタニカルは、個々の特性を活かすべくそれぞれ個別に蒸溜し、ブレンドによって仕上げています。
和柑橘由来の甘やかでフレッシュな香りがメインとなるジャパニーズジンらしい一本です。
造り手 | 近藤酒造(愛媛・新居浜市) |
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主なボタニカル | 真穴みかん、青みかん、橘など |
度数/容量 | 48%/720ml |
値段 | 5,500円(税込) |
キャンプGin
新居浜市のアウトドアショップ・アーベントイアーが企画し「PACHI PACHI」の製造元である、同じく新居浜市の近藤酒造が手がけるクラフトジンです。
“キャンプの二日酔い問題を解決したい”と、アーベントイアーが近藤酒造に相談したことから始まった企画で、様々な飲み方で度数を下げながら楽しめることからジンを製造。青みかんやみかんのほか、キンモクセイもボタニカルとして使われています。
造り手 | 近藤酒造(愛媛・新居浜市)/企画:アーベントイアー |
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主なボタニカル | みかん、青みかん、キンモクセイなど |
度数/容量 | 44%/200ml |
値段 | 2,200円(税込) |
六媛(ろくひめ)
「道後ジン」を手がける水口酒造が新たにリリースしたクラフトジンブランドです。
愛媛6市町が共同で地域活性化を目指す「まつやま圏域未来共創ビジョン」の一環で製造されたジンで、その6市町の特産品である伊台・五明こうげんぶどう、中山栗、紅い雫(いちご)、ふじ(りんご)、裸麦、七折小梅をキーボタニカルとして使用。
裸麦焼酎由来のスピリッツをベースに、これらの素材を含む13種類のボタニカルを漬け込んだのち蒸溜されています。
造り手 | 水口酒造(愛媛・松山市) |
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主なボタニカル | ぶどう、栗、いちごなど |
度数/容量 | 40%/500ml |
値段 | 5,280円(税込) |
高知
高知市の「Bar Craps」のバーテンダーが、司牡丹酒造の協力のもと、クラフトジン「マキノジン」を製造・発売するべくクラウドファンディングを実施中です。
福岡
ジン 無銘
大手酒類メーカー・オエノングループの福徳長酒類が、久留米市の製造拠点で手がけるのが「ジン 無銘」
2018年にリリースされたジンで、ベースには自社の米焼酎を使用。香りづけのボタニカルには、ゆずや玉露、桜、そして和薄荷など、日本ならではの素材を含む8つの素材を用いています。
おだやかなゆずの香りとベース由来のなめらかな味わいが特徴的です。
造り手 | 福徳長酒類(福岡・久留米市) ※本社は千葉 |
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主なボタニカル | ゆず、玉露、和薄荷など |
度数/容量 | 40%/700ml |
値段 | 3,300円(税込) |
KITAYA CRAFT GIN
福岡・八女市で日本酒・焼酎を造る喜多屋が、2020年にリリースしたクラフトジンです。
自社の大吟醸酒由来の粕取焼酎と米焼酎をベースに、福岡産のゆずとあまおう、そしてお茶の名産地である八女のジンらしく、煎茶と玉露といった素材も活かしながら合計8種類のボタニカルを使用しています。
減圧蒸溜を日本でいち早く導入した造り手でもあり、その技術を活かした柑橘とベリー主体の甘やかで軽快なフレーバーが特徴です。
造り手 | 喜多屋(福岡・八女市) |
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主なボタニカル | ゆず、あまおう、玉露など |
度数/容量 | 45%/500ml |
値段 | 3,960円(税込) |
KAGUA GIN
クラフトビールの造り手として知られるFar Yeast Brewing(拠点は山梨)が企画し、喜多屋が製造を担当した「KAGUA GIN」
クラフトビールを原料とした日本初のジンで、贅沢にもFar Yeast Brewingの人気銘柄の一つ「馨和 KAGUA セゾン」を蒸溜したスピリッツをベースとして用いています。
このビールのフレーバーを活かすべく、ボタニカルはジュニパーベリーとゆずのみを使用。ゆずとともに香るビールのような涼しげなハーブの香りが特徴的です。
造り手 | 喜多屋(福岡・八女市)/企画:Far Yeast Brewing |
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主なボタニカル | ジュニパーベリー、ゆず |
度数/容量 | 45%/500ml |
値段 | 4,950円(税込) |
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⇒クラフトビールを原料に造られた日本初のジン「KAGUA GIN」
Jin40
樽で長期熟成させた麦焼酎由来の「朝倉」を手がけることで知られる篠崎社が、朝倉蒸溜所で造るクラフトジンです。
2020年夏にリリースされたジンで、ボタニカルの香味をしっかり抽出するべく度数が高められた、焼酎を再蒸溜したスピリッツをベースに使用。ボタニカルとして使用されるジュニパーベリー以外の3種類(レモングラス、緑茶、ペパーミント)は全て福岡産の素材で、鮮やかなラベルは博多献上柄のデザインとなっています。
造り手 | 朝倉蒸溜所(福岡・朝倉市) |
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主なボタニカル | ジュニパーベリー、ゆず |
度数/容量 | 45%/750ml |
値段 | 3,300円(税込) |
Freeee!!!
「Jin40」を手がける朝倉蒸溜所が、2021年夏にリリースしたクラフトジン「Freeee!!!」
その名をとおり“自由”をキーワードに、地元福岡はもちろん、世界各国から各地を代表するボタニカルを集め、合計27種類もの素材を使用。ジンの伝統的なボタニカルのほか、地元で採れたイチジクや玉露、静岡産の桜や熊本産のバンペイユなど、多種多様なボタニカルを用いています。
カラフルでポップなラベルも特徴的です。
造り手 | 朝倉蒸溜所(福岡・朝倉市) |
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主なボタニカル | イチジク、桜、晩白柚など |
度数/容量 | 47%/500ml |
値段 | 2,750円(税込) |
HAKATAGAWA craft GIN
ホテルオークラ福岡オリジナルのクラフトジンで「KITAYA CRAFT GIN」や「KAGUA GIN」などを手がける喜多屋が製造を担当しています。
同ホテルでは、かねて地下の醸造所でオリジナルビール「博多ドラフト」を造っていたのですが、コロナ禍で消費が低迷。余剰在庫を活かすべく“クラフトジンへの再生”として誕生したのが「HAKATAGAWA craft GIN」です。
ビールはケルシュとスタウトタイプの2種類を蒸溜し、ジンのベースとして活用。ボタニカルにはドイツ産のホップなどが使用されています。
ホテル内でのみ購入が可能です。
造り手 | 喜多屋(福岡・八女市)/企画:ホテルオークラ福岡 |
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主なボタニカル | ホップなど |
度数/容量 | 45%/50ml |
値段 | 1,320円(税込) |
佐賀
茶神(ちゃじん)
赤鳥居
焼酎「魔界への誘い(いざない)」などでも知られる1688年創業の歴史ある酒蔵・光武酒造場が、2020年夏にリリースしたクラフトジン「赤鳥居」
町のシンボルとして愛された祐徳稲荷神社の参道にちなみ名付けられており、その鳥居の材木となる杉の木がボタニカルの一つとして用いられています。
5種類のボタニカルを使ったスタンダードボトル“オリジナル”のほか、佐賀産の茶葉や海苔、牡蠣の殻など11種類のボタニカルが使用された“プレミアム”も同時展開されています。
※下記は「赤鳥居オリジナル」の情報
造り手 | 光武酒造場(佐賀・鹿島市) |
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主なボタニカル | レモン、杉の木、日本茶など |
度数/容量 | 45%/700ml |
値段 | 1,980円(税込) |
スティルダム
2019年に佐賀市で誕生したばかりのスピリッツ蒸溜所・楠乃花(くすのはな)蒸溜所で造られる、同県初のクラフトジンです。
地元産の米焼酎をベースに、おなじく地元産のレモングラスなどのハーブやゴマ、海苔といった7つの素材を含む合計14種類のボタニカルを使用。オランダ製のハイテク蒸溜器iStillで蒸溜しています。
定番ボトルにあたる“スタンダード”のほか、地元産の有機レモン・リスボンを軸にしたボトル“リスボン”が通年で展開されています。
※下記は「スタンダード」の情報
造り手 | 楠乃花蒸溜所(佐賀市) |
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主なボタニカル | レモングラス、ゴマ、海苔など |
度数/容量 | 40%/700ml |
値段 | 4,950円(税込) |
五代目石橋 ORANGE GIN
100年以上の歴史を誇る佐賀市の果樹園・石橋果樹園のオリジナルジンで「スティルダム」を手がける楠乃花蒸溜所が製造。2021年10月より販売がスタートしました。
地元産の米焼酎をベースに、石橋果樹園の青みかんの果皮をボタニカルのキーとして使用。その他クロモジやレモングラス、ごま、有明の海苔など15種類のボタニカルを使用しています。
造り手 | 楠乃花蒸溜所(佐賀市)/企画:五代目石橋 |
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主なボタニカル | 青みかん果皮、クロモジ、レモングラスなど |
度数/容量 | 42%/375ml |
値段 | 3,080円(税込) |
Ginny
大牟田市の老舗酒販店・永野酒店のオリジナルジンで、佐賀市でクラフトジンを手がける楠乃花蒸溜所が製造しています。
純米焼酎をベースに、大牟田の特産品である上内みかんなど、有明沿岸の素材を中心とした15種類のボタニカルを漬け込み、オランダ製のハイテク蒸溜器iStillで蒸溜して香りづけしています。
ラベルの通り柑橘の香りを軸としたジンです。
造り手 | 楠乃花蒸溜所(佐賀市)/企画:五代目石橋 |
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主なボタニカル | 上内みかん、レモングラス、有明海苔など |
度数/容量 | 42%/500ml |
値段 | 4,840円(税込) |
長崎
デンノシン
1839年創業の日本酒の造り手・杵の川(きのかわ)が、2019年6月にリリースした「デンノシン」
焼酎などをベースに、ジンの伝統的なボタニカル3種類を使用。中でもジュニパーベリーは通常のジンの3倍の量が使用されています。
出島を中心に海外文化の玄関となった長崎は、日本のジン発祥の地とされており、その当時のジンが甘い味わいだったことにちなみ、カステラなどにも使用されるザラメ糖で甘味づけしているのも特徴的。ウッディな香りと独特の甘さが感じられる濃厚な味わいのジンです。
造り手 | 杵の川(長崎・諫早市) |
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主なボタニカル | ジュニパーベリー、コリアンダー、アンジェリカなど |
度数/容量 | 40%/510ml |
値段 | 2,970円(税込) |
よきつき -令月-
1787年創業の佐世保市の老舗酒蔵・梅ヶ枝(うめがえ)酒造が、2019年の夏にリリースしたクラフトジンです。
日本酒をベースに、ジュニパーベリーのほか温州みかんやレモン、びわ、苺、そして社名の由来にもなっている梅の枝など、6種類のボタニカルを使用しています。
他にはない甘く華やかな香りのジンで、縁起の良さも感じさせるラベルも特徴的です。
造り手 | 梅ヶ枝酒造(長崎・佐世保市) |
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主なボタニカル | 温州みかん、びわ、苺など |
度数/容量 | 40%/720ml |
値段 | 3,300円(税込) |
磨礪(マーレイ)
「よきつき -令月-」を手がける梅ヶ枝酒造が、飲食店向けにリリースしたクラフトジンです。
日本酒をベースに、ジュニパーベリーのほか温州みかんやレモン、びわ、苺、梅の枝など合計6種類のボタニカルを使用しています。
酒販店での販売は基本的にしておらず、ネット通販も一切行なっていないブランドです。
造り手 | 梅ヶ枝酒造(長崎・佐世保市) |
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主なボタニカル | 温州みかん、びわ、苺など |
度数/容量 | 40%/720ml |
値段 | — |
OMOYA GIN
原産地呼称の認定を受けている麦焼酎“壱岐焼酎”の造り手で「ちんぐ」などを手がけることで知られる重屋酒造が、2021年に新たな挑戦としてリリースしたクラフトジンです。
ベースには自社の壱岐焼酎を使用。焼酎ベースのジンが数ある中で、麦焼酎を使ったジンは実は稀です。
それに漬け込まれるのは、ジンに欠かせないジュニパーベリーと地元産ゆずの2種類。そのシンプルなボタニカルの構成も特徴的です。
造り手 | 重家酒造(長崎・壱岐市) |
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主なボタニカル | ジュニパーベリー、ゆず |
度数/容量 | 47%/500ml |
値段 | 3,300円(税込) |
KAGURA GIN
壱岐島の中心部に蔵を構える壱岐焼酎(麦焼酎の一種)の造り手・壱岐の蔵酒造と、同じく壱岐島の高級温泉旅館・壱岐リトリート 海里村上が共同で開発し、2021年8月にリリースしたクラフトジンです。
500年の歴史を誇る壱岐焼酎を新しい層に知ってもらうべく、ジンのベースとして活用。さらにはフードロス問題への取り組みとして、わずかな問題によって市場に出せずに廃棄される地元の農産物をボタニカルとして活用した、SDGsにも即したジンです。
200本限定発売で既に完売。2022年春頃に再リリース予定です。
造り手 | 壱岐の蔵酒造/壱岐リトリート 海里村上(長崎・壱岐市) |
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主なボタニカル | いちご、ゆず、ウニの殻など |
度数/容量 | 40%/700ml |
値段 | 2,750円(税込) |
熊本
Jin Jin GIN
原産地呼称が認められている“球磨焼酎(米焼酎)”の産地として知られる、熊本県球磨郡に拠点をおく高田酒造場が手がけるクラフトジンです。
5代目として継ぐ予定の女性が開発を担い、2018春にリリースされたブランドで、自社製の球磨焼酎「あさぎりの花」をベースに使用。ボタニカルには、バンペイユや不知火柑(デコポン)、はるか、ゆずといった熊本産の柑橘や、天草のローズゼラニウムなど8つの素材を用いています。
焼酎の甘みと和柑橘が爽やかに香り、スッキリした味わいのジンです。
造り手 | 高田酒造場(熊本・あさぎり町) |
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主なボタニカル | バンペイユ、不知火柑、ローズゼラニウムなど |
度数/容量 | 47%/700ml |
値段 | 5,500円(税込) |
CRAFT GIN 和柑橘
大手酒類メーカー・メルシャンが2021年10月に発売したクラフトジンで、同社の本格焼酎の製造、研究、開発拠点である八代不知火蔵で造られる八代不知火蔵で製造されています。
その名のとおり和柑橘をふんだんに使ったジンで、ジュニパーベリーのほかに地元熊本産の晩白柚、青柚子、不知火といった3種類の柑橘をボタニカルとして使用。
和柑橘が活きるように、あえてボタニカルを4種類に絞っています。
造り手 | メルシャン・八代不知火蔵(熊本・八代市) |
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主なボタニカル | 晩白柚、青柚子、不知火など |
度数/容量 | 47%/300ml |
値段 | 1,980円(税込) |
BEAR’S BOOK
「白岳しろ」などの造り手として知られる米焼酎のトップメーカー・高橋酒造が、新たな挑戦としてクラフトジンの製造をスタート。
4年もの開発期間を経て2021年11月にリリースしたのが、産地である熊本にちなんだ名の「BEAR’S BOOK」です。
長い開発期間の中で、ヨーロッパでジンの歴史と伝統、技術を学んだことを契機に、それを尊重すべく、あえて焼酎ではなくクリアな風味のニュートラルスピリッツをベースに使用。
ゆずや不知火など熊本産の8種類のボタニカルを軸にし、ドイツ製の世界最高峰の蒸溜器で蒸溜しています。
ジンの基本を大切にしながら、主張しすぎない個性も持たせたジンで、しっかり香るジュニパーベリーと山椒のアクセントは特徴的です。
造り手 | 高橋酒造(熊本・人吉市) |
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主なボタニカル | ゆず、不知火、山椒など |
度数/容量 | 45%/700ml |
値段 | 3,300円(税込) |
大分
該当ブランドなし。
宮崎
油津吟(ゆずぎん)
芋焼酎「甕雫(かめしずく)」などで知られる京屋酒造が、2017年に宮崎初のクラフトジンとしてリリースした「油津吟」
贅沢にも「甕雫」をベーススピリッツの一つとして使用し、油津(蒸溜所がある地名)にちなんだゆずを軸に、へベスや日向夏など和柑橘をふんだんに用いているのが特徴です。
それらのボタニカルは京屋酒造の特徴でもある“減圧蒸溜”で繊細な香りを抽出。焼酎独自の甘みを残しつつも、爽やかな和柑橘の香りが際立つジンに仕上がっています。
造り手 | 京屋酒造(宮崎・日南市) |
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主なボタニカル | ゆず、山椒、きゅうりなど |
度数/容量 | 47%/750ml |
値段 | 5,500円(税込) |
【関連記事】
⇒あの芋焼酎がベース!ゆず香るクラフトジン「油津吟」を徹底解剖
HINATA
京屋酒造が「油津吟」とは異なるコンセプトで2018年にリリースしたクラフトジンです。
宮崎出身の著名なバーテンダー・蛯原三奈さんが総合監修しており、“ひなた”のような暖かく柔らかなフレーバーをイメージし、金柑やへべス、日向夏などの和柑橘のほか、カモミールやカルダモンといったハーブ&スパイスも多用しています。
爽やかな柑橘香とともに、スパイス香もしっかり感じられるジンです。
造り手 | 京屋酒造(宮崎・日南市) |
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主なボタニカル | 金柑、へべス、カルダモンなど |
度数/容量 | 47%/750ml |
値段 | 5,500円(税込) |
OSUZU GIN
「百年の孤独」や「㐂六」など、数多くの人気焼酎を手がける黒木本店が、別屋である尾鈴山蒸留所でジンの製造をスタート。2020年春にリリースしたのが「OSUZU GIN」です。
“大地の香水”を目指して造られたジンは、芋焼酎「山ねこ」の原酒をベースに、金柑、日向夏、ゆず、サカキなど地元宮崎の素材を中心とした8種類のボタニカルを使用。なかでも、神事にも用いられるサカキは、創業家の先祖が神主だったことにちなんでいます。
焼酎由来のまろやかさを感じさせながら和柑橘が香り、ほんのりグリーンな香りも印象的なジンです。
※下記は定番ボトルの情報
造り手 | 尾鈴山蒸留所(宮崎・木城町) |
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主なボタニカル | 山椒、金柑、サカキなど |
度数/容量 | 45%/700ml |
値段 | 4,290円(税込) |
銀鼠 -GINnez-
自然豊かな日南市北郷町に拠点を構える焼酎の造り手・櫻の郷酒造が手がけるクラフトジン「銀鼠 -GINnez-」
2020年春に誕生したジンで、自社の本格焼酎をベースに、日南産レモンをボタニカルのキーとして使用。そのほか桜や飫肥杉(おびすぎ)のチップ、日向夏、レモングラスなど合計7種類のボタニカルを使用しています。
200mlのミニボトルのみの販売で、990円と値段が手頃なのも特徴的です。
造り手 | 櫻の郷酒造(宮崎・日南市) |
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主なボタニカル | 日南産レモン、日向夏、飫肥杉のチップなど |
度数/容量 | 44%/200ml |
値段 | 990円(税込) |
MASAHARU
西都市の焼酎蔵・正春酒造が2021年夏にリリースしたばかりのクラフトジンです。
宮崎産の果実を使ったリキュールも手がける造り手らしく、地元のゆずとへベスをボタニカルとして使用。それらを蒸溜後にブレンドして仕上げられています。
“すっきり、爽やかな味わいで飲みやすさを追求”したジンとされ、鮮やかなグラデーションのボトルも特徴的です。
造り手 | 正春酒造(宮崎・西都市) |
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主なボタニカル | ゆず、へべすなど |
度数/容量 | 47%/720ml |
値段 | 3,300円(税込) |
カモミールジン
イオン九州が2021年10月に発売したばかりのブランドです。
マスターソムリエとして活躍している高野豊さんによる監修のもと、東京・大田区にある羽田麦酒で蒸溜されています。
その名のとおり宮崎県日向市産のカモミールをふんだんに使ったジンで、羽田麦酒の他のブランドと同じく、ボタニカルの蒸溜をせずに漬け込みによってフレーバーを抽出するコンパウンド方式で造られています。
宮崎県内のイオン2店舗(宮崎店、日向店)でのみの販売です。
造り手 | 製造・羽田麦酒(東京・大田区)/企画・イオン九州 |
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主なボタニカル | ジュニパーベリー、カモミールなど |
度数/容量 | 40%/500ml |
値段 | 3,080円(税込) |
鹿児島
和美人
焼酎やウイスキーなど様々な酒類を手がける本坊酒造が、南さつまの津貫蒸溜所で製造するブランドで、2017年春に九州初のクラフトジンとしてリリースしました。
鹿児島らしさへのこだわりから、軸となるのはゆずやレモン、辺塚橙(へつかだいだい)、緑茶、月桃など鹿児島産の9種類のボタニカル。2021年にはパッケージと中身をリニューアルし、ジュニパーベリーの使用量を増やしたほか、コリアンダーシードを新たに使用。合計11種類のボタニカルによって仕上げられています。
ジンとしてのバランスを保ちながらも和柑橘が爽やかに香り、口当たりがまろやかなのが特徴です。
※下記は定番ボトルの情報
造り手 | 本坊酒造(鹿児島・南さつま市) |
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主なボタニカル | 金柑、ゆず、辺塚橙など |
度数/容量 | 47%/700ml |
値段 | 4,180円(税込) |
【関連記事】
⇒ジャパニーズ・クラフトジン「和美人」を徹底解説!
和美人 -武蔵-
洋酒を豊富に揃えるプロ御用達の酒販店・武蔵屋が企画し、本坊酒造が製造したクラフトジンです。
「和美人」の名がついているものの構成が異なり、通常は複数種類用いるボタニカルは、あえてジュニパーベリーのみを使用。アルコール度数も50%と高めに設定された“ジュニパーストレングス(ジュニパーベリーの香りに特化したスタイル)”のジンです。
ジュニパーベリーのウッディさが力強く香る、飲みごたえある一本です。
造り手 | 本坊酒造(鹿児島・南さつま市)/企画:武蔵屋 |
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主なボタニカル | ジュニパーベリー |
度数/容量 | 50%/700ml |
値段 | 4,785円(税込) |
AKAYANE CRAFT GIN
人気の芋焼酎「不二才(ぶにせ)」や「晴耕雨讀(せいこううどく)」などを手がける焼酎の名門・佐多宗二商店が、赤屋根製造所で造るクラフトジンです。
2017年冬に誕生したブランドで、ベースには自社の芋焼酎を使用。定番ボトルにあたる「ジュニパーベリーオンリー」はその名のとおり、ジュニパーベリーのみを使ったボトルで、そのほか緑茶も使った「緑茶ジン」が販売されています。
いずれも芋焼酎の温かみのある味わいが活きたジンで、独自のフレーバーを醸し出しています。
造り手 | 佐多宗二商店(鹿児島・南九州市) |
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主なボタニカル | ジュニパーベリー |
度数/容量 | 47%/720ml |
値段 | 3,740円(税込) |
GIN HEART
「AKAYANE CRAFT GIN」を手がける佐多宗二商店の別シリーズであり、四季ごとに季節のボタニカルを使用したクラフトジンです。
春夏秋冬それぞれ異なるボトルをリリースしており「春」は桜の花やゆず、抹茶などを使用した華やかな仕上がり。「夏」は大葉や胡瓜の清涼感のある仕上がりで「秋」はキノコ類を使用した温かみのある味わいが特徴的。「冬」は梅スピリッツに使用した樽で熟成されています。
※下記は「春」の情報
造り手 | 佐多宗二商店(鹿児島・南九州市) |
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主なボタニカル | 桜、ゆず、抹茶など |
度数/容量 | 46%/720ml |
値段 | 4,600円前後 |
DEEP SPICE GIN
美風
「美風」も、佐多宗二商店が手がけるクラフトジンです。
2020年にリリースされたブランドで、上記3ブランドとは異なる仕様となっています。
芋焼酎をベースに、ジュニパーベリーとレモングラス、カルダモン、山椒といった厳選した4つのボタニカルを使用。優しく香るスパイシーなフレーバーが特徴のジンです。
造り手 | 佐多宗二商店(鹿児島・南九州市) |
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主なボタニカル | レモングラス、カルダモン、山椒など |
度数/容量 | 46%/750ml |
値段 | 3,600円前後 |
樹々(じゅじゅ)
芋焼酎「赤兎馬」などで知られるいちき串木野市の大手焼酎メーカー・濵田(はまだ)酒造が手がけるクラフトジンで、2018年夏にリリースされました。
自社の米焼酎をベースに、ゆずやオレンジピールなど7種のボタニカルを約1ヶ月半という長い間漬け込み、特性ごとに分けて蒸溜して香りを抽出。フルーティーな吟醸香が特徴的で、複雑な香味のジンです。
手頃な値段で販売されており、梅酒ベース版のボトル「PLUM BLOSSOM」もリリースされています。
造り手 | 濵田酒造(鹿児島・いちき串木野市) |
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主なボタニカル | ゆず、カモミール、オレンジなど |
度数/容量 | 38%/700ml |
値段 | 2,134円(税込) |
傳藏院蔵LABO No.004
「樹々」と同じく濵田酒造が手がける数量限定のクラフトジンです。
同酒造のいくつかある拠点の一つ、傳藏院蔵(でんぞういんぐら)で造られており「樹々」とは異なり、ベースには芋焼酎を使用。大葉や煎茶、山椒、生姜など和素材を中心とした12種類のボタニカルを用いて造られています。
造り手 | 濵田酒造(鹿児島・いちき串木野市) |
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主なボタニカル | 大葉、煎茶、山椒など |
度数/容量 | 45%/360ml |
値段 | 1,200円(税込) |
KOMASA GIN
130年以上酒造りに励んできた小正醸造が、洋酒づくりのプロジェクトの一環として、2018年にリリースした「KOMASA GIN」。
小正醸造は、鹿児島の造り手としては珍しく芋より米焼酎造りに歴史があり、このジンのベースにも米焼酎を使用。鹿児島の冬を彩る世界最小のみかんとされる桜島小みかんをボタニカルの軸にして造られています。
その特徴は、なんと言ってもみかんの香り。伝統的なジンとは少し異なるものの、爽やかで甘やかな優しい香りと米由来のまろやかな口当たりは、飲み手を選ばない傾向にあります。
※下記は「桜島小みかん」の情報
造り手 | 小正醸造(鹿児島・日置市) |
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主なボタニカル | ジュニパーベリー、桜島小みかん、コリアンダー |
度数/容量 | 45%/500ml |
値段 | 3,520円(税込) |
尽 〜tsukusu〜
1845年創業の日本を代表する焼酎蔵・西酒造。「富乃宝山」など名だたる芋焼酎を手がける名門が生み出したジンが「尽〜tsukusu〜」です。
自社の焼酎をベースに、鹿児島のボンタンなど和柑橘を中心に24種ものボタニカルを使用。これらの素材は、本来の香味をしっかり抽出するべく2回に分けて蒸溜されています。
焼酎由来の深みを感じさせながらも、和柑橘由来のフルーティーで爽やかな香りが特徴的。独自の甘みも伴うこのジンは、シンプルなソーダ割りでもその個性を感じることができます。
造り手 | 西酒造(鹿児島・日置市) |
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主なボタニカル | ゆず、かぼす、すだちなど |
度数/容量 | 47%/720ml |
値段 | 4,320円(税込) |
JIN 7(ジンセブン)
温泉地・指宿の海沿いに蔵を構える大山甚七商店(おおやまじんしちしょうてん)が、2019年夏にリリースしたのが「JIN 7」です。
定番ボトルである「series 00」は、自社の芋焼酎をベースに、日本最古のハーブ農園・開聞山麓香料園(かいもんさんろくこうりょうえん)でのみ国内栽培される希少なハーブ“芳樟(ほうしょう)”を使用しているのが特徴です。
一般的な焼酎ベースのジンにはない清涼感のあるグリーンな香りが印象的。ボトルに付いたボタニカルレシピを記した洋服の品質表示タグのようなものは、同造り手が呉服屋をルーツとしていることにちなんでいます。
造り手 | 大山甚七商店(鹿児島・指宿市) |
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主なボタニカル | ゆず、芳樟、メキシカンマリーゴールドなど |
度数/容量 | 47%/700ml |
値段 | 4,400円(税込) |
Perfume Gin – パフューム ジン –
「JIN 7」を手がける大山甚七商店と、“Bar Algernon Sinfonia(赤坂見附)”の小栗絵里加さん“Mixology Salon(銀座)”の佐藤由紀乃さんによるコラボレーションジンです。
開聞山麗香料園のハーブを中心に使用したジンシリーズで、2人のバーテンダーがその監修を担っています。
「芳樟」「知覧紅茶」「レモングラス」の3本がリリースされており、それぞれ銘柄名となっているボタニカルを軸として使っています。
※下記は「芳樟」の情報
造り手 | 大山甚七商店(鹿児島・指宿市) |
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主なボタニカル | 芳樟、ゆず、ローズゼラニウムなど |
度数/容量 | 47%/500ml |
値段 | 3,520円(税込) |
424GIN
「千亀女(せんがめじょ)」などを手がけることで知られる焼酎の造り手・若潮酒造。鹿児島東部の志布志市の海沿いに蔵を構える同酒造が、2019年にリリースしたのが「424GIN」です。
“焼酎の新しい可能性を追求したい”という思いのもと、タイプの異なる4種類の芋焼酎をベースとし、ボタニカルはあえてジュニパーベリーのみを使用。それらを、今では希少な木樽の蒸溜器(かつて用いられていた伝統的な蒸溜器)で蒸溜し、香りを取り出しています。
ウッディでハーバルな香りと複雑なフレーバーが特徴のジンです。
造り手 | 若潮酒造(鹿児島・志布志市) |
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主なボタニカル | ジュニパーベリー |
度数/容量 | 42.4%/720ml |
値段 | 5,500円(税込) |
GARAPPA
薩摩川内市の芋焼酎の造り手・山元酒造が、2020年春にリリースしたクラフトジンが「GARAPPA」
その名は川内川の伝説の生き物である“がらっぱ(河童)”にちなんでおり、他の焼酎の造り手によるクラフトジンと同じく、ベースには自社の芋焼酎を使用。香りづけのボタニカルには、鹿児島産のゆずや九州産の橙を軸に合計5つの素材を使用しています。
ボタニカルは特性を活かすべく個別に蒸溜し、ブレンドすることで仕上げられています。
造り手 | 山元酒造(鹿児島・志布志市) |
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主なボタニカル | ゆず、橙、コリアンダーなど |
度数/容量 | 47%/720ml |
値段 | 3,630円(税込) |
ひらめきGIN
人気の芋焼酎「一尚」などを手がける小牧醸造による、ローカル色が強いクラフトジン「ひらめきGIN」
地元さつま町で親しまれる調味料「ひらめき」をオマージュしたジンで、ジュニパーベリーのほか「ひらめき」の原料となるミカン、タカノツメ、ゴマをボタニカルとして使用。
ベースには芋焼酎を用い、ボタニカルは個別に蒸溜後、ブレンドされています。
造り手 | 小牧醸造(鹿児島・さつま町) |
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主なボタニカル | ミカン、タカノツメ、ゴマなど |
度数/容量 | 47%/100ml |
値段 | 880円(税込) |
ASUKA CRUISE GIN
日本の豪華客船「飛鳥Ⅱ」のオリジナルクラフトジンで、船内のバーに従事するバーテンダーたちが開発し「AKAYANE」を手がける佐多宗二商店が製造しています。
佐多宗二商店の他のジンと同じく、芋焼酎をベースとしており、30種類の和素材を含むボタニカルを使用しています。
海をイメージしたというブルーの液体が特徴的で、天然のバタフライピーによって色を抽出。トニックウォーターで割るとピンク色に変化します。
造り手 | 佐多宗二商店(鹿児島・南九州市)/企画:飛鳥Ⅱ |
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主なボタニカル | バタフライピーなど |
度数/容量 | 45%/500ml |
値段 | 5,500円(税込) |
AIRA ORIGIN
大隅半島の中央部・鹿野市に蔵を構える小鹿酒造が手がけるクラフトジンで、2021年春にリリースされました。
自社の麦焼酎をベースに、大隅半島南部に古くから自生している固有の柑橘・辺塚だいだいをボタニカルのキーとして使い、ドイツから輸入した最新型の蒸溜器で香りを抽出しています。
芋や米焼酎由来の焼酎の造り手によるジンが多い中、麦焼酎を使ったユニークなジンです。
造り手 | 小鹿酒造(鹿児島・南九州市) |
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主なボタニカル | 辺塚だいだいなど |
度数/容量 | 47%/720ml |
値段 | 4,400円(税込) |
Komaki Gin
人気の芋焼酎「一尚」などを手がける焼酎の名門・小牧醸造が「ひらめき」に続く新ブランドとして、2021年11月にリリースしたのが「Komaki Gin」です。
ベースには芋焼酎を用い、南高梅、けせん、笹の葉、青山椒、みかんピール、ティーツリーといった地元さつま町で収穫した6つのボタニカルとジュニパーベリーを個別に蒸溜し、ブレンドしています。
ボトルはラベルが剥がせるようになっており、飲み終えた後はインテリアとして活用できます。
造り手 | 小牧醸造(鹿児島・さつま町) |
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主なボタニカル | 南高梅、けせん、笹の葉など |
度数/容量 | 48%/500ml |
値段 | 3,960円(税込) |
沖縄
まさひろ オキナワジン
泡盛メーカーとして知られるまさひろ酒造が、2017年10月に沖縄初のクラフトジンとしてリリースしたのが「まさひろ オキナワジン」です。
自社の泡盛をベースに、シークヮーサー、ゴーヤー、グァバ、ローゼル(ハイビスカス)、ヒハツモドキ(ピパーチ)といった5つの沖縄素材も使用しながら、タイプの異なる2つの蒸溜器によって仕上げられています。
泡盛らしい甘さを伴うしっかりしたフレーバーと、爽やかなシトラスフレーバーが特徴的なジンです。
※下記は「レシピ01」の情報
造り手 | まさひろ酒造(沖縄・糸満市) |
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主なボタニカル | シークヮーサー、グァバの葉、ゴーヤーなど |
度数/容量 | 47%/700ml |
値段 | 3,300円(税込) |
ORI-GiN 1848(オリジン)
首里最古の泡盛の造り手・瑞穂酒造が、創業170周年を機に、世界に羽ばたくべくジンの製造をスタート。2018年にリリースしたのが「ORI-GiN 1848」です。
“一口で沖縄の魅力が伝わるクラフトジン”をコンセプトに、さくらの酵母で仕込んだ泡盛をベースに使用。幻のパイナップルとも呼ばれる西表島産のピーチパインの他、シークヮーサーの葉、ヒハツモドキなど沖縄産のボタニカルが多く使用されています。
“トロピカル&リッチ”な味わいが特徴的なクラフトジンです。
※下記は定番ボトルの情報
造り手 | 瑞穂酒造(沖縄・那覇市) |
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主なボタニカル | ピーチパイン、シークヮーサーの葉、ヒハツモドキなど |
度数/容量 | 48%/500ml |
値段 | 3,888円(税込) |
【関連記事】
⇒沖縄発トロピカルなジン「ORI-GiN 1848」~ 開発者に聞く、誕生ストーリーとジンに込めたこだわり
ネイビーストレングス クラフトジン
沖縄東部の泡盛の造り手・石川酒造場が2019年にリリースしたクラフトジンです。
その名のとおり、日本ではまだ珍しい“ネイビーストレングス(アルコール度数57%のジン)”スタイルのジンで、そのぶんフレーバーをしっかり感じられる仕様となっています。
ベースには泡盛を再蒸溜しクリアに仕上げたスピリッツを使用。沖縄産のカーブチー(柑橘類)やタンカン、ヒハツモドキ、からきなどを個別に蒸溜し、造られる少量生産のジンです。
※下記は定番ボトルの情報
造り手 | 石川酒造場(沖縄・西原町) |
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主なボタニカル | カーブチー、タンカン、ヒハツモドキなど |
度数/容量 | 57%/500ml |
値段 | 3,931円(税込) |
ISLANDS BEVERAGE(アイランズビバレッジ)
沖縄を拠点とする“飲む”にまつわる専門店・LIQUIDによる「ISLANDS BEVERAGE」は、島々の造り手たちと共に、島々の大地の恵みを活かした、飲み物づくりを探究するレーベルです。
これまでに石川酒造場が製造を担った「O LEMON GIN(オー レモン ジン)」と、瑞穂酒造が製造した「T CACAO GIN(ティ カカオ ジン)」がリリースされており、前者は沖縄産コウスイレモンを軸に、後者は人気のチョコレート専門店・TIMELESS CHOCOLATEのカカオを軸に使っています。
いずれも人気ボトルで、販売直後に完売しています。
※下記は「T CACAO GIN」の情報
造り手 | 瑞穂酒造(沖縄・那覇市)/企画:LIQUID |
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主なボタニカル | カカオ、ピーチパイン、コリアンダーシードなど |
度数/容量 | 48%/500ml |
値段 | 5,500円(税込) |
⇒国産クラフトジンの造り手インタビュー記事まとめ
⇒ジン好きが選ぶ、まず味わっておきたい「定番クラフトジン」6選
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⇒バーテンダーへの8つの質問
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